タバコ吸わないと脳が集中できない!の心理

よくタバコを吸うとシャキッとするとか、集中できるという話を聞きます。
果たしてそれは本当なのでしょうか?

  • LLWO 更新日:2014/03/28

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  • おおよそにおいて、タバコが体にとって有害な事は周知の通りです。
    分煙も進んだ昨今、それでもタバコを吸ってしまう人がいます。
    それだけではありません。カッコイイから、落ち着けるって聞いたから、集中できるらしいから、
    こんな理由で吸おうかな?と考えている人も少なからずいるのです。
    カッコイイ云々はともかくとして、果たして非喫煙者より落ち着いたり、集中できるのかを調べました。

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    タバコは棺桶の釘と言うけれど・・・

  • 検証 頭はスッキリする?

  • 実は喫煙者はたばこなしでは、幸せを感じにくくなっているのです!!喫煙者はたばこを常習的に吸うことで、脳波の中のα波(リラックス、癒しの効果、調子がいい、心地よいと感じて時に出る脳波)が低下しやすく、幸せを感じにくくなっています。それを補うためにたばこを吸い、脳波をもとに戻そうとするのです。それがたばこを吸うとスッキリしたとか集中力が増したという感覚になります。
    そして、そのスッキリした感覚が鮮明に頭の中に焼きつき、あたかもすべてのストレスにたばこが効くという錯覚に陥ってしまうのです。
    本当はたばこが作り出している喫煙できないことによるストレスにのみ効いているに過ぎないのにね!
    出典 :SGホールディングスグループ健康保険組合 健康調査特集 第6回 たばこ特集
     

    タバコを吸えないとイライラし始めるのでまた吸う。この繰り返しなのですね。

  • 検証 集中できる?

  • たばこを吸うと頭の回転がはやくなるのでしょうか。喫煙者にたばこを2本15分間で吸ってもらい、赤、青、黄色など5種類の色で書かれた色を表す漢字を読むという実験です。これをたばこを吸う前と吸った後で、正確に早く文字を読む割合を比較しました。
    元を100%とすると、フィルター付きたばこで6%ほど、フィルターの無いタバコで12%近く判断時間が遅くなったという結果が出ています。
    (中略)
    これは、たばこの中のガス相の一酸化炭素が、ヘモグロビンと結合し、本来結合するはずの酸素と結合できていないため、一酸化炭素を含んだ血液が身体をめぐり、脳へも酸素の不足した血液がめぐるため、大脳の酸素不足が作業能率を低下させるからです。
    出典 :タバコと 頭の働き 痴呆との関係
     

    脳に酸素を送ることが、いかに大事かが分かります。

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    煙が目にしみる

  • 検証 脳が萎縮するって本当?

  • 肺が黒ずんでしまうというのは、写真等で見た人も多いはず。
    では脳が萎縮するというのも本当なのでしょうか。

  • 東北大学のドクターの研究では、脳の萎縮度合いが大きくなるのは40歳ころからです。喫煙者とそうでない人の脳を各種CTで撮影検査したところ、喫煙者は吸わない人に比べて、10~15歳早く萎縮が始まる結果が出ました。さらに、50歳以降、脳の老化が一段と深くなるということです。原因は脳にまわる血液量が吸わない人に比べて10%少なくなる。それで、脳が慢性の酸欠、栄養不足になる。おまけに善玉コレステロールが低く、総コレステロール値が高くなる。動脈硬化促進体質になっているということです。
    出典 :酒とタバコと脳
     

    脳の酸欠は、痴呆にもつながります。
    困ったことに痴呆になってもタバコを吸い続け、あげく火災に発展してしまったというケースも少なからずあるのです。

  • 検証 でもアルツハイマーになりにくいんでしょ?

  • アルツハイマー病患者では、脳内アセチルコリンの遊離量が低下している傾向にあることから、喫煙又はニコチンにより、ニコチン性アセチルコリンレセプターを介するアセチルコリン遊離によるアルツハイマー病抑制効果が生化学的に示唆されています。
    (中略)
    その後のコホート研究(1998年)により、ある種の遺伝子を持つ者では喫煙がアルツハイマー病の予防的効果を示したものの、統計的に有意ではなく、逆に、別の遺伝子を持つ者では喫煙が危険因子であることが示されたためです。

    以上述べたとおり、症例対照研究では喫煙によるアルツハイマー病防止効果が明らかで、かつ、生化学的考察でニコチンによるアルツハイマー病抑制効果が示唆されていますが、その他の研究結果も合わせると、喫煙者はアルツハイマー病のリスクが低いとは必ずしも断定できない状況です。
    出典 :紫煙を楽しむ|日本パイプクラブ連盟
     

    確かにパイプ喫煙愛好会はこのような見解なのですが・・・。
    ちなみに喫煙科学研究財団も似たような見解です。

  • イギリスでは、3万4000人以上の男性医師を調査対象として、
    約50年ほどの追跡調査を実行したそうです。
    研究では、喫煙がアルツハイマー病が血管性認知症を抑制する効果は、特に見られず、発病する場合の年齢も、非喫煙者の比べて、早まっているらしく、更に、10年以上、煙草を止めていたとしても、痴呆に関するリスクは、現役の喫煙者と変わりがない。
    という残念な結果が、確認されているそうです。
    出典 :煙草でボケ防止?。。。そのウソとホント。
     

    このような実験結果も存在します。また、別の実験では、喫煙者は非喫煙者の20倍近い認知症に対するリスクを抱えるという結果になりました。

  • 本当はどっちなんだろう?

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    実はまだ決着が付いていません。なぜなら・・・

  • 確かに、1994年に出版された本に『タバコはボケを防止するか』というものがありました。
     浜松医科大学の高田明和名誉教授が書かれた本ですが、その中で、『タバコを多く吸う人ほどアルツハイマー病になりにくいといえてしまうことになる。』と書かれています。
    (中略)
     実は、『タバコはボケを防止するか」の作者は現在は本の内容を否定されています。
    出典 :タバコを吸うとぼけない? - 禁煙センセイ.com
     

    なぜ主張を翻したのでしょうか。
    実はと言うと・・・

  • まず喫煙者は、アルツハイマー病になるよりも早く、タバコが原因の一つとなった病気で亡くなるケースが多いのです。アルツハイマー病の患者を対象に検証を行ったのですから、これでは喫煙者が少ないのもある意味納得です。

    加えてアルツハイマーになったせいで、自分がかつて喫煙者だったか思い出せなくなっているというケースもあったのです。

    故に、今ではタバコがアルツハイマーを含めた認知症を促進させているという学説が主流です。

  • 最後に決めるのは あなた

     

    いずれにせよリスクの方が勝るのは確か。
    それでも自分の意思で吸い続けるのは、ある意味カッコイイのですが・・・。
    できればその意思と粘り強さをもっと他の所で活かして欲しいですね。