糖尿病と歯周病、その怖い相互関係!

糖尿病の人は歯周病の比率が高く、歯周病の人は糖尿病になりやすい。この不思議な相互関係は何故起こるのか?糖尿病と歯周病の負の連鎖は断ち切れるのでしょうか?

view205

お気に入り お気に入り0

お気に入りに追加

  • 歯周病の人は糖尿病になり易い

  • 歯周病は血糖値に影響を与える

     

    歯周病は歯が抜けるだけではありません。

  • 歯周病菌は腫れた歯肉から容易に血管内に侵入し全身に回ります。 血管に入った細菌は体の力で死滅しますが、歯周病菌の死骸の持つ内毒素は残り血糖値に悪影響を及ぼします。
    出典 :日本臨床歯周病学会
  • 血液中の内毒素は、脂肪組織や肝臓からのTNF-αの産生を強力に推し進めます。 TNF-αは、血液中の糖分の取り込みを抑える働きもあるため、血糖値を下げるホルモン(インスリン)の働きを邪魔してしまうのです。
    出典 :日本臨床歯周病学会
  • 糖尿病の人は歯周病になり易い

  • 糖尿病の合併症

     

    糖尿病には網膜症・腎症・神経障害・末梢血管障害・大血管障害などの合併症があり歯周病もその一つと言われています。

  • 糖尿病になると白血球の機能が低下し、さらに唾液の分泌も少なくなってしまうので歯周病になりやすくなります。
    出典 :歯周病(歯槽膿漏)と糖尿病
  • 歯周病はこれらに続く第6の合併症と捉えられています。そのため糖尿病患者さんの多くに重度の歯周炎が見られます。
    出典 :歯周病が及ぼす全身への影響 | 日本歯科衛生士会
  • 歯周病の炎症の場で産生されるサイトカインのうち、ある種のものが血糖値を低下させる作用を持つインスリンの効きを阻害する(インスリン抵抗性)ため、歯周病患者は血糖コントロールが改善しにくくなる。
    出典 :歯周病が及ぼす全身への影響 | 日本歯科衛生士会
  • 負の連鎖

  • 歯周病と糖尿病の負の連鎖

     

    糖尿病の人は歯周病に注意をしましょう。

  • 「歯周病になると糖尿病になりやすくなり、糖尿病になると歯周病になりやすくなる」
    この「負の連鎖」を食い止めるために、糖尿病の人は歯周病に対してより一層の注意を払うことが必要です。
    出典 :歯周病(歯槽膿漏)と糖尿病
  • 歯周病を合併した糖尿病の患者さんに、抗菌薬を用いた歯周病治療を行ったところ、血液中のTNF-α濃度が低下するだけではなく、血糖値のコントロール状態を示すHbA1c値も改善するという結果が得られています(左図)。
    出典 :日本臨床歯周病学会
  • 負の連鎖を断ち切る

  • 歯周病治療の血統コントロールへの影響

     

    歯周病を治療すると、糖尿病の改善がみられます。

  • 歯肉の炎症が全身に多くの影響を与えることは昨今の研究で明らかになってきています。 歯周病も糖尿病も生活習慣病ですから互いに深い関係があって不思議ではありません。
    出典 :日本臨床歯周病学会
  • 歯周病は治療できます。歯周病の治療により負の連鎖は断ち切ることが出来ます。糖尿病の人と歯周病の人は確りとこの事実を承知し、治療に当たる必要があります。歯周病は再発しやすいので確りとした歯磨きと歯のメンテナンスが必要です。