もうちょっとで赤ちゃんとご対面!妊娠後期に気を付けたいこと@まとめ

10か月もの間お腹の中で育む小さな命。妊娠後期に入ると、可愛い赤ちゃんに会えるのももうすぐですね。医学の発達した現代でも、出産は命がけの作業です。安心して出産を迎えることができるように、気をつけておくことをまとめてみました。

  • lips 更新日:2014/05/07

view47178

お気に入り お気に入り0

お気に入りに追加

  • 妊娠期間を3つに分けると…

  • 妊娠初期

  • 1週から15週までが妊娠初期です

  • お腹の出っ張りもまだわからない頃ですね

  • 妊娠中期

  • 16週~27週までが妊娠中期です

  • 妊婦さんってわかるようになる頃ですね

  • 妊娠後期

  • 28週以降が妊娠後期です

  • 妊娠後期に気をつけたい病気

  • 出産間近の妊娠後期。かわいい赤ちゃんとのご対面ももうすぐです。
    この時期に気をつけないといけない病気があります。

  • 切迫早産

  •  

    たびたびお腹が張ったりするようなら医師に相談して

  • 早産になりかかっている状態、つまり早産の一歩手前の状態を切迫早産といいます。子宮収縮が頻回におこり、子宮の出口(子宮口)が開き、赤ちゃんが出てきそうな状態や破水(子宮内で胎児を包み、羊水が漏れないようにしている膜が破れて、羊水が流出している状態)をしてしまった状態のことです。
     切迫早産の治療では、子宮口が開かないようにするために、子宮収縮を抑える目的で子宮収縮抑制剤を使用します。また、切迫早産の原因である細菌による腟内感染を除去するために抗生剤を使用することもあります。子宮収縮の程度が軽く、子宮口があまり開いていない場合は外来通院による治療でもいいのですが、子宮収縮が強く認められ、子宮口の開大が進んでいる状態では、入院して子宮収縮抑制剤の点滴治療が必要です。
     妊娠32週より前に破水した場合は、赤ちゃんが自分で呼吸できる状態になるまで抗菌剤を投与し感染を抑えることが一般的です。妊娠34週以降であれば、赤ちゃんは自分で呼吸できる可能性が高いので、赤ちゃんに細菌が感染する前に出産し、生まれた後に治療室での治療を行います。
     また、子宮口が開きやすい体質を子宮頸管無力症といい、どんどん子宮口が開大し、流産や早産になるので状況により頸管(子宮の出口)をしばることがあります。これを子宮頸管縫縮術といいます。
    出典 :早産・切迫早産:病気を知ろう:日本産科婦人科学会
     

    予防のためにも、日頃から無理のない妊娠生活を送るようにしましょう。

  • 妊娠高血圧症候群

  •  

    きちんとした治療を受けることが大切です

  • 妊娠20週以降に高血圧があらわれ、産後12週までに血圧が正常になる場合をいいます。収縮期血圧が140mmHg以上(重症では160 mmHg以上)、あるいは拡張期血圧が90mmHg以上(重症では110 mmHg以上)になった場合、高血圧があらわれたといいます。高血圧に前後して蛋白尿(尿中に蛋白が1日当たり0.3g以上出ること、重症では2g以上)がでることがあり、この場合も妊娠高血圧症候群と診断します。
     この病気は、妊婦さん約20人に1人の割合で起こります。妊娠32週以降に発症することが多いのですが、早発型と呼ばれる妊娠32週未満で発症した場合、重症化しやすく注意が必要です。重症になるとお母さんには血圧上昇、蛋白尿に加えてけいれん発作(子癇)、脳出血、肝臓や腎臓の機能障害、肝機能障害に溶血と血小板減少を伴うHELLP症候群などを引き起こし、また赤ちゃんの発育が悪くなったり(胎児発育不全)、胎盤が子宮の壁からはがれて赤ちゃんに酸素が届かなくなり(常位胎盤早期剥離)、赤ちゃんの状態が悪くなり(胎児機能不全)急に亡くなってしまう(胎児死亡)などお母さんと赤ちゃん共に大変危険な状態となることがあります。
    出典 :妊娠高血圧症候群:病気を知ろう:日本産科婦人科学会
     

    母体と赤ちゃんに影響を及ぼすこともある、怖い病気です。

  • 前置胎盤

  •  

    前置胎盤の場合は帝王切開での出産となります

  • 胎盤が正常より低い位置に付着し、胎盤が子宮の出口(内子宮口)にかかっていたり覆っていたりする状態を「前置胎盤」といい、その頻度は、全分娩の0.26~0.57%といわれています。また、前置胎盤のうち0.05~0.025%では、胎盤と子宮が癒着して胎盤がはがれない「前置癒着胎盤」となる可能性もあります。
     胎盤は、お母さんと赤ちゃんをつなぐ血液・酸素・栄養のとても豊富な組織です。前置胎盤は、胎盤が赤ちゃんよりも子宮の出口付近に位置しているため、ほぼ100%帝王切開で分娩となり、お母さんにとっても赤ちゃんにとっても危険性の高いハイリスク妊娠なのです。
    出典 :早産・切迫早産:病気を知ろう:日本産科婦人科学会