尿路結石症を予防するための方法

近年増加している尿路結石症について、どういった病気なのか今一度考えてみましょう。さらに、対処法についても本まとめで解説していきたいと思います。

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  • 尿路結石症とは?

  • 尿路結石症は、腎臓から尿道までの尿路に結石が生じる疾患です。泌尿器科の外来でみられる疾患の中では最も頻度の高い疾患のひとつで、年間罹患率も年々上昇を続けています。特に壮年男性と閉経後女性に高頻度にみられます。
    出典 :尿路結石症とは | 尿路結石 | 東京女子医大泌尿器科
  • 1995年の統計では、男性11名に1名、女性26名に1名が、一生に一度はかかる病気と考えられています。
    出典 :尿路結石症の予防のために
     

    男女ともに、発症の可能性がある。

  • 発症すると?

  • 疝痛発作(突然に生じる激しい痛み)、血尿が典型的な症候です。
    腎結石は無症候のうちに経過することが多いのですが、これが尿流に沿って尿管内に落下し、結石による尿流閉塞と腎盂内圧の急上昇によって、腰背部から側腹部にかける激痛や下腹部への放散痛が生じます。夜間や早朝に起きることが多く、通常、3~4時間持続します。一部には腎盂腎炎を併発し、38~40度の発熱を呈することもあります。下部尿管に位置する結石では同時に膀胱刺激症状を伴うことも多く、頻尿、残尿感が起こります。
    出典 :尿路結石症とは | 尿路結石 | 東京女子医大泌尿器科
  • 結石ができると

     

    結石に一度なった人はその後の5年間でおよそ半数の人が再発するといわれています。尿路結石症は、糖尿病や高血圧症などの生活習慣病とも多くの共通点があり、日頃から、その発生を予防することが重要です。結石を防ぐ特効薬は今のところないため、水分を多く摂取することとバランスの取れた食事を心がけることが重要です。

  • 対処法(1)水分を十分にとりましょう

  • 一日の尿の量を増やすことは、尿路結石の形成の予防に最も重要です。
    水分摂取量の目安は食事以外に1日2000 mL以上です。1日の尿量を2000 mL以上を目標としましょう。
    摂取する水分の種類は特に指定しませんが、清涼飲料水、甘味飲料水、コーヒー、紅茶やアルコールの過剰摂取は避けてください。水道水やお茶(麦茶やほうじ茶など)が最も適していると思われます。
    出典 :尿路結石症の予防のために
     

    水やお茶が最も適していると考えられている。

  • 対処法(2)バランスのとれた食事を心がける

  • 食事内容や食事習慣が、尿路結石の形成に関係することは多くの研究によって明らであり、生活習慣病を防ぐためにも重要といえます。
    出典 :尿路結石症の予防のために
  • 1) とりすぎに気をつけるもの

     

    シュウ酸:チョコレート、紅茶など
    尿酸:ビールなどのアルコール類
    動物性蛋白質:シュウ酸や尿酸、カルシウム排泄を増加させます。
    砂糖:カルシウム排泄を増加させます。
    塩分:高血圧を助長させ、尿中カルシウム排泄が増加します。
    脂肪が多いもの:結石患者の脂肪摂取量は多いことが知られています。

  • 2) なるべく多く摂取した方が良いもの

     

    クエン酸:果物や野菜に多く含まれている。
    マグネシウムや食物繊維:穀物に多量に含まれている。野菜、海藻には、マグネシウムが多く含まれている。
    カルシウムを多く含むもの:普段牛乳やヨーグルトなどの乳製品に多く含まれている

  • 1) 朝昼夕 3食のバランスをとる:朝食欠食、夕食過食を是正しましょう。
    2) 夕食から就寝までの間隔をなるべくあけましょう(夕食後から寝るまでおよそ4時間程度)。
    出典 :尿路結石症の予防のために
  • まとめ

  • 尿路結石症について解説してきました。
    男性は、10人に1人が発症する病気と心がけて、生活習慣を正してください。
    女性も、発症する可能性がある病気として知っておいてください。