歩幅狭いと“認知症”のリスクが増えるらしい

先程、歩幅が狭い高齢者ほど、認知症のになりやすいと、東京都健康長寿医療センター研究所の谷口優研究員らがまとめたようです。

  • wolf 更新日:2013/09/19

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  • 読売新聞による記事がコチラ⇓

  •  歩幅が狭い高齢者ほど認知症になりやすいとの調査結果を、東京都健康長寿医療センター研究所の谷口優研究員らがまとめた。

     歩幅を手がかりに、認知症の早期発見や予防が可能になると期待される。

     研究チームは、群馬県と新潟県に住む70歳以上の1149人を対象に暮らしぶりや身体機能を調べ、介護が必要な人や認知症が疑われた人などを除く666人を、追跡調査(平均2・7年)した。

     その結果、年齢や一人暮らし、血液中の赤血球数の少なさ、低コレステロールなどが、認知機能の低下と関係していた。中でも、特に関連が深かったのが、歩幅の狭さだった。

     年齢や身長などの条件を調整して、歩幅を「広い」「普通」「狭い」の3群に分けて分析。普通の速さで歩く時に、歩幅が狭い群は、広い群に比べて、認知機能が低下するリスクが3・4倍高かった。特に女性ではその差が5・8倍になった。男性では速く歩いた時の差が大きく、狭い群のリスクは広い群の4・4倍になった。
    出典 :歩幅狭いと認知症リスク増…70歳以上調査
  • ■2013年6月17日記事

  • 東京都健康長寿医療センター研究所:谷口優研究員のコメント。

  • 「高齢者を歩幅が『狭い人』『普通の人』『広い人』と分けたとき、普通に歩いたときの歩幅が狭い人は、歩幅が広い人に比べると3.4倍も認知機能低下が起こりやすいことが分かったのです。女性に限れば差はもっと顕著で、5.8倍になります」
    出典 :認知症リスクは「歩幅」でわかる男性61.9cm、女性58.2cm以下は危ない!【全文公開】 | 特集 - 週刊文春WEB
  • 「666人の内、認知機能が低下していたのは110人。一方、556人の方々には認知機能低下は見られませんでした。両者を比べたとき、低下した方は総コレステロール値が低い、赤血球数が少ないといった傾向があることもわかりましたが、一番はっきりとデータに表れたのが歩幅でした」
    出典 :認知症リスクは「歩幅」でわかる男性61.9cm、女性58.2cm以下は危ない!【全文公開】 | 特集 - 週刊文春WEB
  • 【疑問】なぜ、歩幅と認知機能が関係するのだろうか?

  • 「歩幅の差は、筋肉量など身体機能が関係すると考えがちですが、筋肉量が多ければ歩幅が広くなり、少なければ狭くなるかといえば、必ずしもそうではないのです。他の理由を考えていくと、脳神経系の問題に突き当たります。つまり、歩幅の狭い人は足を前に出そうとするシグナルが脳との間でうまく伝わっていないと考えられます。何らかの脳の異変が、歩幅として表れている可能性があるのです」
    出典 :認知症リスクは「歩幅」でわかる男性61.9cm、女性58.2cm以下は危ない!【全文公開】 | 特集 - 週刊文春WEB
  • 歩幅の平均、調査結果

  • 今回の研究結果

  • 男性が普通に歩いた場合、61.9cm以下が狭い、70.6cm以上が広い(その間が「普通」、以下同じ)。
    女性の場合は、58.2cm以下が狭く、65.1cm以上が広いとしている。

  • 認知症の症状

  • ・“知的能力の低下”
    ・不眠、幻覚、妄想、抑うつなどの“心の変化”
    ・徘徊、暴力、不眠、異食、弄便などの“行動の変化”
    ・食事、入浴、排泄などうを行う“日常生活能力の低下”
    ・歩行障害、食べ物の飲み込みがしにくくなる、尿や便が出にくかったり、失禁したりといった“身体への障害”

  • ところで、伊能忠敬の歩幅って何㎝だったのでしょう?

  • 伊能忠敬

     

    江戸時代の商人・測量家。

  • 忠敬は、一定の歩幅で歩く訓練をしていました。その1歩は正確に69cm。歩数から距離を計算しました。
    出典 :伊能忠敬の測量方法|NHK for School
  • 自分で歩幅計測をする場合に注意するべきことは?

  • 自分で測ろうとすると、歩幅が狭くなってしまう傾向がある。

  • 「実際の調査では高齢者に11メートル歩いてもらい、歩き始めと終わりの各3メートルを除いた5メートル部分の歩幅を計測しています。前後にこれくらい余裕がないと、普段通りの安定した歩きが出来ないのです。1歩目や、歩き出しの部分は、特に狭くなります。また、家の中だと家具や壁が気になってしまい、これも歩幅が狭くなる原因となります。こうした正確ではない歩幅で、『うわぁ狭い、大変だ』とならないよう気をつけてください」
    出典 :認知症リスクは「歩幅」でわかる男性61.9cm、女性58.2cm以下は危ない!【全文公開】 | 特集 - 週刊文春WEB
     

    (前出:谷口研究員)

  • 認知症介護研究・研修東京センター:須貝佑一副センター長のコメント

  • 「認知症予防には、実はウォーキングなどの有酸素運動が一番有効です」
    出典 :認知症リスクは「歩幅」でわかる男性61.9cm、女性58.2cm以下は危ない!【全文公開】 | 特集 - 週刊文春WEB
  • 「物忘れ外来にいらっしゃる患者さんに、『ボケないためには、計算問題をしたり、本を書き写したりすればいいんですか』とよく聞かれます。もちろん、そういった知的活動も大切です。ですが認知症予防のために最初にやるべきことは、とにかく運動なのです」

    「このアミロイドβの凝集を促進するのが活性酸素です。つまり、有酸素運動によって新しい酸素を送り込み、出来るだけ活性酸素を追い出すことによって脳内をアミロイドβが溜まりにくい環境にすることが重要なのです」
    出典 :認知症リスクは「歩幅」でわかる男性61.9cm、女性58.2cm以下は危ない!【全文公開】 | 特集 - 週刊文春WEB
  • 「あくまで有酸素運動としてのウォーキングなので、ある程度息が弾み、汗ばんでくる程度でないと意味がありません。ただ、苦しくなってはいけないので、脈拍数が平静時の5割増に近づくのを目標とするのがいいでしょう。普段の脈拍が60なら、90近くになるようなウォーキングが有効です。時間としては、やはり30分は続けないと効果が期待できません。30分以上のウォーキングをしている人は、していない人に比べ、認知症発症のリスクが半分に減るという調査結果もあります」
    出典 :認知症リスクは「歩幅」でわかる男性61.9cm、女性58.2cm以下は危ない!【全文公開】 | 特集 - 週刊文春WEB
  • できるだけ早めの対策を!

  • 「できれば、そうした運動習慣を40代から始めてほしいですね。アミロイドβは、認知症が発症する20年以上も前から徐々に溜まりだしているというのが定説です。人によっては、40代から溜まり始めている可能性もあります。それを運動によって軽減させれば、70代で認知症を発症するところが、85歳まで先延ばし出来るかも知れない。85歳でなら、初期状態で天寿を全うすることが出来るのです」
    出典 :認知症リスクは「歩幅」でわかる男性61.9cm、女性58.2cm以下は危ない!【全文公開】 | 特集 - 週刊文春WEB
     

    (前出:須貝佑一副センター長)

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