子供の免疫 免疫とは

子供の健やかな成長を願わない親はいません。健康で丈夫な体作りに必要不可欠なのが免疫です。今回は、そんな子供の免疫システムについてまとめてみました。

  • lotta 更新日:2014/04/25

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  • 免疫とは

  • 免疫とは「疫(えき)から免れる(まぬがれる)」、すなわち「伝染病」などからのがれるということを意味する言葉です。
    出典 :免疫とは?|バイオのはなし|中外製薬
     

    たとえば、一度「はしか」などの伝染病にかかったほとんどの人はその伝染病にかからなくなります。これを「免疫ができた」と言います。

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    この免疫システムは、体内に侵入した細菌やウイルスなどを異物(自分以外のもの)として攻撃することで、自分の身体を正常に保つという大切な働きをします。

  • このようにさまざまな免疫を担う細胞が協力して、ウイルスに感染した細胞を攻撃し、やがて感染症が治ります。

     

    風邪などのウイルスが体内に侵入すると、まずマクロファージが現場に駆けつけてウイルスの情報を集めます。
    マクロファージは、そのウイルスの情報を免疫の“司令官”であるT細胞に伝えます。 情報を受け取った“司令官”のT細胞は、“殺し屋”のキラーT細胞にウイルスに感染した細胞を探して破壊するように命令します。
    次に、“司令官”のT細胞は、B細胞に抗体を作るように指令を出します。 指令を受けたB細胞は、そのウイルスに対抗する大量の抗体を作り出します。この抗体が補体と協力して、ウイルスに感染した細胞を破壊します。

  • 免疫力が低下すると

  • 免疫力が下がると、さまざまなウイルスや細菌による感染症にかかりやすくなります。
    出典 :セルフドクターネット
     

    抵抗力が下がって、かぜやインフルエンザが流行するとすぐにかかってしまったり、いったんひいてしまうと重症になったりします。

  • 免疫力は、日常生活の中の疲労や栄養不足、ストレスなどにより低下するとも考えられています。
    出典 :セルフドクターネット
     

    遺伝的なことや生活環境でひとり一人個人差があります

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    とくにもともと免疫力が低い高齢者や乳幼児、病気療養中の人などは、感染症にかかるとこじれたりするので注意が必要です。

  • 生まれたばかりの赤ちゃんの免疫

  • 胎児は、無菌状態の子宮内では、免疫生産能は、獲得していません。

     

    誕生するまでは胎内という無菌室に入っている

  • 生まれてくるときにママから免疫をもらうおかげで、生後6カ月ぐらいまではあまり風邪をひきません。

     

    麻疹、風疹、おたふくかぜの場合、ママが免疫を十分にもっていると赤ちゃんに免疫が移行して生後8~10カ月ごろまではかかりにくいのです。

  • 出生と同時に抗原・抗体反応を獲得していきます。
    出典 :新生児の免疫系 | 新生児の生理的特徴
     

    新生児は、白血球、リンパ球の産生はあるが、貪食作用能力はきわめて低い状態にあります。また、生後2か月ころまでは、自己のγーグロブリンを産生することができず、さらに免疫産生に長い期間を要します。

  • 皮膚による防御

     

    出生直後に新生児の皮膚表面は、弱アルカリ性で、生後2~3日で弱酸性になり、感染に対する防御機能をもつようになります。新生児の皮膚は角質層が薄く、非常に傷付きやすうえ、皮膚表面かあら異物を吸収しやすいという特徴もあります

  • 初乳には新生児を細菌やウイルスから守る抗体成分が多く、効果も約半年続きます。
    出典 :初乳とは
     

    初乳に含まれる抗体に、IgA抗体があります。IgA抗体が少ない赤ちゃんは、アレルギー症状が出やすいと言われています。

    IgA抗体は分泌型免疫ブログリンAという、抗体の1種です。消化器官や呼吸器管の粘膜の免疫を高めるので、新生児は母乳だけでも病気にかかりにくい体を保つことができます。

  • 母乳には、免疫を赤ちゃんに受け渡すと言う大切な機能があります

     

    さらに、赤ちゃんが風邪をひくと、お母さんの母乳の中にその風邪のウイルスに対する抗体が出てくる、という報告があります。

  • 幼児期の免疫

  • 10ヶ月前後をすぎると母親からもらった免疫抗体が枯渇し、途端に非常に感染しやすい状態になります。
    出典 :こどもと免疫
     

    生後10ヶ月を過ぎた頃から自分で免疫抗体をつくらなければなりません。

  • こどもは5才くらいまでに毎週のように感染を繰り返し、ウイルスや細菌に負けない抵抗力(免疫)を獲得してゆきます。
    出典 :こどもと免疫
     

    したがって何回も熱をだしたりかぜをひいたりすることは乳幼児ではごく普通なので、過剰に悩む必要はありません。

  • 風邪には、幼小児では年5~8回、多い乳幼児では年15回前後罹ります。

     

    成人では1~2回程度の罹患になります。

  • いたずらに守っては免疫を獲得できません。

     

    そうしてほぼ300の感染症に罹患し免疫が成立すると、それからは成人と同様年に2~3回程度の発熱ですむことになります。元気に学校生活を送る準備が整ったことになるわけです。