手術・薬物治療・先進医療…大腸がんの治療費と治療費助成についてのまとめ

大腸がんの治療費についてまとめます
検査・手術・薬物治療など高額費用が必要となりますが、高額医療費制度を利用すれば負担額は月の限度額(一般所得世帯であれば9万円弱)で済み、予め限度額適用認定証を交付してもらえば窓口での支払いも限度額で済みます

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  • 大腸がんの治療費はいくら必要か

  • 大腸がんの治療費は、症状や治療方法によって異なります。内視鏡治療、開腹手術、腹腔鏡手術などがあり、いずれも数十万円~100万円程度の治療費がかかります。しかし、これを患者さんが全額負担するわけではありません。
    出典 :大腸がんの治療はいくら必要?治療費の目安と治療内容について! | 健康生活 – 元気の秘訣を毎日お届け
     

    先進医療を除いては保険が適用されるので、その負担割合に応じた支払額になります
    後述しますが、治療費用が高額の場合は、高額医療費制度も利用できます

  • 大腸がんの治療費【手術等の治療にかかる費用】

  • 入院治療費が高額になっても、平成19年4月より入院医療費等の医療機関への窓口負担を軽くする「限度額適用認定証」の発行を保険者より受けたりする制度(平成24年4月より外来へも対象拡大)や、高額療養費制度等利用可能な社会保険・社会保障制度の仕組みがあります。
    出典 :主な検査、入院等の費用|ご来院される方へ|医療法人 山下病院
     

    大腸がんの手術は内視鏡手術入院費を含め16万円前後、開腹・腹腔鏡手術では140~150万円前後かかりますが、いずれも高額治療費の対象になりますので、後述しますが、予め限度額適用認定証を交付してもらっておけば窓口での負担額が少額で済みます

  • 大腸がんの治療費【手術後にかかる費用】

  • 結腸がん:切除手術・抗がん剤治療費構造例

     

    術後の定期検査のみの例や、予防のための抗がん剤治療の例などもありましたが、最も費用のかかるFOLFOXと呼ばれるレジメンの費用例になります
    直腸がんについても治療費構造はほぼ同じだそうです

    ※(周)は周術期の治療費、(検)は定期検査の費用、(抗)は抗がん剤治療費(入院費含む)

  • 大腸がんの治療費【先進医療の費用】

  • 最先端医療【重粒子線がん治療】

     

    重粒子線がん治療は、放射線療法の一つ
    炭素イオンを、がん病巣に狙いを絞って照射する最先端の治療法
    (体の表面近くでは放射線量が弱く、がん病巣の位置において急激に放射線量がピークになる)

     1.がん細胞を集中的に破壊する
     2.痛みがなく、副作用も少ない
     3.高齢などで体力に不安を持つ方でも治療が可能
     4.治療期間が短く、外来通院での治療が可能
     5.手術が困難ながんやエックス線が効きにくいがんも治療可能

  • 重粒子線治療は、厚生労働大臣の承認を受けた先進医療の一つです。先進医療の費用は患者さんの全額自己負担となります。 ただし、通常の治療と共通する部分(診察・検査・投薬等)の費用は、公的医療保険が適用されます。
    出典 :鳥栖市公式ホームページ|SAGA HIMAT 重粒子線がん治療とは
     

    先進医療技術料は保険適用外となるので、高額医療費制度の利用もできず、300万円超の自己負担が必要となるそうですが、自治体によっては一部助成金が出る場合もあります

  • 平均12回前後、3週間ほどで終わると言われています。もちろん、個人差はありますが、小さな肺がんだと1日1回の治療で終わってしまうこともあるようです。
    出典 :重粒子線治療のメリット・デメリット (先端治療) | 大腸がんの症状や治療を見つける〜大腸navi〜
     

    照射回数に関わらず費用は314万円位だとのことです
    治療費が高額であることと、設備が整っている医療施設が限られていることで、この治療法を選択される方は少ないようです

  • 高額医療費制度の利用について

  • 高額医療費制度とは

     

    高額療養費とは、同一月(1日から月末まで)にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合、一定の金額(自己負担限度額)を超えた分が、あとで払い戻される制度です。

  • 1.同じ月内での診療
    2.同じ医療機関での診療(総合病院の場合は各診療科ごと)
    ただし、入院と外来(通院)を問わず高額療養費の対象となりますが、計算は別々にします。
    出典 :高額療養費制度―要件―適用範囲(対象となる医療費 適用外・対象外となる医療費) - [医療・年金]医療保険・年金保険等
     

    例えば月末に入院し、翌月退院などのように月がまたがってしまった場合、2か月分の自己負担が必要になります

  • 治療は一般的に初期治療(「周術期」といいます)の間に総治療費の70~80%が発生するといわれていますので、月の初めに入院して治療開始する場合と月の半ばに入院して治療開始する場合とでは自己負担額に大きな差が生じることがあります。
    出典 :がん治療費.com - 治療費の自己負担額
     

    入院前に実質的な自己負担額がどの程度の金額になるか医療機関と相談してみましょう

  • 4回目からはさらに負担が軽減

  • 1年間で4回目からはさらに負担が軽減【多数該当】

     

    高額療養費として払い戻しを受けた月数が1年間(直近12ヵ月間)で3月以上あったときは、4月目(4回目)から自己負担限度額がさらに引き下げられます。
    一般所得世帯であれば、44,400円の負担で済みます

  • 事前に限度額適用認定証をもらっておけば窓口負担が軽減

  • 平成24年4月1日からは、外来診療についても「認定証」などを提示すれば、自己負担限度額を超える分を窓口で支払う必要はなくなります。この取り扱いを受けるには、事前に「認定証」を入手していただく必要があります。
    出典 :高額な外来診療を受ける皆さまへ |厚生労働省
     

    従来は入院時のみの適用で合ったのが、平成24年4月より外来診療においても適用されるようになったとのことです
    加入している保険の健康保険組合・協会けんぽ、国民保険なら市町村へ問い合わせてください

  • 健康保険限度額適用認定証

     

    これを窓口で提示すれば1月の支払限度額は以下の通りで済みます

    A:上位所得者(標準報酬月額53万円以上) 150,000円+(総医療費-500,000円)×1%
    B:一般 80,100円+(総医療費-267,000円)×1%
    C:低所得者(市町村民税非課税者) 35,400円

  • 制度を利用するには、事前に全国健康保険協会の各都道府県支部に「健康保険限度額適用認定申請書」を提出し、「健康保険限度額適用認定証」の交付を受け、医療機関の窓口に認定証と被保険者証を提出してください。
    出典 :高額療養費・高額介護合算療養費 | 健康保険ガイド | 全国健康保険協会
     

    交付は不備がなければ、1日でされるそうです

  • 税金の医療費控除も忘れずに

  • 確定申告で税金還付

     

    医療費控除は、所得金額から一定の金額を差し引くもので、控除を受ける金額に応じて税金が軽減される制度
    1月1日から12月31日までにかかった家族全員の医療費の領収書を必ず残しておきましょう
    医療費の自己負担額から、高額療養費や民間保険の保険金として戻ってきた金額を除いて10万円(所得が200万円以下の人は所得の5%)を超えていれば、医療費控除が受けられます
    差額ベッド代や通院に使った交通費なども申請できます