「気管支喘息」ってどんな病気?どんな治療、薬を用いるの?

ヒューヒューゼーゼーと呼吸困難を伴う「気管支喘息」はとても辛い病気の一つ。では、「気管支喘息」とは一体どんな病気で、その治療はそういった方法や薬が用いられるのでしょうか?

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  • 気管支喘息とは?

  • 気管支喘息は空気の通り道である気管支がアレルギーなどで炎症を起こし過敏になり、何かの刺激で腫れたり痰がでたりして狭くなり呼吸が苦しくなる慢性の病気です。

    「ゼンソク」というと「小児喘息」、「アレルギー」と思い浮かべる方も多いと思いますが最近は成人にも少なくなく、必ずしもアレルギー体質の人だけがかかるとは限りません。

  • 気管支喘息(きかんしぜんそく、Bronchial Asthma)は、アレルギー反応や細菌・ウイルス感染などが発端となった気管支の炎症が慢性化することで気道過敏性の亢進、可逆性の気道狭窄をおこし、発作的な喘鳴、咳などの症状をきたす呼吸器疾患である。喘息発作時にはこれらの症状が特に激しく発現し、死(喘息死)に至ることもある。単に喘息あるいはぜんそくと記す場合、一般的には気管支喘息のことを指す。
    出典 :気管支喘息 - Wikipedia
     

    最悪の場合死に至ることもある大変な病気です。

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    発作が出ていない時には、なかなかわかりづらいですね。

  • 気管支喘息は常に症状があるわけではなく、時間や体調、ストレスなどで強い発作が出たり症状がなかったりします。そのため、身体の不調、喘息の調子が主治医にうまく伝わらないことがあり、カゼと間違われ診断が遅れることもあります。

    またダニの除去といった生活環境、習慣を改善する事で症状を軽くすることもでき医師の治療だけでは不十分で自己管理が極めて重要な病気です。

  • 気管支喘息の症状はどんなものなの?

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    ヒューヒューといった音とともにせきなどが続く症状が一般的

  • ほとんどの喘息患者さんは普段は何の症状もなく暮らしています。しかし、何かしらのきっかけで急に息苦しくなり「ヒューヒュー」、「ゼーゼー」といった音(喘鳴)がでる発作をおこします。

    また慢性的な咳、痰だけの人もいます。発作には自分でもわからないような軽いものから死に至るような重症なものもあり大きな発作を起こしたことがある人は注意が必要です。

    他には、発作や症状が夜間から朝方の時間帯に悪くなる人が多いのも特徴です。

  • 気管支喘息の治療方法は?薬にはどんなものがあるの?

  • 日本では喘息治療のガイドラインである「喘息予防、管理ガイドライン」が1998年に発表され2012年に改定されております。
    小児においては2012年に「小児気管支喘息治療・管理ガイドライン」が改訂されました。これらのガイドラインに基づいて、喘息の治療が行われます。

  • 抗炎症薬:ステロイド薬

  • 吸入ステロイド薬と呼ばれる炎症を抑える薬の吸入薬が、在の薬物療法の中で最も重要視されている薬です。1日2~4回小型のスプレー管を使って吸いますが、効率よくそして副作用を減らすためにスペーサーと呼ばれる吸入補助具を必ず用いるようになっています。

  • 喘息治療を考える上で最も重要となる薬がステロイド薬である。経口ステロイドでは副作用が大きいが、喘息で使用されるステロイドは吸入薬として口から吸い込むタイプがほとんどである。

    吸入薬によって肺や気管支のみにステロイドを作用させることができ、薬の量も経口薬に比べて1/100~1/1000程度の量で効果を得ることができる。そのため、副作用も比較的少なくて済む。
    出典 :気管支喘息と治療薬
     

    ステロイドの吸入は喘息治療の基本です

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    医師の処方、指導を守って使用しましょう

  • このように、吸入ステロイド薬として喘息発作を予防する薬としてフルチカゾン(商品名:フルタイド)、ベクロメタゾン(商品名:キュバール)などがある。
    出典 :気管支喘息と治療薬
     

    薬の使用は医師の指導の下に。

  • 抗アレルギー薬:抗ロイコトリエン薬 等

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    アレルギーを引き起こす原因の科学物質の働きを抑える、抗アレルギー薬

  • アレルギーを引き起こす化学物質の中でも、ロイコトリエンは炎症や気道の収縮に関わっている。そのため、ロイコトリエンの働きを抑えることによって喘息を治療することができる。

    ただし、喘息治療としての抗ロイコトリエン薬は長期管理薬(発作を予防する薬:コントローラー)としてのみ使用される。他にもケミカルメディエーター遊離抑制薬を使用することによっても喘息発作を予防することができる。
    出典 :気管支喘息と治療薬
     

    アレルギーを引き起こす化学物質の働きを抑え、喘息を抑制します

  • 気管支拡張薬:β2受容体刺激薬

  • 運動時などに興奮する神経として交感神経がある。交感神経にはα受容体やβ受容体が存在する。その中でも、この時の気管支拡張作用に関わっている受容体がβ2受容体である。

    つまり、運動時に交感神経が興奮して空気を取り込みやすくなる作用は、気管支に存在するβ2受容体が活性化しているために起こっているのである。

    そのため、このβ2受容体を薬によって刺激することで気管支を拡張し、空気を通りやすくさせることができるはずである。
    出典 :気管支喘息と治療薬
     

    空気の通りを確保して、喘息を和らげます。

  • テオフィリン製剤

  • かつて喘息治療の中心だった薬としてテオフィリンと呼ばれる薬がある。なぜこの薬が喘息治療に使用されていたかと言うと、「気管支を広げる作用(気管支拡張作用)」と「炎症を抑える作用(抗炎症作用)」を併せ持っていたためである。

    ただし、治療域が狭かったり、薬が代謝される過程の個人差が大きかったりとデメリットも有する薬である。現在では徐放性テオフィリン製剤として、ゆっくり溶け出すことによって喘息発作を予防する薬として使用されている。

    このように、ゆっくりテオフィリン製剤を溶け出させることによって喘息を治療する薬としてテオフィリン(商品名:テオドール、テオロング)などがある。
    出典 :気管支喘息と治療薬
     

    現在は使用が減少しています。

  • 抗コリン薬

  • 交感神経の反対の働きをする神経系として副交感神経がある。この副交感神経の働きとしては、食事をしている時など体を休めている時を想像すれば良い。

    この時であると、食事を取ることによって胃や小腸の動きが活発となり、体を休めているために血圧も下がっている。

    また、運動時などでは空気を取り込みやすくするために気管支が拡張しているが、体を休めている場面ではこの逆に気管支が収縮している。つまり、気道が狭くなっている。

    副交感神経が興奮すると、このように気道が狭くなるなどの作用が起こる。そして、この副交感神経の興奮に関与している物質としてアセチルコリンがある。その上で、このアセチルコリンの働きを阻害する薬を抗コリン薬と呼ぶ。

    副交感神経が興奮すると気管支が収縮するため、抗コリン薬はこの反対の作用として気管支を拡張させる作用がある。これによって、喘息を治療することができる。
    出典 :気管支喘息と治療薬