ウィルス性肝炎 海外旅行の前にはかならず予防接種を受けて下さい

肝炎とは肝臓の細胞に炎症が起こり、肝細胞が壊される病気ですがその種類は様々です。肝炎を正しく知ることにより、予防接種をきちんと受けましょう。まだ検査をしたこのとのない方、健康診断の血液検査で肝機能検査(AST(GOT)、ALT(GPT))の値の異常を指摘された方は一度検査をおすすめします。

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  • ■A型肝炎ウイルス
    主に水や食べ物を介して感染します。日本も以前は感染者が多かったのですが、衛生状態の改善により、感染者は劇的に減少しています。ところが、感染者の減少に伴いA型肝炎に対する抗体を持っている人の割合も減少してきています。特に若い人の抗体保持者は少なく、そのような人が衛生状態の悪い国において感染、もしくは輸入食品で感染する事例が多く報告されています。また、男性同性間の性的接触により感染する場合もあります。慢性化することは、ほぼありません。A型肝炎ウイルスにはワクチンがあるため、ワクチン接種により予防することができます。
    出典 :肝炎ウィルス検査マップ
     

    肝炎の種類は様々です。主にウィルス性の肝炎はこれらの分類されます。まず最近減っているA型肝炎

  • ■B型肝炎ウイルス
    主に血液・体液を介して感染します。以前は、B型肝炎の主な感染ルートは母子間(垂直感染)でしたが、わが国では1986年にB型肝炎の母親から生まれてきた子供に対し、ワクチン接種が開始されて以来、母子感染は激減しました。また、近年ではしっかりとした感染対策が取られ、輸血を含め、医療行為による感染はほとんどなくなりました。B型肝炎ウイルスが免疫機能の正常な成人に感染した場合は、ほとんどが急性肝炎の形態を取り治癒します。しかし、健康成人が感染しても慢性化しやすい欧米型のB型肝炎(ジェノタイプ A)が、特に性的接触等により増加しています。B型肝炎ウイルスに対するワクチンがあり、多くの方でワクチン接種による予防が可能です。
    出典 :ウイルス性肝炎の基礎知識 | 肝炎ウイルス検査マップ
     

    注射などから感染して多くの被害者が出たことでよく聞かれるB型肝炎

  • ■C型肝炎ウイルス
    B型と同じく、主に血液を介して感染します。以前は輸血による感染が非常に問題となっていましたが、1992年に輸血血液について高感度なC型肝炎ウイルス検査が導入されたことにより、輸血による感染はほとんどなくなりました。性的接触による感染は少ないのですが、覚せい剤等の注射の回し打ち、入れ墨(タトゥー)等の針の使いまわし、不衛生なピアス処置などにより感染します。
    出典 :ウイルス性肝炎の基礎知識 | 肝炎ウイルス検査マップ
     

    B型同様、恐ろしいイメージのC型肝炎です。

  • ■D型肝炎ウイルス
    血液等を介して感染しますが、B型肝炎ウイルスに感染している人にのみ感染します。D型肝炎ウイルスの重感染により、肝炎が増悪することがあります。
    出典 :ウイルス性肝炎の基礎知識 | 肝炎ウイルス検査マップ
     

    さらに重い症状のD型

  • ■E型肝炎ウイルス
    主に水や食べ物を介して感染します。近年、わが国においては豚、イノシシ、シカのレバーや加熱不十分な肉の摂食によりE型肝炎を起こした例が複数例報告されています。慢性化することはありませんが、妊婦が感染した場合、重篤な経過をとることが報告されています。
    出典 :ウイルス性肝炎の基礎知識 | 肝炎ウイルス検査マップ
     

    妊婦さんが特に注意しないといけない肝炎

  •  その他には、アルコールの飲み過ぎで肝臓機能が低下するアルコール性肝障害(せいかんしょうがい)、毒物で肝臓が障害される中毒性肝障害(ちゅうどくせいかんしょうがい)、薬物が合わなくて肝臓が障害される薬剤性肝障害(やくざいせいかんしょうがい)などがあります。

  • では、その発症を予防する予防接種とは?

  • 現在A型肝炎、B型肝炎の予防注射が一般的です。

  • A型肝炎ワクチン(不活化ワクチン)

  • A型肝炎ワクチンの接種方法は、しっかり免疫をつけるためには1回目から4週間後、更に24週間の間隔をあけて筋肉(10歳以上)又は皮下に3回接種します。海外渡航などで時間がないときには1回目から2週間ないし4週間の間隔で2回接種し、帰国後3回目を接種しましょう。日本では16歳以上の人しか接種ができません。
    出典 :肝炎 | ワクチンのお話 | ワクチンについて | 一般社団法人日本ワクチン産業協会
     

    近年、日本では衛生環境が改善され患者が激減したため、40~50歳以下の世代では、感染機会がほとんどなく免疫をもっていない場合がほとんだそうです。しかし、世界では途上国を中心にA型肝炎の流行があり、流行地に渡航する前には必ずワクチンを接種をするようにしましょう。

  • 海外旅行には忘れずに!

     

    免疫を作るために予防接種は忘れないように気をつけて下さい。

  • B型肝炎ワクチン(不活性化ワクチン)

  • B型肝炎の場合も1回目から4週間後、そして1回目から24週間(約5~6カ月)の間隔をあけて3回目を接種します。10歳以上は0.5mL皮下又は筋肉接種、10歳未満は0.25mLを皮下に接種します。成人が接種する場合事前にHBs抗原とHBs抗体の検査をすべきでしょう。HBs抗原が陽性(ウイルスキャリア)であればウイルスがすでに体内に存在し、治療について医師との相談が必要です。HBs抗体が陽性の場合にはすでに免疫が存在し、ワクチンを接種する必要はありません。HBs抗原とHBs抗体のいずれもが陰性の方が、B型肝炎ウイルスの感染を防止するために予防接種します。
     妊婦がキャリアの場合(HBs抗原陽性)には母子感染防止の目的で健康保険による接種が施行されます。分娩直後にHBグロブリン、生後2カ月目にHBグロブリンとB型肝炎ワクチン。3カ月、5カ月に2、3回目のB型肝炎ワクチンを接種して母親からの感染を防止します。
     また、B型肝炎ワクチンは事故で感染力の高いウイルス(HBe抗原陽性)の汚染を受けた直後にHBグロブリンを投与し、続けてワクチンを接種(直後、1、3~6カ月の3回)する事でB型肝炎の発病を抑えることができます。この場合にはワクチン費用は業務上は労災保険又は業務でなければ健康保険の適応になります
    出典 :肝炎 | ワクチンのお話 | ワクチンについて | 一般社団法人日本ワクチン産業協会
     

    B型肝炎ウイルスをもっている人(キャリア)から感染する場合がほとんど。配偶者となる方がキャリアと分かっている場合には、結婚前にワクチンを接種することが必要です。

  • 副反応(副作用)

     

    主な副反応は注射部位のあかみ、はれ、痛み、しこりや全身反応としての倦怠感、頭痛など。
    接種を受けた10%程度の人に、打った後の体のだるさ、頭痛、注射部位が赤くなったり、腫れたり、痛くなったりしますが、ほとんどが無処置で数日中によくなります。

  • まだ検査をしたこのとのない方は、とにかく一度検査をおすすめします。

  • 特に健康診断の血液検査で肝機能検査(AST(GOT)、ALT(GPT))の値の異常を指摘された方、
    母子感染予防策が実施されていなかった1985年(昭和60年)以前に生まれた方、大きな手術を受けた方、輸血の経験があるかた、入墨やタトゥーを入れたり、医療機関以外でピアスをあけたことのあるかたです。

  • ■B型肝炎ウイルスを持った母親から生まれた赤ちゃん

    赤ちゃんにB型肝炎がうつらないように予防接種をします
    赤ちゃんにB型肝炎ウイルスの侵入を防ぐことが大切です。まずは、生まれてから48時間以内にB型肝炎ウイルスに対する免疫グロブリンを注射します。生後1カ月の時に検査して、B型ウイルス感染を起こしていないと判ると、B型肝炎ワクチンの接種を行います。生後2カ月、3カ月、5カ月の3回行います。生後6カ月時に免疫ができているかどうか確認します。接種量は0.25mlです。
    出典 :B型肝炎ワクチンの接種・時期・副作用 [予防接種・ワクチン] All About
     

    とくに、妊婦さんは要注意です。自分がキャリアでないか、必ず出産前に検査をうけるのは母子感染を避ける為です。

  • 肝炎の為の気をつけたい食事

  • 肝臓に負担をかけないために、アルコールをひかえたり休肝日を作ることが大事です。

    しかし、肝臓の病気の原因は、アルコールだけに限りません。脂肪分の多い食事や食べ過ぎ、運動不足、肥満などによっても起こります。食事の内容だけでなく、食習慣の改善が重要です。
    ただし
    肝臓に良い食事は、肝臓の状態によって変わってきます。C型肝炎・NASHの人は、肝臓にたまった鉄が酸化することで、肝臓に炎症を引き起こすことがあるので、鉄分のとりすぎに注意しましょう。魚や肉に含まれる赤身や内臓には鉄分が多く含まれます。

  • ●タウリンには、酵素の働きを助ける働きがあるので、アルコールの分解を早め、肝臓への負担を軽くしてくれます。また、タウリンには、腎臓や肝臓の有害ミネラルである毒素を濾過する機能をUPさせてくれます。

    ●カキに含まれるタウリンは、肝臓に溜まった中性脂肪を肝臓の外に出してくれ、そして肝臓(脂肪肝)を良くする働きがあるのです。
    つまり、タウリンが肝臓に入ると、まず肝臓内の中性脂肪を取り除きます。さらに肝臓から脂肪を外に排出する働きをしてくれます。 肝臓に良い食べ物として、タウリンを含むカキなどの魚介類を食事に取り入れましょう。
    出典 :肝臓に良い食べ物|肝臓と食事 - 病気・症状 チェック
     

    タウリンが重要なのですね。

  • とくにB型肝炎ウイルスには有効なワクチンがあります。感染予防のために予防接種を受けましょう。