長期間の家庭虐待で【複雑性PTSD】の症状が!

事件事故など単純的なPTSDではなく、長期間虐待されたことで起こる複雑性PTSDが問題になっています。

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  • 単純性PTSD(心的外傷ストレス障害)

  • 皆さんが良く耳にする「トラウマ」といわれているのがこの一時的現象を捉えたものでしょう。
    かんたんなものでは、「昔、はしごから落ちて、それがトラウマで高いところが怖い」などです。

  • Trauma=トラウマには、「身体的外傷」と「精神的外傷=心的外傷=心の傷」の両方の意味があります。 PTSDのTrauma=トラウマは、「精神的外傷=心的外傷=心の傷」のほうです。 すなわち、心の傷=トラウマです。
    出典 :PTSD(心的外傷)の症状(診断基準を含む)、そして治療と回復基準
  • 単純性PTSDの症状

  • 1)思考の侵入(再体験を頭で思う)
      フラッシュバックや夢の形で繰り返しよみがえることです。
      また、思い出したときに、気持ちの動揺、動悸、冷汗などの身体的反応も起こります。
      DSM-IVの文章に、「侵入的」という言葉が使われています。


    出典 :PTSD(心的外傷)の症状(診断基準を含む)、そして治療と回復基準
  • 2)回避/麻痺症状
      出来事に関係することを極力回避する、 例えば、関係した場所、関係した人を避けようとすることが起こります。
      出来事の記憶の一部(全部)が思い出せないことも起こります。また、感情が麻痺したようになり、愛情や幸福感などを感じにくくなります。将来のことも否定的になります。
    出典 :PTSD(心的外傷)の症状(診断基準を含む)、そして治療と回復基準
  • 3)覚醒亢進症状
      リラックスできず、睡眠障害、イライラ、そして、なにごとにも必要以上に警戒してしまうことが起こります。ちょっとした音などにも、驚いてしまいます。
    出典 :PTSD(心的外傷)の症状(診断基準を含む)、そして治療と回復基準
  • 治療方法

  • 難しい問題ですので、対処法や回復方法もさまざまなものがあります。
    ここにあげるのは一部です。

  • 心が深く傷ついた出来事を文字にしてつづることで、心的外傷後ストレス障害(PTSD)からの回復をはかる。そんな筆記による心理療法の普及に向けた取り組みが始まっている。
    出典 :[PTSDの治療法]心の傷、文字にして回復
  • まず、ノートなどを用意し、その出来事によって、自分自身や人間関係、日常生活、人生観、世界観などで、変わったこと、変わらなかったことなどを書きだしていく。自分にとって、その出来事がどのような意味を持つかを考えるためだ。1回で書き終えなくてもいい。落ち着ける場所で、時間や気持ちにゆとりがある時に行う。
     「書いていると、『誰も信じられない』『生きていてもいいことはない』などと思い、うまく筆が進まなくなることもあるかもしれません。筆が滞ったらそこに線を引くなどの印を付けます。そこが割り切れずに引っかかっているところです。筆記の目的の一つは、自分の中でうまく処理できていない点を明らかにすることなのです。途切れ途切れでも、素直に思いを書くことが大切です」
    出典 :[PTSDの治療法]心の傷、文字にして回復
  • 複雑性PTSDとは?

  • 事件事故など一時的な事柄で起こった心的ストレス障害は単純性ですが、「いじめ」や「虐待」「ドメスティックバイオレンスDV]などによる長期的なPTSDは複雑性です。

  • 「PTSD講座4」単純性PTSDと複雑性PTSDの違い - YouTube

     

    2つのPTSDの違いを説明しています。

  • 自尊心を傷つけるような出来事の蓄積の結果として起こるPTSDは複雑性PTSDと呼ばれます 心的外傷ストレスの症候は、1つの重大な出来事ではなく小さな出来事の蓄積からも発生するのです。 機能不全家庭における児童虐待、言葉による心理的虐待、両親のドメスティックバイオレンスの目撃者となり続ける、学校内における長期間に及ぶいじめ。職場内のパワーハラスメント。
    出典 :自分をたいせつにする心理学 複雑性PTSD
  • 直接子供を虐待していなくても、長期間に渡り母親が父親に殴られている、または虐げられている家庭で育つと子供は複雑性PTSDになります。(すべての子供がなるわけではありません)

  • その症状としては、感情調整の障害、解離症状、身体愁訴、無力感、恥、絶望、希望のなさ、永久に傷を受けたという感じ、自己破壊的および衝動的行動、これまで持ち続けてきた信念の喪失、敵意、社会的引きこもり、常に脅迫され続けているという感じ、他者との関係の障害、その人の以前の人格状態からの変化などが含まれる。
    出典 :☢other side☢ : PTSDとC-PTSDの違い
  • こういった複雑性PTSDは人間不信、自殺、解離性同一障害(二重人格・多重人格)になってしまう可能性が高く、通常のPTSDよりも治療は困難で解消されるまでにかなりの労力と時間が必要となるのです。またこの複雑性PTSDはその体験をしてすぐに発症するのではなく、何年も経過してから発症することがあるというのも特徴です。
    出典 :PTSDの種類 | PTSD[心的外傷後ストレス障害]に対して注意すべきこと
  • 複雑性PTSD主症状は【解離】

  • 心的外傷に関する解離現象の推移を研究し、一次解離、二次解離、三次解離の順に推移するとした。まず、一次解離においては圧倒的恐怖により知覚が断片化され、二次解離においては離人症や現実感の喪失が見られ、痛みや苦痛の感覚の消失が起こり、最後の三次解離の状況においては外傷的体験を担うため別の自我状態が現れ、この時点において具体的な解離性障害の臨床像を呈することになる
    出典 :解離(かいり)という症状が、複雑性PTSDの特徴だと知りましょう。: 宮崎モラルハラスメントの会(宮崎モラハラ会)
  • 難しい言葉ですが、PTSDでなくても解離することはあります。以下は健康的な解離

  • 1. 車を運転した時や、電車やバスに乗っている途中の出来事を、一部又は全部を憶えていない時がある
    2. 人の話を聞いている時、その内容の一部または全部を全く聞き憶えていない時がある。
    3. テレビや映画を見るとき、その話にあまりにも没入してしまって、周囲の出来事に気づかなくなる。
    4. 空想にのめりこみ、それが現実に起きていることのように感じる。
    5. 何も考えずに、時間が過ぎるのも気づかないで、ただジッと空(そら)を見つめている。
    6. あることを実行したのか、それともしようと考えただけなのか憶えていないときがある。
    出典 :解離 (心理学) - Wikipedia
  • 病的な解離

  • ①解離性健忘
    解離性健忘では、個人の重要な体験(通常は外傷的体験)の追想が不可能になります。一般的には、氏名などの重要な個人情報を含む 広範囲の記憶を思い出すことができなくなります。
    ②解離性とん走
    解離性遁走とは、突然、家庭や職場から離れて放浪してしまうことを主症状とする解離性障害です。
    ③解離性同
    性障害ー解離性同一性障害は、以前(1994年以前)は多重人格性障害と呼ばれていました。2つまたはそれ以上のはっきりと区別される人格状態が見られます。一般に12歳以前(多くは5歳以前)の虐待体験によって発症すると言われます。
    ④離人症性障害
    離人症性障害では、自分の精神過程または身体から遊離して、あたかも自分が傍観者のように感じることを持続的または反復的に体験します。
    ⑤解離性フラッシュバック
    PTSDとよく似た感覚刺激(音、色、臭いなど)が引き金になって、外傷的体験がいま現在起こっているかのように再体験します。
    出典 :解離性障害@PTSDの主な症状と治療方法
  • 複雑性PTSDの治療方法

  • さまざまなセラピー
     アニマル・グループ・トークなど
    催眠療法・自己暗療法・食事療法・運動療法 etc・・・

    その症状も人それぞれ、症状も人それぞれなので、まず、専門家に相談してみましょう。

  • 複雑性PTSDになりにくい人

  • 適応力がある
    気分転換方法を知っている
    家族や友人の支えがある

  • 話ができる相手がいるだけで、心が安らぎますし、話をしてみると、意外と自分だけが苦労しているわけではないと知ることができたり、自分一人では解決できない事でも、友人とともに解決できたりする事もあるかもしれません。また、家族の存在も非常に大きく、たとえ傍にいなくても自分を思って心配してくれる人がいるというだけで勇気が湧いてくるのです。
    出典 :友達や家族の支えがある | PTSD[心的外傷後ストレス障害]に対して注意すべきこと