新薬、ヒュミラでクローン病寛解。どんな薬?レミケードとの違いは?

2010年から承認されたヒュミラでクローン病治療。
医師から勧められて不安に思っている患者さんも多いと思います。
どんな薬なのか、レミケードとの違いなどをふまえてまとめました。

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  • クローン病の患者さんに朗報!

  • 2010年には患者さん自身で皮下注射できる抗TNF-α抗体製剤アダリムマブ(ヒュミラ®)がクローン病に保険適応となり、様々な治療法の選択枝が増えることとなりました。
    出典 :滋賀医大内科学講座
     

    ヒュミラはリウマチなどの治療に使われていた薬ですが、
    クローン病に対しても承認されました。

  • クローン病は、消化管に潰瘍や炎症病変が発生し、長い経過の中で再燃・再発を繰り返す炎症性腸疾患であり、患者数は年々増加しています。国内で実施した中等症または重症のクローン病患者様を対象としたプラセボ対照二重盲検試験において、「ヒュミラ®」は海外試験と同様、寛解導入および寛解維持効果を示し、良好な忍容性が認められました。
    出典 :ニュースリリース | エーザイ株式会社
  • 医師から紹介があった患者さんもいらっしゃるかと思いますが、
    ヒュミラでクローン病治療をすることには
    従来のレミケードと比べてどのようなメリットがあるのでしょうか?

  • ヒュミラってどんな薬?

  • TNF-α(ティーエヌエフ-アルファ)とは、本来、腫瘍を壊死させるなど、自身の体を守るために体内で生産される物質ですが、潰瘍性大腸炎やクローン病における炎症のメカニズムには、このTNF-αが過剰に分泌されていることが関与していると考えられます。
    出典 :潰瘍性大腸炎・クローン病の抗TNF-α抗体製剤|炎症性腸疾患ポータル
     

    この、TNF-αの働きを抑える薬が、従来のレミケードや、
    今回承認されたヒミュラです。

  • ヒュミラ®は,「関節リウマチ」「乾癬」「クローン病」「強直性脊椎炎」「若年性特発性関節炎(小児リウマチ)」「腸管型ベーチェット病」「潰瘍性大腸炎」の治療に用いられる新しい薬剤です.
    出典 :ヒュミラ®情報ネット
  • ヒュミラ自己注射シーン

     

    ちょっと注射器の形状が違うようですが、ヒュミラの自己注射です。

  • 注射器1本には、40mgのお薬が入っていて、最初は腕や太もも、お腹などに4箇所一気にプスプスプスプスっと注射します。皮下注射と言って、血管に針を刺す訳ではなく、脂肪が割とある体の部分に刺します。
    出典 :【第36回】「ヒュミラ」と「レミケード」� ままふぉ IBD(潰瘍性大腸炎、クローン病)でもおいしい食事を 無農薬野菜、減農薬野菜、新潟県特産品ショップ
     

    かなり痛いという噂があります…。

  • クローン病は特定疾患であるため公費負担となる。
    出典 :インフリキシマブ - Wikipedia
  • 安定期にはヒュミラ」40mgを2週間毎に注射する。
    薬価が71,097円 3割負担で、約2万2千円程度でかなり高額なので、特定疾患疾患受給者証を持っていないと、つまり中等症または重症の活動期にあるクローン病でないと金額負担はかなりのものとなる。
    出典 :ヒュミラ、クローン病適用拡大10月正式承認の見込み。
     

    公費負担じゃないと、保健適応でも治療費がかなり高額になります。

  • レミケードとヒュミラの違い

  • 同じ抗体製剤である「レミケード」と異なり、完全ヒト型抗体(マウスなどの異種タンパクを含まない)のため、中和抗体(ヒュミラに対する抗体)が出来にくいとされ、リウマトレックスの併用は必須ではありません。
    出典 :ヒュミラ
     

    ヒュミラはヒト由来であるため、抗体ができて効きにくくなる危険性が少ないそうです。

  • それにしても特筆すべきはヒュミラがレミケードを抜いたことですね。ヒュミラはレミケードと比べて効きがイマイチとか色々とありましたがデータ的にみるとそうでもなくヒュミラが使われていますね。
    もちろんレミケードは点滴で90分かけて投与ですがヒュミラは自己注射で出来ますのでその至便が受け入れられているのですかね?
    出典 :ヒュミラがレミケードを抜いた!-大型医薬品売上高ランキング2012 | 時事戯言!炎症性腸疾患!クローン病!(潰瘍性大腸炎)
     

    もうひとつの大きな違いは、点滴か皮下注射かということです。

  • ヒュミラ®についてのQ&A:ヒュミラ®皮下注40mgシリンジ0.8mLについて | 使う | 関節リウマチ | 患者さま向け | ヒュミラ®情報ネット

     

    ヒュミラでは自己注射もできます。

  • 基本的にはレミケードが8週間の投与間隔に対して、ヒュミラは2週間です。
    レミケードは点滴で最短でも2時間、ヒュミラは皮下注射で数分で終わり、自己注射も可能。
    両方やってみて、ヒュミラは体温や血圧を測ることもなく、手軽にできました。
    出典 :井上明の今日の名言