【プラスチックバター】トランス脂肪酸、各国の対応は?

ニューヨーク市は全米のトランス脂肪酸量表示義務より一歩踏み込み、外食産業でのトランス脂肪酸使用禁止を打ち出し、2007年6月より施行しました。日本はと言うと、全く規制がありません。マーガリンその物を買わずとも外食では選別ほぼ無理です...

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  • 天然の植物油にはほとんど含まれない。

     

    日本では、諸外国と比較して食生活におけるトランス脂肪酸の平均摂取量は少なく、相対的に健康への影響は少ないと主張する説もある。

    ただしこれは日本人として平均的な食生活を営んでいる場合のことで、食の嗜好の多様化により望ましくないレベルのトランス脂肪酸を摂取してしまう人が存在する可能性はある

  • マーガリン、ファットスプレッド、ショートニングなどに多く含まれる。

     

    ファーストフード店での揚げ物にはからっとした食感が得られ、長持ちするショートニングが使われている場合がある。

    ショートニングは、食感改善効果が高いため、ビスケット、パン、ケーキ、スナック菓子などの小麦粉加工食品にも多く使われている。

  • 一定量を摂取するとLDLコレステロール(悪玉コレステロール)を増加させ心臓疾患のリスクを高めるといわれ、2003年以降、トランス脂肪酸を含む製品の使用を規制する国が増えている。
    出典 :トランス脂肪酸 - Wikipedia
  • 人体への影響

     

    虚血性心疾患(冠動脈の閉塞・狭心症・心筋梗塞)の発症

    認知機能の低下

    心臓疾患のリスク増加

    トランス脂肪酸の摂取量が多い群ほど体内で炎症が生じていることを示すCRPなど炎症因子や細胞接着分子が高い

    動脈硬化症

    アトピーなどのアレルギー症

    摂取量が多い場合に、不妊症のリスクが高まる可能性

  • 日本の現状は?

  • 日本国内では現在のところ指摘や警告はあるもののトランス脂肪酸に対する規制はありません。
    出典 :トランス脂肪酸の日本国内での規制
  • トランス脂肪酸を規制している国は?

  • オランダ

     

    トランス脂肪酸を含む油脂製品を販売禁止しています。


  • ドイツ

     

    ドイツではマーガリンの使用が制限されています。その理由の背景に、腸の慢性炎症疾患でクローン病という難病があります。ドイツではマーガリンの摂取とクローン病の因果関係が証明されました。

  • フィンランド

     

    フィンランドでは、トランス脂肪酸ゼロのマーガリン「ベネコール」(商品名)は同国マーガリンの売上げのトップを独走しています。


  • 韓国

     

    製菓メーカーらが2007年初から相次ぎ「トランス脂肪酸ゼロ化」を宣言しています。

    ロッテ製菓はトランス脂肪酸削減を目指す特別班を設置し、トランス脂肪酸ゼロを達成したと表明しています。

  • カナダ

     

    カナダでは2005年12月からの加工食品の栄養成分の表示義務化の中で、総脂肪、飽和脂肪酸、トランス脂肪酸、コレステロールを表示対象としています。米国と同じです。
    トランス脂肪酸は1食分当たり 0.2g未満の場合には、「0g」と表示できるとされています。これは米国の 0.5gより厳しいです。

  • アメリカ

     

    2006年1月から加工食品の栄養成分表示において、総脂肪、飽和脂肪酸、コレステロールに加えてトランス脂肪酸量の表示を義務づけられました。

    ニューヨーク市は全米のトランス脂肪酸量表示義務より一歩踏み込み、外食産業でのトランス脂肪酸使用禁止を打ち出し、2007年6月より施行しました。

  • シンガポール

     

    2012年、シンガポールでは、政府がトランス脂肪酸の使用制限に取り組み始めました。若者の間にファーストフードが蔓延し、これを改善化してバランスの摂れた健康的な食生活を普及させる目的もあります。


  • デンマーク

     

    2004年1月から食品の製造・加工過程で生じたトランス脂肪酸については、消費者向けに販売される最終製品に含まれる油脂100gあたり2g未満とする制限が設けられています。


  • 企業の取り組みは?

  • マクドナルド

     

    アメリカのマクドナルドは2007年1月、公式サイト上で心臓病や肥満との関連を指摘されているトランス脂肪酸の使用を、アメリカ内における一部店舗で中止したことを明らかにしました。

    日本マクドナルドのトランス脂肪酸への対応ですが、新しい調理油への切り替えはアメリカ国内だけにとどまり、日本での調理油切り替えは予定すらされていません。日本政府がトランス脂肪酸に対して表示義務も削減方向も打ち出していない

  • ケンタッキーフライドチキン

     

    米ケンタッキーフライドチキンでは、揚げ油に保存性の良いショートニングを使用してきました。しかし、ショートニングに含まれるトランス脂肪酸が心疾患のリスクを高めるとの声が高まり、2006年10月、米KFC社はトランス脂肪酸を含む食用油の使用を、北米にある同社の5500の店舗で07年4月までに停止すると発表しました。

    日本ケンタッキーフライドチキンによると、日本では米国の動きとは別に、06年よりトランス脂肪酸の少ない食用油の導入を進めているとのことです。

  • ミスタードーナッツ

     

    ミスタードーナツはトランス脂肪酸の問題に取り組み、2007年12月から全店でトランス脂肪酸値を大幅に抑えた低トランス脂肪酸オイルを採用しています。

  • その他の企業

     

    セブン&アイ・ホールディングス (オリジナルパンのみ)2010年12月26日、トランス脂肪酸を含む商品を販売しない方針を明らかにした

    pasco 2006年(平成18年)2月より、パンや菓子に使用する油脂(マーガリン、ショートニング)を、トランス脂肪酸の含有量が少ないものに順次切り替え。

    神戸屋 使用する油脂などの見直しにより低減。

    モスバーガー パーム油と菜種油でありショートニングは使用していない。

    ロッテリア パーム油100%でショートニングは使用していない。

    日本ウェンディーズ 米国と共同歩調で2006年10月から全79店舗でトランス脂肪酸を含んでいない油に切り替え。

    日清オイリオグループ (製造過程で水素添加を施した一部の業務用商品を除き)「国内で基準はありませんが、米国食品医薬品局(FDA)には、一食当たりトランス脂肪酸が0.5g未満(油脂の場合100g当たり3.5g未満)の場合に0gと表示できる基準があり、当社は既にその水準に達しております。」とある。

    ブルボン 全商品の低トランス酸化(1サービング40gあたり0.5g以下)