子宮外妊娠の治療方法

子宮外妊娠を知っていますか?
妊娠を経験した方でも、知らない方も多いのではないでしょうか?
今回はこれから子ども産む方のために必要な知識をお伝えしたいと思います。

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  • 子宮外妊娠って?

  • 子宮外妊娠は通常とは違う場所(子宮の外)に受精卵が着床して、発育を始めることです。 子宮外とは「正常な子宮内腔以外」の意味で、子宮頚部や子宮から卵管に移行するぎりぎりのところに着床をしたものも子宮外妊娠とよんでいます。 子宮外に着床しても胎盤の形成がうまくいかないのでたいていが流産になります。
    出典 :産婦人科の基礎知識/子宮外妊娠
  • 子宮外ってどこに妊娠するの?

  • 子宮外妊娠のほとんどが卵管に着床します。(子宮外妊娠の90%以上が卵管です) 卵管のなかでも特に卵管膨大部が多いです。 そのほかとしては卵巣妊娠、腹膜妊娠、子宮間質部妊娠、子宮頸管妊娠などです。 非常にまれに腹膜妊娠が満期までいき生児を得たという例も報告されます。(もちろん母児ともに命をかけた妊娠ですが・・・)
    出典 :子宮外妊娠
  • 卵管は卵巣に近いところから卵管采、卵管膨大部、卵管峡部、間質部を経て子宮内腔につながります。 受精は子宮内ではなく卵管内(特に卵管膨大部)で行われます。 受精卵が卵管を移動して子宮に運ばれて子宮内膜にふわっと降り立ち、着床、発育となります。 卵管の癒着などがあると受精卵が子宮まで運ばれずにその場で着床してしまいます。
    出典 :産婦人科の基礎知識/子宮外妊娠
  • 子宮外妊娠の原因は?

  • 原因

     

    不妊治療が盛んになった結果、今まで妊娠が難しかった方も、リスクを持ちながらも妊娠ができるようになったため、総合的にみて患者数が増えたと考えられます。

  • 排卵誘発剤の使用により多排卵となり、二卵性双胎の頻度がふえますが、それにともない子宮内外同時妊娠が増加します。 子宮内外同時妊娠は非常に珍しい疾患だったのですが、最近は不妊治療が盛んとなり、かなり頻度が増えているようです。
    出典 :子宮外妊娠
  • 卵管妊娠では以前受けた開腹手術やクラミジアや一般細菌などの感染症などによる卵管の癒着や狭窄が原因として考えられます。 体外受精後では自然妊娠と比較して子宮頸管妊娠の率が高くなっています。 胚移植の際に子宮の奥のほうに胚を戻しますが、着床はしたものの、その場所が子宮の出口ちかくにずれてしまうと頸管妊娠となります。
    出典 :産婦人科の基礎知識/子宮外妊娠
  • 子宮外妊娠の症状は?

  • 子宮外妊娠の危険性・・

     

    「女性を見たら妊娠と思え」というやや乱暴な言葉があります。 これは、医療関係者(特に私たち産婦人科医)にとって忘れてはいけない言葉なんです。 「100%妊娠はないです!」と言われた40歳代後半の女性の下腹部痛の患者さんが、超音波検査ではっきりと卵管に胎嚢が見えて腹腔内大出血もあり緊急手術になった、なんてこともあります。

  • 強弱はありますが、90%以上で腹痛が見られます。
    外出血(不正性器出血)はかならずしもあるとは限りません。全く出血がない子宮外妊娠もあります。 不正性器出血もあり、それが丁度次の月経予定日ころにあると、通常通りに月経がきたように見えることもあります。
    出典 :産婦人科の基礎知識/子宮外妊娠
  • 子宮外妊娠の診断はどうするの?

  • 問診って大切

     

    まずは大切なのは問診です。
    最終月経、基礎体温表、性交渉の時期などからいつ妊娠したのかを推定します。 このとき基礎体温表があれば非常に参考になります。体外受精などでは採卵日から妊娠週数を決定します。 出血の有無や内診で圧痛部位の確認も大切な項目です。

  • 妊娠反応が陽性、腹腔内に大出血、ショック状態となっていれば、手術療法となりますので診断は早いです。 妊娠反応検査が高感度でなくまた手軽に手に入らなくて、超音波検査の解像度も悪かった時代では診断が遅れますのでこのような例も多かったと思います。
    出典 :産婦人科の基礎知識/子宮外妊娠
  • 子宮外妊娠を治療するには!?

  • 根治的治療
    卵管がすでに破裂して破壊されて、大量出血を起こしている場合などに着床部位を含めて卵管を切除してしまう方法です。 おなかをがばっと開けて(開腹術)行う場合と腹腔鏡手術を行う場合があります。 今では外妊の手術は腹腔鏡で行うことが多くなってきました。
    出典 :子宮外妊娠
     

    その他にも様々な治療法があります。
    自分にあった治療法を医者と相談し、決めていきましょう。