リズム法による避妊って効果はあるの?

避妊の方法の1つとして提唱されているものの1つにリズム法と呼ばれるものがあります。これは、いわゆる「オギノ式」と同義であり、医学博士・荻野久作氏によって提唱された学説です。
このリズム法=オギノ式についてまとめてみました。

view235

お気に入り お気に入り0

お気に入りに追加

  • リズム法にまつわるある調査

  •  

    アメリカで行われた意識調査において、ティーンエイジャーが避妊に対して持っている認識について調べられたものがあります。
    それは日本の10代のそれにも通じるものがありました。

  • 避妊意識の希薄化

  • "確実な避妊につながらない「リズム法」"ってオギノ式やん RT @finance_news: ガールフレンドの妊娠にうろたえない男子が増加-米「10代の性」調査 #bloomberg http://bit.ly/9PiRM3
     

    このツイートは、2010年に発表されたアメリカの10代男子が性に関して抱く意識を調査した結果の記事を取り上げたものです。

  • 15-19歳の男子で未婚の女子に子どもがいても構わないと答えた割合は前回の調査より増えた。対象期間は2006-08年で、前回調査はその6年前。確実な避妊につながらない「リズム法」の利用が増えているのも特徴で、この避妊法では1年以内に4分の1が妊娠するという。
    出典 :ガールフレンドの妊娠にうろたえない男子が増加-米「10代の性」調査 - Bloomberg
     

    この調査は、アメリカのティーンエイジャーが不測の妊娠に対して持つ危機感が薄れていることを示したものです。避妊法として、器具を使わず妊娠リスクが少なくないとされるリズム法を採っている男子が多いという報告です。

  • そもそもリズム法=オギノ式とは

  • というかオギノ式を避妊に使うやついるけどあれもともと効率的に孕ませるために作ったやつだし
     

    リズム法=オギノ式とは、もともとが避妊法として提唱されたものではないのです。

  • 1924年、産婦人科医・荻野久作博士によって提唱されました。
     「排卵は周期日数に関係なく、次回生理の第1日から逆算 して14日プラスマイナス2日にある」
     というものです。
     それまで「生理→排卵」の順番と思われていた体のサイクルを、全く逆の発想から問い直し、月経のメカニズムを解明しました。
    出典 :Q42・“荻野式避妊法”?
     

    当時女性の月経サイクルに関して詳細な研究がなされていなかったところに現れた新たな説です。

  • 避妊と宗教

  • カトリック教会、オギノ式避妊は認めているのに経口避妊薬はダメなんだよな…
     

    これは、カトリックにおける自然妊娠を推奨する考え方からです。

  • キリスト教、特にカトリック教会では生命尊重の立場から伝統的に人工妊娠中絶に反対する立場をとってきた。 カトリック教会内の保守層は、人工的な手段による避妊を否定している。ただしオギノ式は自然な産児制限として認められていた。
    出典 :産児制限 - Wikipedia
     

    あくまで生命は自然に授かるものであるという観点から、それを人工的に操作することを禁じられているのです。しかしリズム式でタイミングを見計らうことは操作ではないとされています。

  • 提唱者の荻野氏は

  • オギノ式は荻野久作が発見した排卵と月経周期の法則を利用した子どもを作るための方法。だけど、逆に避妊法として広まってしまい、ローマ教皇庁公認の避妊法にまでなった。荻野はもっと確実な方法があるのに不確実な避妊法によって中絶される命に心を痛め、避妊法としての利用に反対していたのに…
     

    この方法を提唱した荻野久作氏は、むしろ効率的に妊娠するための方法として発表したのです。そして、結果的に避妊法として利用されていることに危惧を覚えていました。

  • もっと確実な避妊法があるにもかかわらず自身の学説を安易な避妊法として使い、結果として望まない妊娠をして人工妊娠中絶により失われる命のあることに久作は憤りを感じていた。そして、むしろ不妊治療に役立てて欲しいと主張した。
    出典 :荻野久作 - Wikipedia
     

    子供を作らないことに関しては荻野氏は否定的であったのです。

  •  

    リズム法が避妊率の高さを誇るものではないのは、もともとが子供を作るための方法であったからです。
    こういった意識は頭に留めておきたいですね。