甲状腺腫瘍とはどんな病気? 症状と治療法

甲状腺腫瘍は自覚症状がなく、健康診断などで発見されることが多い病気です。その症状と治療法とは。

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  • 甲状腺腫瘍とは

  • 甲状腺の位置

  • 文字通り甲状腺に発生する腫瘍ですが、頻度は極めて高く、全人口の1%程度に腫瘍(結節)があるといわれています。もちろんその多くは良性のものであり、大きさがほとんど変化せず一生放置しておいても問題のないタイプです。しかし、逆に言えば、放置しておいてよいタイプなのか、治療を要するタイプなのかを診断することが重要です。
    出典 :甲状腺腫瘍|大阪医科大学 耳鼻咽喉科学教室
  • 甲状腺良性腫瘍

    腺腫は良性腫瘍腺腫は、甲状腺の左右どちらか一方にしこりがひとつだけできるのが特徴です。男女比は1対10くらいで、女性に多い病気です。大きさは、触るとやっとわかる程度のものから、下が向けなくなるほど大きなものまであります。しかしどんなに大きくなっても、呼吸が苦しくなったり、ものが飲み込みにくくなるようなことはほとんどありません。
    ごくまれに、しこりが甲状腺ホルモンを過剰に生産し、バセドウ病のように甲状腺機能亢進症の症状を現すことがあります。これは、この病気を初めて報告したアメリカの医師の名前をとって、プランマー病(中毒性単結節性甲状腺腫)と呼ばれています。日本人にはまれといわれていましたが、最近は検査法の進歩により発見されることが多くなりました。
    出典 :腫瘍性疾患|甲状腺の病気について|伊藤病院 - 甲状腺疾患専門
     

    良性腫瘍は、心配しなくてよい病気です。
    まれに甲状腺のほかの症状を現すことがあったり、悪性腫瘍になることもあるので、診察や定期健診を怠らないことが肝心です。

  • 腺腫と似た変化を起こすもの(過形成): 腺腫様甲状腺腫

    腺腫と似たしこりを作る腺腫様甲状腺腫典型的な腺腫様甲状腺腫では、左右の甲状腺に大小さまざまな大きさのしこりがいくつかできます。このしこりがたくさんできると、外見上はくび全体が大きくはれたように見えます。
    腺腫に比べると大きなものが多く、なかには鎖骨より下の胸の方まで入り込むもの(縦隔内甲状腺腫)もあります。
    この病気は本来良性ですが、時には一部にがんが含まれていることがあります。したがって、きちんと鑑別診断を受けることが大切です。また日本では少ないですが、長い間放置すると甲状腺機能が亢進することもあります。
    出典 :腫瘍性疾患|甲状腺の病気について|伊藤病院 - 甲状腺疾患専門
     

    甲状腺の病気はきちんと管理していれば心配することはありません。
    放置しないで専門家に診察してもらいましょう。

  • 悪性腫瘍 : がん、まれに悪性リンパ腫

    性質がおとなしい甲状腺がん甲状腺のしこりのうち、約20%はがんです。男女共通のがんは、たいてい男性の方が多いのですが、甲状腺がんは例外的に女性の方が、男性よりも約5倍ほど多くかかります。さいわい他のがんに比べると、甲状腺のがんは進行が遅く、治りやすいものが多いのが大きな特徴です。
    甲状腺がんには、乳頭がん、濾胞がん、低分化がん、未分化がん、髄様がん、悪性リンパ腫、の6つがあります。髄様がんはやや特殊ながんで、ほかと比べるとまれながんです。乳頭がんと濾胞がんは、細胞が成熟していて発育が遅いので、分化がんとも呼ばれます。
    人間の体は細胞が集まってできていますが、複雑で特殊な働きをする細胞ほど、より分化(成熟)した細胞といえます。したがって、がん細胞は分化の度合いが高いほど転移しにくく、悪性度が低いといえます。
    出典 :腫瘍性疾患|甲状腺の病気について|伊藤病院 - 甲状腺疾患専門
     

    甲状腺がんは、予後が良いので安心して治療を行ってください。

  • 甲状腺とは

  • 甲状腺

  • 甲状腺は皆さんの首の前にあります。詳しく言うと、甲状軟骨の下で輪状軟骨の前にあります。
    甲状腺ホルモンというホルモンを生成している場所です。甲状腺ホルモンは細胞を成長させたり、食欲の変化を来したり、脈拍を調節したり、と様々な作用を持っています。

    体の様々な部位にに影響を持つので、様々な症状として現れます。
    出典 :甲状腺に異常があるのでは?と言われた方へ|世田谷区 経堂駅徒歩5分 甲状腺専門医による甲状腺診療 糖尿病 循環器 | 五十子クリニック
  • 症状の現れ方

  • 健康診断で気づく

  • 予後のよい乳頭がんや濾胞がんでは甲状腺のはれ以外には自覚症状がなく、健康診断やかぜなどで医師にかかった時に偶然に指摘されることがほとんどです。また最近は、頸動脈超音波検査やPET検診の普及によって、偶然甲状腺内に腫瘍が発見されるケースが増えており、この場合は、まったく気がついていなかったということもよくあります。
    出典 :甲状腺腫瘍| 内分泌系とビタミンの病気 - Yahoo!ヘルスケア
     

    甲状腺腫瘍は自覚症状がないので、気がつきにくい病気です。

  • 甲状腺腫瘍の診断

  • まずは触診から

  • [1]視診・触診
    まず甲状腺の視診・触診が基本です。
    さらに喉頭(声帯)の観察も必須です(反回神経麻痺の有無)。

    [2]超音波エコー、針生検
    画像診断は超音波エコーが第一選択です。必要に応じてエコーガイド下に針生検を行います。使用する針は採血針と同じ太さのものであり、侵襲はほとんどありません。たとえば乳頭癌であれば、10mm以上の腫瘍で80-90%の症例で診断がつきます。

    [3]血液検査
    甲状腺腫瘍は一般に機能亢進あるいは機能低下を来すことはまれですので、診断上甲状腺ホルモン測定は大きな意義はありません。
    しかし、まれに機能亢進あるいは機能低下を来す症例があること、術後機能低下を来すことはあるので術前の値を知ることに意義があること、血清サイログロブリン測定は癌の再発指標になること、以上から特に手術症例では測定すべきと思われます。

    [4]CT
    手術症例にはCT(造影)を施行します。
    MRI、シンチグラムは一般に不要です。
    出典 :甲状腺腫瘍|大阪医科大学 耳鼻咽喉科学教室
  • 治療法

  • 甲状腺腫瘍を薬で治す方法はありません。甲状腺ホルモンを服用して甲状腺刺激ホルモン(TSH)を抑えておくと腫瘍が小さくなるという考えもありましたが、甲状腺ホルモンが過剰になるために骨粗鬆症(こつそしょうしょう)が起こるなどの副作用もあり、症例を選んで行われています。
     良性で、とくに甲状腺腫が気にならなければ、そのまま放置しておいてもかまいませんが、時に大きくなったり、濾胞腺腫だと思っていたら濾胞がんであったということもあるので、年に1回は検査を受けてください。
     乳頭がん、濾胞がんの治療は手術が基本で、日本では甲状腺がんのある側の甲状腺と周囲のリンパ節を取り除く手術が行われます。通常は化学療法や放射線療法は行いませんが、肺や骨に転移がある時は甲状腺を全部取り、大量の放射性ヨードを投与すると、がん細胞を破壊することができます。
    出典 :甲状腺腫瘍 - goo ヘルスケア
  • 甲状腺を健康に保つために気をつけること

  • -ヨードの摂取量を増やす:海草やシーフードにも含まれるヨードは甲状腺ホルモン生産に必要な微量元素です。1日に必要とされる量は150マイクログラム。しかし、この基準は日本人には多いと思うので、日本の基準に合わせてください。

    -セレニウムの摂取:セレニウムも甲状腺ホルモン生産に必要な栄養素です。1日55マイクログラムの摂取が理想的。主な食べ物はマグロ、米、ブラジルナッツ。

    -大豆摂取を控えめに:これにはちょっと驚いたのですが、大豆に含まれるイソフラボンが甲状腺ホルモンの生産と使用を妨げるそうです。1日50mg以下の摂取が好ましいとのこと。

    -ストレスをためない:ストレスによって体内で生産されるステロイドが甲状腺刺激ホルモンを妨げ、それが慢性の心配性やうつ病の原因になるそうです。精神的な障害が甲状腺機能異常を導く原因に大きくつながるそう。

    -オメガ-3脂肪酸の摂取:魚に多く含まれるオメガ-3脂肪酸は細胞粘膜の維持にとても重要で、甲状腺ホルモンを体内に輸送するためにも必要だそうです。
    出典 :健康な甲状腺を保つための食事方法 (ニューヨーク食育&フード事情)
     

    特に「昆布」の摂りすぎに注意してください。
    大豆の摂りすぎも良くないので、1日の摂取量を守りましょう。
    ストレスを溜めないことは一番大事かもしれませんね。

  • ブラジルナッツ

     

    ナッツは甲状腺に良い食べ物ですが、1日5粒位が適量です。

  • マグロ

     

    マグロも摂りすぎはよくありません。
    1週間に2回程度が望ましいでしょう。

  • 健康管理で健やかな生活を!

     

    ストレスを溜めないように。