【乳幼児期のアレルギー】本当は、食べられるのかも。適切な治療で乳幼児のアレルギーは改善できる?

乳幼児期は消化機能が未熟なせいもあり、アレルギーが出やすいと言われています。
原因となる食材を特定して除去することも大切ですが、近年除去しすぎることで、誤って食べた時にかえって危険だという例も。どういう治療法があるのかまとめます。

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  • 乳幼児期のアレルギー

  • 乳児期に多いのが卵・牛乳・小麦で、幼児期にはそば、ピーナッツ、魚類、果物に対するアレルギーが加わります。さらに学童期から成人にかけては、卵・牛乳が減り、そばや甲殻類が増えてくるのが特徴です。
    出典 :食物アレルギーとは?|食物アレルギーコラム|食物アレルギーのここカラダ
     

    そばや落花生は重篤な反応が起こることがあるので、乳児期は控えるほうが良いと考えられています。

  • 赤ちゃんの10人に1人が『食物アレルギー』

     

    成長するにつれ消化機能が発達し、原因食物を食べられるようになることが多いといわれていますが、放置しておくと症状は悪化して治りにくくなります。
    また、アナフィラキシーショックといって、意識を失ったり呼吸困難に陥るなど命にかかわる症状を起こすことも。

    はじめて食べる食材は小児科の診療時間内である朝食が良いでしょう◎

  • 乳幼児期のアレルギーの多くは、消化器官が未発達のためにおこるものです。未熟なうちは、特に三大アレルゲン(卵・牛乳・小麦)などを「異物」と敏感にとらえてしまうので、特に卵、牛乳、小麦は遅めにあげるといいでしょう。
    出典 :2/2 乳幼児期の「食物アレルギー」って何? [離乳食] All About
     

    9~10か月頃からよく加熱したものを食べさせ始めるといいとのこと。
    乳児のアレルギーで60%以上が鶏卵が原因とされていますので、鶏卵は1歳をすぎてからでも◎

  • 検査が必要となる場合

  • ・食後20分以内に発疹などの異常がみられた
    ・風邪などではないのに、よく咳こむ
    ・身体中に原因不明の発疹または皮膚炎がある
    出典 :食物アレルギーの検査とは [離乳食] All About
     

    これらの症状がある場合は、アレルギー検査を検討してみましょう

  • 乳幼児の食物アレルギー検査の流れ

  •  

    【問診】
    症状がでた時期や状況、両親にアレルギーがあるかどうか、母乳栄養か人工栄養か、離乳食について

    【血液検査】
    「卵」や「牛乳」など、どの食物に対してアレルギー反応を起こす可能性があるかを調べる
    (検査結果が陽性でも食べられることも)

  • 食物アレルギーの診断は、原因と思われる食物を1〜2週間程度試験的にやめてみる「食物除去試験」や、食べさせてみて症状がでるかどうかをみる「食物負荷試験」によって確定されます。この検査は重いアレルギー症状がでることもあるので、専門医のもとで実施されます。
    出典 :気をつけよう! 赤ちゃんの食物アレルギー - Phadia - Setting the Standard - Phadia.com
     

    血液検査の結果だけで、もう絶対に食べられないと決めることはありません。
    適切な診断と治療により改善されることも。
    始める時期が早いほど症状は軽くなり、原因食物を食べられるようになるといわれています。

  • あまり広まっていない『食物負荷試験』

  • 超微量でもアナフィラキシーを起こしてしまうような重症な食物アレルギーのお子さんは、除去するしかありません。
    出典 :食べて治す食物アレルギー|Skywalker院長のブログ
     

    実際は、重篤な反応が出ないレベルにもかかわらず過剰に除去されていることが多いようです。

  • 「どこまで食べられるか調べてあげると、生活の質がすごく良くなるので、きちんと指導してあげることで劇的にお子さんの食事に対する興味とか体の成長が始まる方もたくさんいる。」
    出典 :“食物アレルギー”本当は食べられるのに…|特集まるごと|NHKニュース おはよう日本
     

    学童期に入っても、食物アレルギーを気にして皆と同じ給食が食べられないのはつらいですよね。
    この試験によって、完全除去しなくても食べられるようになる場合があります。

  • 医師が食物負荷試験を行わなかったために、極端な食事制限を強いられた子どもがいます。
    優太くんは、生後10か月の時、血液検査で「食物アレルギーの可能性が高い」と診断され、医師から、数十種類に及ぶ食品を食べないよう、指示されました。
    出典 :“食物アレルギー”本当は食べられるのに…|特集まるごと|NHKニュース おはよう日本
     

    数十種類の食物を完全除去するのは難しいし、栄養面でも心配になりますね。
    その後別の専門医師の診断により、優太くんは普通の食事ができるようになったそうです。
    一切禁じられていた小麦も少量なら大丈夫だと分かり、ずっと食べたかったラーメンやパンも食べられるように♪

  • 経口免疫寛容という概念

  • 免疫をゆるくする「経口免疫寛容」

     

    免疫は体内に入った自己以外の異物を攻撃するものですが、食べ物やダニ、花粉などの通常では人間に無害な物質を攻撃するシステムがアレルギー。
    ただ、口からのルートで物を取り入れた時は、免疫システムが反応し過ぎないようになっていくケースがあり、この概念から、少量ずつ原因食品を口から摂取することでアレルギーが改善されると考えられています。

  • 食物アレルギーはこれまで問題となる食品の除去を続けて、運良く食べられるようになるのを待つしかないとされてきました。当科では食物アレルギーそのものを治す急速特異的経口耐性誘導を我が国で最初に開始し、重症のアナフィラキシーの患者さんでも素晴らしい成果を上げつつあります。
    出典 :アレルギー科 | 地方独立行政法人 神奈川県立病院機構 神奈川県立こども医療センター
     

    アレルゲンとなる食品を極少量から連続的に増量しながら食べる治療だそうです。
    集団生活に入り、万一誤って食べてしまった場合でも、アナフィラキシーショックを起こさないためにも、この治療法が画期的だと言われています。

  • 重症であろうとなかろうと、除去し続ければアレルギーの症状(アナフィラキシーなど)と遭遇することはありません。だから除去を続けろという考え方もあります。「発症」から逃れることはできます。
    でも社会生活を送っていく上で、とうしても誤って口にしてしまうリスクがあるわけです。
    出典 :食べて治す食物アレルギー|Skywalker院長のブログ
     

    そのために、専門医のもとで少量ずつ慣らす治療をすることで、改善しておく必要があると言われているようです。

  • 学童期では多くの子供が改善

  •  

    乳児の10人に1人、3歳児は20人に1人、学童では50人に1人と大幅に減少していきます。これは消化吸収能力や腸管の免疫機能の発達、身体の成長により、食物アレルゲンに対して過敏に反応しなくなる耐性ができるためと考えられます。適切な対処をすれば学童期前までに約8~9割は自然に治るのです。

  • 子どもの個性が一人ひとり違うように、ひとくちに食物アレルギーといっても原因となる食物も、その症状も千差万別。 悩む前に専門医にかかり、正しく知って上手に対応していけば、食物アレルギーは必ずしも怖いものではありません。
    出典 :怖がらないで!食物アレルギー|知ってほしい!食物アレルギーのこと。|キユーピー
     

    専門医を受診して、適切な治療を受ければ改善することが多いのです。