長く続く痒みに気を付けて!外陰部パジェット病とは?

パジェット病…この病名を聞いたことがあるでしょうか。
知らない方も多いと思いますが、実は皮膚の癌の一種と考えられています。
また、発生する部位が乳房や脇の下や外陰部ということもあり、恥ずかしさから治療が遅れると後々大変ですので早めの受診を心掛けましょう。

view270

お気に入り お気に入り0

お気に入りに追加

  • パジェット病って何!?

  • パジェット病とは、皮膚にできる癌の一種です。
    パジェット病は主に、

    ①パジェット病は乳房や乳頭付近にできる…乳房パジェット病
    ②脇の下・外陰部などにできる…乳房外パジェット病

    の二つに分類することが出来ます。

    皮膚癌の一種で皮膚原発性上皮性悪性腫瘍の中では3番目に多い疾患です。
    皮膚癌全体の約10%を占めると言われています。

    名前は知らなくとも、実はなりやすい病気であるパジェット病。
    どのような病気なのかを見ていくことにしましょう。

  • ★放置しておくのは危険です★

     

    外陰部パジェット病は、皮膚の中にパジェット細胞が発生し、それが徐々に広がっていく病気です。
    皮膚の癌と同じなので、放っておくと他の臓器に転移してしまう恐れがあります。

    基本的には症状が表に出やすいので自覚症状があり、早期発見される病気なので、治療が早ければ早いほどその後の経過も良いと言われています。

    しかし、病巣ができる部分が脇の下・外陰部・肛門周辺など、人にはなかなか見せにくい部分ですので自覚症状があっても治療に行きづらい・恥ずかしいといって自己流で治療を行い、症状を進行させてしまうケースも少なくありません。

    症状が進行していくと皮膚の症状が悪化するだけでなく、癌が周辺細胞に広がってしまったり、最悪の場合はリンパ節に転移してしまうこともありますので注意が必要です。

  • 外陰部パジェット病ができる場所

  • パジェット病が皮膚癌の一種で、放っておくと恐い病気であることはわかりました。
    では、外陰部パジェット病はどの部分に出やすいのでしょうか。

  • ★女性の外陰部★

     

    女性の場合、外陰部というのは

    ・恥丘…恥骨部分の毛が生えている部分
    ・陰核(いんかく)…クリトリスの上の部分
    ・大陰唇(だいいんしん)
    ・小陰唇
    ・大前庭(だいぜんてい)腺…バルトリン腺のこと
    ・腟前庭…小陰唇内側の部分

    など、これら全てを含んだ部分のことをまとめて外陰部と言います。

  • ★男性の外陰部★

     

    男性の場合

    ・いんのう
    ・陰茎(ペニス・亀頭含む)

    外陰部と呼び、その周辺および肛門周辺・足の付け根部分にパジェット病が出来やすい。

  • パジェット病はこんな感じです

  • パジェット病は、男性ならば「いんきんたむし」・女性ならば「カンジダ症」などと症状を思い間違いし易いようです。

    最初は市販の薬で対処していても、治るどころか段々と症状が悪化していくことに驚いて病院に掛かる方が多いと言います。

    では実際にどのような皮膚症状が出るのかを見ていきましょう。

  • ★男性パジェット病の症例です★

     

    陰嚢横から右足太ももの付け根部分にパジェット病が見られます。
    また、赤く小さな点々が出来ているのこともあります。

    この部分が痒みを伴います。
    掻いてしまうと液が浸潤してしまい、患部が広がったり表面がジュクジュクして来てしまいます。

    鏡を見て、このような状態になっていたらすぐに病院に行きましょう。

  • ★女性のパジェット病症例です★

     

    外陰部の皮膚がカサカサと硬くなっており、所々に赤い部分と白い部分が見られます。
    また、掻いてしまうことによって色素が沈着し赤みや黒ずみが起こる場合もあります。

    女性の場合、大陰唇や小陰唇が重なり合っていることや、日常的におりものなどがあって湿気が多い場所なので掻き壊さないように注意が必要です。

  • 早期発見がのちの治療を軽くします。
    違和感を感じたら、恥ずかしがらずに早めに病院に行って下さい。