「認知症」の治療最前線。いつかは、自分が、大切な人が。そんな時に役立つ情報総まとめ

歳を重ねると程度の差はあれ「認知症」の症状を持つ人は多くなります。いつかは自分自身も、そして大切な家族が認知症になったら・・・?その治療方法や症状など、「認知症」にかかわる情報を総まとめ。

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  • 「認知症」とは?

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    最近物忘れが・・・とそんな小さなことが、「認知症」のサインかもしれません。

  • 認知症とは、脳や身体の疾患を原因として、記憶・判断力などの障害が起こることです。老化にともなう「もの忘れ」よりも急速に脳細胞が消失して、記憶の一部ではなく全てがなくなったりします。また、人格崩壊、妄想・幻覚といった症状を引き起こすこともあり、日常生活に支障をきたすことが多いのが認知症です。

  • 認知症にかかる人はどのくらいいるの?

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    高齢化が進む現代、今後認知症にかかる人の割合はより一層増してきそうです。

  • 認知症は身近な問題になってきています。65歳以上では、約10人に一人が認知症になっています。また、85歳以上では、発症率が非常に高くなっており、30%近くにものぼるといわれています。

  • 認知症にはどんな種類、症状があるの?

  • 認知症の多くは、アルツハイマー病(43.1%)と脳血管性認知症(30.1%)の2つに区分されます。

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    古い記憶が比較的初期の段階では保たれているのが、アルツハイマーの特徴です

  • アルツハイマーの原因、症状や治療方法は?

  • アルツハイマーが発生する原因は、脳の神経細胞が急激に減少し、脳が病的に萎縮することで起こります。老人斑、神経原線維変化が見られます。

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    脳のスキャンを取ると、老人班などの顕著なサインが診断できます。

  • 主な症状としては「もの忘れ」があげられます。初期は古い記憶は比較的保たれている。「判断力の低下」もみられる。さらに時間、場所、人物の判断がつかなくなる。新しい出来事が覚えにくく、忘れやすくなる。進行すると、もの忘れのために生活に支障をきたるようになる。初期の段階では運動麻痺や感覚障害などの神経症状はありません。

    ゆっくりと症状がはじまり、その後の進行もゆっくりなのが特徴です。

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    家族が周りにいると、早期発見もありますが、一人暮らしだと気づかないまま症状が悪化することも。

  • 治療方法としては、初期には薬物療法 (塩酸ドネベジル など)の適応があります。

  • 脳血管性認知症の原因、症状、治療とは?

  • 脳血管性認知症は、脳の血管に血液が詰まったり、血管が破れたりすることによって認知症になります。 

  • 脳血管性認知症になると、その症状としては、もの忘れ、手足のしびれ、頭痛、めまい、耳鳴り等があることがある。脳卒中の発作が起こるたびに段階的に認知症がひどくなることが多い。
    障害された場所によって、能力が低下することと、しないことがあり、認知はまだら状に低下する。記憶障害がひどくても人格や判断力は保たれていることが多い。日によって症状にも差がある。麻痺、頭痛、めまい、などの神経症状を伴う。

    またその経過も、部位や人によって千差万別。

  • 治療は、血管のつまりや破裂など、脳血管疾患に対する治療を行います。

  • 認知症の治療には、どんな薬があるの?

  • 日本で使われている認知症の薬には主に次のようなものがあります。

    ●コリンエステラーゼ阻害薬
    脳の中でアセチルコリンを分解する酵素の働きを抑えることにより、脳内のアセチルコリンの濃度を高める作用を持つ薬です。

    ●NMDA受容体拮抗薬
    グルタミン酸によるNMDA受容体への過剰な刺激が神経細胞の脱落をひき起こすという説に基づく薬です。

    いずれも医師と相談しながらの処方、治療、経過観察が必要です。