エボラだけじゃない!まだあった「マールブルグ熱」のアウトブレイク

ウィルス性出血熱はエボラだけじゃありません。マールブルグ熱の脅威についてまとめました。

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  • マールブルグ熱、聞いたことありますか?

    最近、アフリカ大陸で流行しているエボラ出血熱がアメリカや各地で2次、3次感染を引き起こしていて、猛威を振るっています。
    幸い致死率100パーセントではありませんので、回復している方も大勢いますが、残念なことに患者の治療にあたった医療関係者の中で、命を落とした方もいらっしゃいます。

    マールブルグ熱も、エボラ出血熱と同様、恐ろしいウィルスですので、どんな状態になるのか見ていきましょう。

  • マールブルグ病が初めて確認されたのは、1967年、ドイツのマールブルグとフランクフルト、セルビアのベオグラードで同時期にアウトブレイクが発生した後です。疾患名は発生地のマールブルグにちなんで名づけられました
    出典 :FORTH|最新ニュース|2012年|マールブルグ病(出血熱)について (ファクトシート)
     

    1967年に初めて流行したとのことで、今からまだ50年も経っていません。発見されてから歴史が浅いウィルスなので、症例が少なく、判断材料も多くはありません。だからこそ治療の難しい疾患と言えます。

    アウトブレイクとは、集団感染のことです。
    1990年代の終わりころ、まさにこの言葉のままのタイトル「アウトブレイク」という映画が、ダスティン・ホフマン主演で公開されました。
    日本でも観客動員数はかなりのものでしたが、これを見た多くの方は、流行性出血熱について衝撃を受けたのではないでしょうか?

  • 「アウトブレイク」

     

    ダスティン・ホフマン、レネ・ルッソ、モーガン・フリーマンという名優によって映画化された作品「アウトブレイク」
    映画が始まって間もなく、ウィルスの拡大を防ぐために衝撃的なシーンがありました。
    これを見た方は、冒頭からショックを受けたのではないでしょうか?

    リアルに描かれているため、限りなくノンフィクションに近い作品だったのかもしれません。

  • どうやって人から人へ感染していったのでしょうか?
    先日、エボラ出血熱に感染し、回復した方が、その時の様子を語ってくれました。

  • 看護師パシエンシア・メルガルさん(47)は、リベリアの首都モンロビアの病院でエボラ患者の手当てに従事していた8月、自らも感染・発症した。 この病院では7月以降、エボラ患者が急増。メルガルさんは、高い気温の中で患者の手当て中、汗でずり落ちてきた眼鏡を押し上げようと、手袋をした手で顔に触れた。「あのとき目や鼻から感染したと思う。
    出典 :Yahoo!ニュース - エボラ感染「ずれた眼鏡を上げた時に」 回復の看護師 (朝日新聞デジタル)
     

    恐いですね。それについ何か月か前の話ですから、生々しい感じもします。

    手で顔に触れただけで感染してしまうというのですから、エボラ出血熱の感染力はかなり強いものです。

  • 看護師パシエンシア・メルガルさん

     

    回復してよかったですね。

  • エボラ出血熱について、WHO=世界保健機関は22日、感染者が9900人を超えたと発表し、感染者の数は今週中に1万人を超えるとみられています。西アフリカを中心に感染が広がっているエボラ出血熱について、WHOは、22日、感染やその疑いのある人が9936人となり、このうち4877人が死亡したと発表しました。
    出典 :エボラ感染者数 今週中に1万人超えか NHKニュース
     

    2014年10月22日の発表ですから、つい昨日のことです。昨日の時点で9900人ですからあっという間に広がってしまいました。

  • そもそもマールブルグ熱は、何がきっかけで感染するのでしょうか?

  • オオコウモリ科のルーセットオオコウモリ(Rousettus aegypti)がマールブルグウイルスの自然宿主であると考えられています。マールブルグウイルスはオオコウモリから人に感染し、人-人感染によって、人の間で広がります。
    出典 :FORTH|最新ニュース|2012年|マールブルグ病(出血熱)について (ファクトシート)
     

    コウモリから感染するのですね。
    コウモリなんて、日本ではあまり見ることがないので、何だかあまりリアリティーがありませんよね。
    しかし、感染した人から、今度は人へ感染しますので、そこでコウモリに接触していない人も罹ってしまうのです。

    エボラ出血熱と同様、2次感染3次感染になると、あっという間に拡大してしまいますので、最悪人類滅亡の危機に陥る可能性もあるわけです。

  • 潜伏期間は数日から1週間程度、発症は突発的で、発熱、頭痛などの初期症状から、嘔吐や下痢を伴うこともある。
    出典 :FBシェア速報 : 【やばい】エボラ並みの脅威? 「マールブルグ出血熱」犠牲者がアフリカで発生
     

    潜伏期間が1週間もあるとなると、その間に他の人へ感染してしまう可能性は高いですね。
    いざ、発症しても、1週間自覚症状がなければ、感染したときのことなど忘れてしまうでしょう。

    この潜伏期間が長いこともやっかいなウィルスなのです。

  • 症状が重篤な病気の間、患者の高熱は持続します。中枢神経系の合併症として、錯乱、易刺激性、攻撃性を伴うこともあります。精巣炎は、時折、病期の後半(第15病日)で報告されています。 死亡例では、通常、重度の失血とショックを起こし、多くの場合、第8病日から第9病日に死亡しています。
    出典 :FORTH|最新ニュース|2012年|マールブルグ病(出血熱)について (ファクトシート)
     

    恐ろしいですね。しかし、2週間命が持てば、死亡する確率は低いかもしれません。
    発症後1週間~10日が生死の分かれ目なんですね。

  • ラスリー医師によると、ウガンダにおけるマールブルグ熱感染は2012年が直近の例。その時は2ヵ月で終息したが、20件の症例が確認され、致死率は45%にのぼった。同じく2012年、国内では2例のエボラ感染も確認されたという。ラスリー医師は「エボラと同様、できることは、水分補給、血圧安定剤、解熱剤、鎮痛剤、吐き気をとめる薬の投与といった対処療法のみ。
    出典 :ウガンダ:"マールブルグ出血熱"が発生――エボラと類似の感染症 | 活動ニュース | 国境なき医師団日本
     

    マールブルグ熱に対応したワクチンはまだ開発されていません。
    自分の生命力にかかっているといっても過言ではありませんので、これはもう運としか言いようがないでしょう。

    普段から予防はもちろん、身体を鍛えておく必要があるかもしれませんね。