意外と知らない。デンタル・フロスの使い方、必要性について

口内トラブルを抱えている人だと歯医者さんからフロスの使用を勧められた経験はあるかと思います。ここではそんなデンタルフロスについて、その概要や使い方、意外と知られていない豆知識などをご紹介します。

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  • 歯肉にすきまがない若い人は、デンタル・フロスを常用する必要はない

  • 世間ではオーラルケアの観点デンタル・フロスの使用が推奨されています。しかし、デンタル・フロスを毎晩使用するようには、指導は実はあまりされていません。

    というのは健康な人の歯は歯頸部・隣接面をビッチリと三角形をした歯肉が埋め 嚇ているのですが、密接した歯のあいだをデンタル・フロスを通過させて歯頸部まで下ろすとき、かなりの力がはいってゴツンとフロスが歯肉の頭に衝突して歯肉を傷める危険性があるのです。

    もうひとつの理由は、デンタル・フロスを就寝まえにつかうのは、なかなかめんどうで(馴れればよいのですが)実行できないことです。オーラルケアを目的にしている人は基本的に口内トラブルの原因となる歯垢を歯みがきで徹底的にとりのぞくように指導されています。歯みがき法として、スクラビング法とローリング法、あるいはバス法を組み合わせて、歯垢をできるだけ「完全」にとりのぞくのです

    この二法を採用すれば、歯間のかなりの部分に歯ブラシがはいりこみ、歯垢染めだし剤で染めても歯垢が見つけだせないはどピカピカに歯をみがくことが可能です。これがきができていれば、口臭の心配もムシ歯の心配もないと考えられているからです

  • きちんと歯磨きができていればフロスが無くとも虫歯や口臭は予防できる

  • きちんとしっかり歯みがきができていれば、口臭の心配も虫歯の心配も大丈夫。

    たしかに、歯の隣接面は歯ブラシでみがけませんが、その部分は歯科のホームドクターによる定期検診にゆだねておけば大丈夫です。

    ただし、歯質が弱くて歯の隣接面の歯垢が見のがせないため、歯科医からデンタルフロスをつかうよう指導されている方や、徹底的に歯垢をとりのぞきたいと考えている方、また、歯頸部に三角形のすきまができはじめている方は、ぜひ実行するのが良いでしょう。

    そして、いつも使用しなくても大丈夫なあなたも、デートや重要な会議、会合に出席することのある前夜くらいは、日臭のチェックをかねて、フロスを通すようにしてみるのもよいかもしれません。歯間部の歯垢がとれるのはたしかなこととなのですから。

  • 日本人にとって歯磨きは昔から身近なものだった

  • 江戸時代の後期,あと50年ほどで明治になる文化文政時代(1801~1829),上方などにもない江戸の名物として`歯みがき売り″が挙げられています。

    当時の歯みがき粉は,微粒の白砂を水洗いして,竜脳や丁子などの香料薬物を入れたものでした。ところが,江戸の歯みがき粉は房州砂(みがき砂)を原料としたものでとくに上質であったとか。

    この時代の滑稽本『浮世床』の作者。式亭三,馬は,薬店を経営している時期に,化粧水「江戸の水」をはじめとする化粧品とともに,「三馬製法の箱入り歯みがき」を売りだし,ヒットさせたことが知られています。

    三馬は「砂を用いず」と断って,におい入りの箱に入れ女性向け商品を開発したのだそうです。

    勇肌の江戸っ子たちは,歯の芯がすリヘるほどこすって歯をまっ白にしていたといい,ちょっとした悪態にも「口中がくさいぞ,だまっていろ!」と,いったのだそうです。

    これは現代のような他者へのいじめではなく,歯みがきをしている自分自身を自慢して切ったタンカです。

    つまり,歯みがきは,活気づく大都会。江戸の新しい習慣であったわけです。

  • ちなみに・・・

  • ★余談

    歯みがき売りですが,あと10年ほどで明治になる嘉永,安政のころには, 4代目菊五郎が芝居で歯みがき売りに扮したことがあり「おはよう」といって毎朝早く歯みがきを売り歩くおはようの歯みがき売りが大急増したそうです。

    1 歯みがきを入れた箱を緋縮緬の紐で肩へかけて売る姿は,なかなか粋で,以前よりもよく売れたといわれます。

  • 参考リンク