沈黙の臓器、肝臓【肝臓がん初期症状】まとめ

がんの中でも最も症状が出にくいと言われている肝臓がん。その初期症状はどんな?

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  • 肝臓がんの初期症状

  •  肝臓は沈黙の臓器と呼ばれ,大きな余力をもつ臓器です。そのため,肝臓の一部に障害が起こったり,肝臓がんとなったとしても,すぐに肝臓の機能に影響は現れません。

     肝臓がこのような性質をもつため,たとえ肝臓の内部にがんが発生しても初期には患者にはほとんど自覚症状が現れません。

     肝臓に複数の直径3~5cm程度のがんが生じていても,それらが肝臓の内部にのみとどまっていて,神経のある肝臓の被膜に接したりしていなければ,多くの患者は自覚症状がありません。
     
     したがって,肝臓がんの初期症状の多くはは肝炎や肝硬変によるものです。

     肝臓がん患者の70~80%は肝硬変を合併しているため,肝硬変の症状が,肝臓がんの最初の自覚症状となることが少なくありません。

     初期に患者は倦怠感や食欲不振を訴えることがありますが,これを仕事が忙しいせいだとか,加齢によるものだと思いこみ見過ごしてしまうことも多いのです。

    出典 :肝臓がんの症状
  • 肝臓癌初期

     

    肝臓がんは初期の段階では、症状はほとんどあらわれることはなく、
    肝炎や肝硬変の症状がでるくらいです。

    それは、食欲不振、全身倦怠感、腹水がたまっておなかがでる、
    吐血、下血、貧血によるめまい、冷や汗、脱力感などがあります。

    ただ、これらの症状は肝臓がんだけにみられるものでは
    ありませんから、その症状だけで肝臓がんだと疑うことは
    ほとんど不可能です。


    肝臓がんがある程度進んでくると、わかりやすい症状が
    出てきます。

  • わかりやすい症状が現われた頃にはもう遅い!?

  • 初期症状に注意する!どんな小さなサインも見逃すな!

  • 確実にチェックして欲しいのは【黄疸】

     

    肝臓に関係する症状として有名なのがこの黄疸

    読んで字のごとく黄色くなることと考えてても差し支えは無いと思います。眼球の白い部分つまり白目の部分が黄色くなることや皮膚が全体に黄色くなることを指しています。これはビリルビンと呼ばれる物質が皮膚や粘膜に付着することによって黄色い色が発色されてしまうという現象

  • このビリルビンという物質は胆汁色素のひとつですが、これは赤血球の中にある成分であるヘモグロビンを原料として作られるものです。肝臓はこのヘモグロビンを分解してビリルビンを作り十二指腸に胆汁として排出するのです。そのため赤血球がたくさん壊れたり肝炎などの病気のためにビリルビンが胆汁の中に放出されなくなってしまうと血液中の濃度が上昇して【黄色い色が全身に回ってしまい、色の判りやすい白目の部分や皮膚に出てくるという結果になります】。

    また胆石などが出来て胆汁の流れが悪くなったときにも黄疸は出ます。ですから黄疸が出たときにはためらわずに病院で検査をしてもらいましょう
    出典 :初期症状に注意する | 肝臓の症状を見逃すな!! 肝臓のSOS  原因はお酒だけじゃない!
  • 肝臓がんの症状

  • 進行すると…

  •  がんの進行とともに,肝臓の機能が低下すると,黄疸や腹水がみられ,発熱,意識障害などが起こることがあります。

      この肝臓がんは直径3cm程度になると急速に成長が早くなるという特徴があり,2~3ヶ月で2倍になることもあります。そのため,症状が出はじめるころはがんはかなり進行しており,治療が困難なケースが多いと言えます。

     肝臓は痛みを感じにくい臓器ですが,みぞおちや,みぞおちの右側,また右肩などに痛みを感じることがあります。

     また,肝臓の腫瘍が増殖し,肝臓の皮膜まで到達すると,鈍い痛みや圧迫感が生じます。 上腹部やに不快感,膨満感,痛みを訴える患者もいます。

     また,肝臓内部の線維化により,肝臓にごつごつしたこぶが生じ,医師も患者の腹部を触診することで線維化した肝臓を容易に発見できます。
     
     患者自身も,自分で右上腹部またはみぞおち周辺を手指で押すと,硬い肝臓の一部を感じとれることかあります。

     肝硬変の進行によって,クモ状血管腫,手掌紅斑,肝性昏睡(肝臓で処理されない血液中の有害物質が脳に侵入し,意識障害を引き起こす)などが現れます。
     
     さらに肝硬変が進行すると、肝臓に入る大きな血管の1つである門脈に血液が流入しにくくなるため,肝臓内の血液の流れが悪くり,胃や食道の静脈がうっ血して静脈瘤ができます。
     
     この状態が続くと,食道静脈から少しずつ出血したり,ときには大量出血(食道静脈瘤の破裂)を起こすことがあります。

     これらはいずれも肝硬変の症状であり,このような症状から肝臓がんが発見された場合,がんはかなり進行していることが予想されます。

     肝臓がんは自覚症状が乏しく,症状が出てから病院へ行っても,がんはかなり進行してしまっています。肝炎や肝硬変に罹患している患者は定期的な検査を受けておくことが大切です。   
    出典 :肝臓がんの症状
  • その他肝臓がんの症状

  • ●GOTとGPT数値の上昇
     GOTとGPTは逸脱酵素といわれ,本来細胞内で働くものが何らかの理由で,血液中に流出した酵素です。

     これらは,肝細胞が障害されて細胞が壊れるときに,血液中に流れ出てきます。この数値が高いと,多くの肝細胞が破壊されていることを意味するため,肝臓の炎症の程度をみる指標となります。

    ● 血小板の減少 
     血小板は,血管が損傷し,出血した際に,血を止めるために機能する血液中の細胞です。慢性肝炎が進行したり,肝硬変になると血液中の血小板の数は減少してきます。

     血小板は肝硬変の指標となり,血液1㎜3あたり10万個(正常値は25万個以上)を切ると,肝硬変の可能性が高くなります。

     また,肝硬変から肝臓がんになるとは限らず,血小板が12万個以下の場合,慢性肝炎でも肝臓がんが見られるようになります。

    ● 牌臓の腫大 
     慢性肝炎から肝硬変に移行する過程で,肝臓の機能の低下を補うため,牌臓が大きくなってきます。

     牌臓は古くなった赤血球や血小板などの血液成分を処理する働きをしています。したがって,牌臓の働きが強くなると,血小板などの血液成分が破壊されるため,その数値が減少します。
    出典 :肝臓がんの症状
  • 肝臓がんの原因は?

  •  肝臓がんは,その多くが慢性肝炎や,肝硬変から発症します。特にB型肝炎やC型肝炎は感染したウィルスにより,肝細胞の遺伝子に突然変異がおこり,がん化すると考えれています。

     B型肝炎ウイルスやC型肝炎ウイルスにより肝炎が起こり,肝臓の細胞が死滅や再生を繰り返す過程で,遺伝子が変異し,がん細胞へと変化してしまうのです。

     肝硬変ではその中の約7%,慢性肝炎では約2%の患者に肝臓がんが発見されています。

     肝臓がんの原因の一つとしては,他の場所からの転移があります。それは血流に乗ったがん細胞が肝臓の中にある小葉にとらえられ,そこで増殖するためです。

     アルコールの飲み過ぎは肝硬変につながり,それがやがて肝細胞がんの発生につながることはよく知られています。

     最近の研究ではアルコール摂取がないにもかかわらず,脂肪肝から肝炎(非アルコール性脂肪肝炎)(NASH)となり,その過程で肝がんが生じることが解明されています。

     さらに80年代に止血剤として使用された血液製剤「フィブリノゲン」によってC型肝炎に感染し,キャリアとなって存在している人がいることがわかり,社会問題となっています。

     またナッツ類に含まれる植物毒(アフラトキシン)を吸収することで肝臓がんが発生することもあります。

     2002年には肝臓の細胞をがん化させるがん遺伝子(ZNFN3A1)が発見され,この遺伝子のはたらきにより,細胞の異常増殖が起こると考えられています。

    出典 :肝臓がんの原因
  • 生存率は?


  •  肝臓がんの生存率は患者なら,だれでも関心のあるところではありますが,これはあくまで,目安としてとらえるべきです。

     その理由は,途中で調査対象からはずれる患者や,がんと診断された時期が不明確な患者もいたりして,正確なデータが得られないことが少なくないからです。

     さらに,患者それぞれの年齢や体質,がんの状態も異なるため,これを生存率として平均化してしまうと,その平均値が患者個人に当てはまるとは限りません。

     また,調査対象となった患者の人数も問題であり,個々の病院が報告した生存率では対象者数が少なく,参考にできるかわかりません。

     したがって全国規模で行われたような,調査対象が多いデータの生存率がより信頼性のおけるものといえます。

     がんでは5年生存率がよく問題となりますが,それは治療後,再発した場合,多くは5年以内に起こり,それ以降は再発や転移は少なくなるため,5年生存率はがん治療の一つの指標となっています。

     ただし,肝臓がんの場合,肝炎や肝硬変を伴っているケースが多く,また肝炎ウィルスも駆逐できない場合もあり,残念ながら治療後5年以降も生存率は低下してしまうようです。

          





    出典 :肝臓がんの生存率・肝臓がんの治療