家族が、友人が【くも膜下出血】で後遺症が残ったら

脳出血の一つ「くも膜下出血」は、発症すると死亡率が約50%と非常に高く、とても怖い病気です。
一命をとりとめたとしても、処置が遅れると再出血の危険性もあり、様々な後遺症が残るリスクがあります。
日常生活に影響がでてくる後遺症。
くも膜下出血のリハビリの基礎知識をまとめました。

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  • くも膜下出血を患った有名人

  • 料理研究家・小林カツ代さん

     

    テレビや婦人雑誌などでお馴染みの小林カツ代さんも、くも膜下出血を患った有名人の一人です。2005年8月に発症し幸い一命は取り留めたものの、現在でも自宅療養中で復帰の目途は立っていない状態です。

  • その他、俳優の田宮五郎さん(リハビリ中)、globeのボーカルのKEIKOさん(復帰)など

  • くも膜下出血とは

  • 脳の表面をおおう膜のひとつである「くも膜」の下に出血がある状態をいいます。

    原因は、脳の血管のふくらみである「脳動脈瘤」の破裂によることがほとんどです。くも膜は、脳を保護する3層の膜(外側より硬膜、くも膜、軟膜)の一つです。くも膜と脳との間(くも膜下)には脳の栄養血管である動脈が走り、保護液でもある脳脊髄液(無色透明の体液)が循環しています。
    出典 :くも膜下出血とは?
  • 脳をおおう3つの膜

     

    頭蓋骨の下で脳の表面を覆う膜は3つあります。外側から硬膜、くも膜、軟膜になります。

  •  くも膜下出血の症状

  • バットでなぐられたような突然の激しい痛み

  • ほとんどの方が、出血した瞬間に、「突然の、今までに経験したことのないような、あるいはバットで殴られたような頭痛」を感じます。これは、脳の保護膜の一部が痛みを感じるはらたきを持っていて、くも膜下に広がっていく出血が保護膜を刺激して頭痛をおこすためです。出血の程度によりますが、頭痛と一緒に、激しくはいたり、意識を失うこともあります。「突然、強い頭痛を訴えた後で倒れた人を目の前にしたら、くも膜下出血を考えて救急車を呼ぶべきである」ぐらい、特徴的な症状と言えます。手足の麻痺などは必ず起こるとは限りません。他の脳卒中(脳内出血、脳梗塞)の多くが、頭痛を感じない事や半身の運動麻痺を伴う事が多いこととは対照的です。
    出典 :くも膜下出血 症状
  • もし家族がくも膜下出血を患っったとして...後遺症が残ったら

  • くも膜下出血のリハビリ

  • 筋力の回復ではなく機能の回復を目的としたメニューを行います。
    出典 :【リハビリ】社会復帰を早めるためには | 知ってる?SAH
  • 脳を構成する脳細胞は、皮膚・筋肉・骨などと違い損傷すると二度と再生しない性質を持っていることが良く知られています。
    しかし、損傷した部位が司っていた機能は損傷部位周辺の脳組織に引き継がれる性質があるため、充分なリハビリをすれば日常生活に支障をきたさない程度にまで機能が回復することが実証されています。つまり、脳血管障害からの社会復帰はリハビリの比重が大きく関わっているのです
    出典 :【リハビリ】社会復帰を早めるためには | 知ってる?SAH
  • リハビリは「急性期」「回復期」「維持期」の三つの時期に分けて行われる。

  • (急性期のリハビリ)
    発症当初から1~2週間後までの時期である急性期には、安静にしておくべきという考え方が一般的でしたが現在では回復を早める為にもリハビリをするべき時期となっています。

    急性期は手足の関節や筋肉を衰えさせない為の「良肢位保持」「関節可動域訓練」、床ずれ防止のための「体位変換」などを中心に行います。
    出典 :【リハビリ】社会復帰を早めるためには | 知ってる?SAH
  • (回復期のリハビリ)

    危険な時期を脱し、病状が安定する回復期からは本格的なリハビリを開始していきます。リハビリに入る前に、回復状況や持病の有無、身体の状態などを調べる「スクリーニング」が行われます。

    スクリーニングは回復期以後のリハビリの指針を決定する上で欠かせない手続きです。機能障害を起こす部位が人によって違う脳血管障害の場合は特に重要といえます。

    運動障害が見られる場合は歩行訓練や日常的な動作を行なう作業療法を、失語症が見られる場合は言語聴覚士の指導による訓練、高次脳機能障害が見られる場合は認知リハビリテーションというように、症状に合わせたリハビリに取り組んでいきます。
    出典 :【リハビリ】社会復帰を早めるためには | 知ってる?SAH
  • (維持期のリハビリ)
    回復期のリハビリが終了した後は、自宅での生活の中でリハビリを行う維持期リハビリテーションを始めます。維持期リハビリテーションは、日常生活を行うことそのものがリハビリになり、衰えた能力の回復とリハビリで回復した能力の維持を目的とします。

    維持期のリハビリのポイントは「決して無理をしないこと」です。無理をしてケガをしてしまうと、せっかくのリハビリの成果が無駄になってしまうからです。
    出典 :【リハビリ】社会復帰を早めるためには | 知ってる?SAH