口唇裂の治療は複数の科の受診が前提で、完治までには長期間を要します

口唇裂の原因はいまだに解明されていない部分が多いですが、治療法はかなり確立されています。
治療には複数の科を受診する必要がありますが、根気よく通院すれば完治できる病気です。
また、口唇裂の治療には長い年月がかかるようです。

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  • 唇裂口蓋裂はどうして起こる?

  • 出産されたお子様に,唇裂口蓋裂(しんれつこうがいれつ)が認められた時のご両親やご家族のショックは,大変大きなものと思います。お子様が,健常な子供たちと同じように成長していけるのだろうか?という不安も感じておられることでしょう。
    出典 :口唇裂・口蓋裂の治療について - 県立広島病院
     

    子供が健常に生まれてこなかったらとても不安に思うのは当然です

  • 口唇は胎生8週頃に,口蓋は胎生12週頃にできあがります。口唇や上顎,口蓋を形成するための突起といわれる組織が,それぞれ上方や側方から伸びてきて,顔面や口蓋の中央部で癒合することで,口唇や口蓋が形作られます。
    出典 :口唇裂・口蓋裂の治療について - 県立広島病院
  • 癒合過程が,なんらかの原因で障害された時に口唇裂,口蓋裂が生じます。口唇裂や口蓋裂は,別々に起こることもありますが,同時に見られることが多いです
    出典 :口唇裂・口蓋裂の治療について - 県立広島病院
     

    大抵の場合は口唇裂と口蓋裂は同時に起こります。

  • 原因としては環境要因(約10%),染色体異常(約10%),遺伝要因(約10%),原因不明(約70%)と言われていますが,はっきりとしていないのが現状です。
    出典 :口唇裂・口蓋裂の治療について - 県立広島病院
     

    口唇症はまだまだ原因が解明されていない部分が多いのです

  • 唇裂口蓋裂の発生頻度は,500~600人に1人と言われています。心臓などの内臓奇形以外で,身体の外に見られる体表奇形としては,日本では最も頻度が高いと言われています。遺伝要因がすべてではありませんが,親,兄弟に唇裂口蓋裂の方がいらっしゃる場合には,約10倍に発生頻度が高くなります
    出典 :口唇裂・口蓋裂の治療について - 県立広島病院
     

    口唇症は遺伝すケースがとても多いのです

  • 口蓋裂・口唇裂の治療

  • 口唇口蓋裂の治療の流れ

     

    口唇症の治療は複数の科を受診する形で手術も含め、複合的に治療に当たる事になります

    また、治療を完全に完了するには十数年の年月を要します

  • 口唇裂といっても片側だけのもの(片側性)、赤唇(赤いくちびる)から鼻孔(鼻の穴)までわれているもの(完全裂)、両側がわれているもの(両側性)、口唇裂だけで口蓋裂を伴わないものなど患者さんによって様々な裂のパターンが見られます
    出典 :口唇口蓋裂の外科治療 | 大阪大学大学院 歯学研究科 口腔外科学第一教室
  • ずれの場合でも、裂による筋肉(口輪筋 ( こうりんきん ) )の偏位を立て直し、くちびるや鼻を機能の面でも形の上でも正常な状態にすることが手術の目的となります。
    出典 :口唇口蓋裂の外科治療 | 大阪大学大学院 歯学研究科 口腔外科学第一教室
  • 現在では、技術や材料が随分進歩したため、傷跡はあまり残らないようになりました。くちびると鼻の形もほとんど自然に近い形が得られるようになりました。
    出典 :口唇口蓋裂の外科治療 | 大阪大学大学院 歯学研究科 口腔外科学第一教室
  • 口唇形成手術の術前と術後

     

    片側ずつの場合は1回目を生後2~3ヵ月、2回目を5~6ヵ月で行い、両側同時に行う場合には生後2~4ヵ月で手術を行うようにしています。

    手術は全身麻酔で行い、入院に必要な期間は10日~2週間程度です。

  • 口唇裂症の言語治療

  • 口蓋裂の手術を受けた場合でも、鼻咽腔閉鎖がうまく機能しなかったり、舌が上手に使えていないことによって、 言葉を上手に話すことができない場合があります。 そこで、言語聴覚士によって言語治療が行われることがあります。
    出典 :言語治療
     

    一般的には、4歳頃から訓練を行います

  • 言語訓練を開始する前の時期の注意点として、複数の文献は以下のことを挙げています。

     

    子供の話によく耳を傾け、子供によく話しかけてあげる。

    自己流での発音の矯正は禁物です (何度も言い直しさせたり、一語一語言わせたり、ということもすべきではありません)。

    自己流での矯正は、誤った発音を覚えることに繋がり、また、子供の精神的な負担となる恐れがあります。
    言語の問題は、専門家である言語聴覚士の先生の指示に従うべきです。

    言語について不安や疑問を持った場合には、ご家族の方が自分で判断するのではなく、 担当外科の先生や言語聴覚士の先生にご相談下さい。

  • 口唇裂の治療は複数の医療科に受診して複合的に治療する必要があります。
    また治療は大変長期にわたりますが、きちんと治療すれば高確率で感知できる病気でもあります。