とっても怖い幼児の脱水症状

ヒトの身体の成人で60%、子どもで70%,新生児では75%と言われます。
身体に必須の水分が欠乏してしまう脱水症状は、成人はもちろん、乳幼児ではとても怖い症状であります。

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    子どもたちによく見られる脱水症状とは、どんな状態をいうのでしょうか?

  • 体の成分のうち、水分が欠乏した状態です
    嘔吐などで、水分がとれなかったり、発熱や下痢で体から失われる量が増えることにより、水分が不足することで起こります。
    出典 :小児の脱水症 of 福岡赤十字病院小児科
     

    ヒトの身体の半分以上は、水分で出来ていますので、それが無くなり不足すると言うことは、生命を維持するのにとても危険な状態に至るという事を意味します。

  • 体重に占める水分量が多い

  • 細胞の周りの水分が多い

  • 感染症に罹患しやすい

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    大人と子どもとでは、水分の出入りが違います。

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    脱水症とは、身体から「水分」と「電解質」とが失われた状態です。

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    乳幼児さんには、一日に「体重1kg」あたり、大人の「2~3倍」の水分が必要です。

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    脱水症状の原因は、どのようなものがあるのでしょうか?

  • 食欲低下・・・感染症、胃腸炎、口内炎、等

  • 呼吸の障害・・・肺炎、気管支炎、気管支喘息、等

  • 意識障害・・・髄膜炎、脳炎、等

  • 水分摂取制限・・・心不全、腎不全、肺炎、等

  • 嘔吐・・・感染症、アセトン血性嘔吐症、幽門狭窄症、等

  • 下痢・・・胃腸炎、食中毒、等

  • 多尿・・・腎不全、間質性腎炎、尿崩症、糖尿病(Ⅰ型)、等

  • 皮膚や肺からの水分の喪失・・・熱傷、熱発、高温、等

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    脱水症状の治療にはどのような対応があるのでしょうか?

  • 経口補水

  • 経口補水でも症状が改善されない場合は、直ぐに医療機関に受診する。

  • <急性の嘔吐や下痢で、次のようなときには必ず早く医師の診断を受けましょう>
    ◇乳児である(6か月未満または体重8kg未満)
    ◇早産の既往、慢性疾患または併発症があるとき
    ◇3か月未満の乳児では38℃以上、3~36か月の乳幼児では39℃以上の熱がある
    ◇目で見てわかる血便がある
    ◇頻回かつ多量の下痢を含め、排出量が多い
    ◇嘔吐が持続している
    ◇家族(保護者)がみて脱水症と一致する症状がある(眼のくぼみ、涙の減少、粘膜の乾燥、尿量の減少など)
    ◇精神状態の変化がある(易刺激性:びくびくするなど、感情鈍麻:反応が鈍い、嗜眠:うとうとしている など)
    ◇すでに投与している経口補水療法がそれほど効かない、家族(保護者)が経口補水療法を行うことができない
    出典 :小児の脱水症 of 福岡赤十字病院小児科