骨粗鬆症の方は、特にご注意! 圧迫骨折・脊椎椎体圧迫骨折

転倒やしりもち、くしゃみでも骨折してしまう圧迫骨折は、骨粗鬆症と深い関係が有ります。コルセットやギプスを装着して安静にする保存療法が主ですが、外科的療法には、ねじなどを使った固定療法や、セメントを使ったPVP、最新の、バルーンを使ったBKPがあります。病院に行く前にぜひ参考になさってください。

  • LOL 更新日:2013/08/14

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  • 圧迫骨折とは、どんな病気? 骨粗鬆症と関係が有りますか?

  • 「脊椎圧迫骨折」とは、せぼね(脊椎)が、押しつぶされるように変形してしまう骨折です。 最近は骨粗しょう症性椎体骨折とも言われます。脊椎圧迫骨折の主な原因は「骨粗しょう症」です。
    出典 :脊椎圧迫骨折の基礎と診断| せぼねと健康.com
  • 脊椎圧迫骨折は背骨の椎体がつぶれて扁平になったものです。 20年ほど前までは若い人が高い所から落ち、臀部を強打したときに生じるものでした。 しかし、最近の高齢者の増加にともない骨粗鬆症のある背骨に生じることが多くなっています。

    多くは後方へ転倒し尻餅をついたときに生じます。 その他にお米や布団などの重いものを持ったりしたときや、畑作業や草むしりなどの作業を長時間行っても生じることがあります。

    「みぞおち」の後方にある背骨(胸椎と腰椎の移行部)に骨折が生じやすいのですが、痛みは骨盤付近の腰部に感じます。 痛みには特徴があり、寝ている姿勢から起き上がろうとする瞬間に鋭い痛みが生じ、一旦立ち上がればあまり痛くなく、歩行もなんとか可能というもので、「体動時腰痛」といわれます。

    この体動時腰痛が骨粗鬆症のある人に生じればX線検査で骨折が明らかでなくても、骨折を考えた方がよいといわれています。
    出典 :骨粗鬆症による脊椎圧迫骨折-日本骨折治療学会
     

    しりもちや重いものを持ったときだけでなく、くしゃみや身体をひねったりしたときにも圧迫骨折してしまいますので、普段から、充分お気をつけください。

  • 骨粗鬆症に起因して骨の弱くなっている(脆弱性が存在)とき生じるものでは、胸腰移行部に生じることが多く疼痛が軽度のこともあります。しかし、尻もちなどの明らかに外力が加わったものでは、通常は骨折のある部位の疼痛を伴います。いくつもの場所に多発性に圧迫骨折が生じると背中が丸くなり(円背)、身長が低くなります。

    骨粗鬆症に起因して生じるものは、中腰や重いものを持つなど胸腰移行部に力が集中して骨折することもあります。
    尻もちなどの外力でも力が集中したところの椎体の前方がつぶれくさび形になります。
    出典 :「脊椎椎体圧迫骨折」|日本整形外科学会 症状・病気をしらべる
     

    骨粗鬆症以外に、腫瘍などの転移による圧迫骨折もあるそうです。
    詳しく説明して有りますので、ご覧ください。

  • 気付かない人も多いと聞きますが、放っておくとどうなりますか?

  • 脊椎圧迫骨折は、寝返りをうつ時や、起き上がる時、体動時等に痛みが出ることが特徴です。安静にしていると痛みが少ないので、従来は“年のせいだから”とあきらめられていたり、見過ごされていることが少なからずありました。

    骨折した患者さんのなかには、痛みを感じない人が多くいますが、およそ3人に1人は、骨折時に背中や腰に激しい痛みを感じるといわれています。痛みは、安静にしていると治まることもありますが、それだけではつぶれた椎体は元の形には戻りません。
    つぶれた椎体をそのままほうっておくと、せぼね全体のバランスが崩れていき、他の椎体にかかる負担が大きくなります。そのため、せぼねがひとつ折れると、1年以内に次の骨折が発生しやすいという研究結果があります。
    出典 :脊椎圧迫骨折の基礎と診断| せぼねと健康.com
     

    圧迫骨折の再発を防ぐために、早めに病院へ

  • 保存的療法とは、何ですか?

  • コルセットやギプスを装着したり、ベッドの上で安静にしたりします。
    また、痛み止めや、骨粗しょう症のお薬を使用します。
    コルセットを巻いたまま生活する必要があるため日常の活動が制限され、長期の入院が必要になることがあります。
    また、長期間、ベッドの上で安静を保っていると御高齢の方では著しい筋力低下や見当識障害が発生することもあります。
    出典 :脊椎圧迫骨折の従来からの治療法| せぼねと健康.com
  • 治療の基本は保存治療です。 受傷後1か月の間、骨折部は不安定で容易に変形しますので特に注意が必要です。柔らかいコルセットよりむしろ、硬めのコルセットを使用し、骨折の程度によってはギプスを身体に巻いたりします。これによって、痛みを軽くし、変形の進行をできるだけ防ぎます。それでも痛みは骨折が治る頃まで続きますので、寝たり起きたりの回数はあまり多くしない方がよいと思われます。頻尿の人はとくに寝たり起きたりすることが多いので、尿の回数を減らすお薬を飲んでもらうこともあります。また、畳の上よりむしろ立ち上がりやすいベッドでの生活を勧めています。
    出典 :骨粗鬆症による脊椎圧迫骨折-日本骨折治療学会
     

    受傷した最初の1か月の間に変形を進行させないようにすることも重要で、再び骨折しないようにするため骨粗鬆症の程度を検査し、治療薬を内服して骨を強くすることも非常に重要なことです。骨粗鬆症の治療薬を服用することにより、背骨だけでなく他の部位の骨折予防にもなります。

  • 骨粗鬆症による軽度の圧迫骨折の場合は、簡易コルセットなどの外固定をし、前屈(お辞儀する動作)を禁じ、比較的安静にします。
    安静にすることで、3~4週ほどでほとんどが治ります。

    強い外力によるものでは、ギプスや装具などの外固定で早期に離床し歩行訓練するのが基本になります。圧迫骨折が高度であったり、骨折部の不安定性強かったり、脊柱管(脊髄部)がすれたり骨片で圧迫を受けていたりしている場合や、いつまでも疼痛が残るものには、手術が必要になることがあります。
    出典 :「脊椎椎体圧迫骨折」|日本整形外科学会 症状・病気をしらべる
     

    簡易コルセット

  • 他に、従来の治療法には、どんなものがありますか?

  • 手術によって骨を移植したり、金属製のねじや棒で骨を固定します。
    この方法には大きく分けて、ぜぼねの後ろ側の背中を切開して神経をよけて骨折部位を固定する方法と、体の脇側を切開して臓器をよけて骨折部分を固定する方法があります。それぞれの方法において、切開や治療をする範囲や固定する力が違いますので、骨折にあった方法が選択されます。
    これらの手術の際には、通常入院が必要となり、リハビリも必要になります。
    出典 :脊椎圧迫骨折の従来からの治療法| せぼねと健康.com
  • 金属のスクリュー(ネジ)やロッド(棒)を用いて脊椎を固定したり矯正したりする手術です。神経症状がある場合には、脊椎インストゥルメンテーションとともに、神経除圧術を行い、麻痺の改善をはかります。

    破裂骨折で麻痺が起こっている場合、後弯変形が強い場合、また、保存治療で骨がうまくつかずに脊椎が不安定になってしまった場合などに適応となる手術です。破裂骨折でも、神経の圧迫が軽度のものは保存治療で様子をみることもありますが、40~50%以上脊柱管を占拠しているような場合は、手術をして神経の圧迫をとること(除圧)が必要です。

    健常な骨ではスクリューはよくききますが、骨粗しょう症では骨がもろいために、スクリューを入れた部分で骨折を起こしたり、挿入したネジがゆるんで抜けてしまうことがあります。そこで、ネジを入れる部分に人工骨や骨セメントを入れて補強したり、通常より多くのネジを使用したり、フック(骨に引っかけるタイプの金属)を使用したり、ワイヤーやテープを使用したりと様々な工夫が必要です。

    後弯変形が固まってしまっている症例では、インストゥルメンテーションだけでは矯正しきれないため、骨を切り取って姿勢を変えること(骨切り)も行います。こうなるとかなり難しい大がかりな手術になります。
    出典 :骨粗しょう症性脊椎骨折 | スペシャリストに聞く | 脊椎手術ドットコム
     

    次に説明する、セメント治療と併せて行われることもあるようですね。

  • 最近よく聞く、BKP(経皮的後弯矯正術)とは、どんな治療法ですか?

  • 脊椎圧迫骨折に対するバルーン椎体形成術 animation - YouTube

     

    BKPの術式です

  • Balloon Kyphoplasty【バルーン カイフォプラスティ】(略して「BKP」と呼ばれています)は、1990年代にアメリカで開発された、新しい治療法です。
    この治療法は、世界で80万件以上の脊椎圧迫骨折に対して行われています。日本でも治験を行い、その安全性と有効性が確認され、2010年2月に厚生労働省の承認を得、2011年1月より公的保険が適用されるようになりました。
    出典 :脊椎圧迫骨折の新しい治療法BKP| せぼねと健康.com
  • 骨折した背骨にバルーンを挿入,圧潰した脊椎を元の形に復元した後,背骨に骨セメントを注入する手法です。術直後から優れた除痛作用が得られ,骨折椎体の形態復元により脊柱後彎(強い前屈姿勢)が矯正可能です。傷は5mm程度と小さく,出血もほとんどしません。

    圧迫骨折による様々な症状でお悩みの方,是非とも担当医にご相談ください。
    出典 :西横メディカルなび|医療法人横浜博萌会 西横浜国際総合病院
     

    文下の
    <詳しくはこちらをクリック>
    から、詳しい説明が載っているPDFファイルがダウンロードできます。

  • もうひとつの、PVP(経皮的椎体形成術)とは、どんな治療ですか?

  • 経皮的椎体形成術(けいひてきついたいけいせいじゅつ、英:Percutaneous Vertebroplasty(PVP))とは、圧迫骨折の治療法の一つで、圧迫骨折によりつぶれた椎骨をセメントで整復する治療である。除痛効果が高いとされる。骨セメント療法などとも呼ばれる。
    出典 :経皮的椎体形成術 - Wikipedia
  • 圧迫骨折した背骨(脊椎)に針を刺して、そこから医療用のセメント(骨セメント、ポリメチルメタクリレート)を注入して、補強固定し、痛みをとる治療のことです(図1)。正式には 「経皮的椎体形成術」といいますが、患者さんにはもっぱら『セメント治療』といって説明しています。

    骨粗鬆症などが原因で、背骨が圧迫骨折を起こすと、強い痛みが生じます。これまで、このような骨折の痛みに対して、鎮痛剤の投与や安静、コルセットの使用などで治療してきましたが、痛みがなかなかとれなかったり、高齢者では長期臥床による足腰の弱り、肺炎、痴呆症状が生じて問題でした。

    それに対してこの治療では局所麻酔のもと、切らずに針一本でできるので、負担は軽く、また所要時間は30分ほどです。骨由来の痛みに関してはほぼ確実にとれます。治療後の長期安静は不要で、数時間後には離床が可能となります。
    出典 :CLOSE UP:脊椎圧迫骨折に対するセメント治療 経皮的椎体形成術:武田病院グループ
  • 腰椎圧迫骨折 に対する 経皮的椎体形成術 《当日歩行》 PVP

     

    手術のあと、数時間安静にして、その日のうちに帰宅できる場合も有るそうです。

  • セメント治療を受けた方々の体験記