体外受精とはどのような不妊治療なのか

現在、8人に1人が不妊症といわれています。認められている不妊治療の一つが対外受精です。体外受精とは、どのような不妊治療なのか調べてみました。

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  • 体外受精のとは?

  • 不妊治療の一つで、通常は体内で行われる受精を体の外で行う方法。受精し分裂した卵(胚)を子宮内に移植することを含めて体外受精・胚移植(IVF-ET)という。
    出典 :体外受精 - Wikipedia
  • 体外受精というのは体内で受精が難しいと考えられる場合に行う方法で、文字通り「体外で」受精を行う方法を指します。現在最も一般的であるのはIVF-ET(体外受精-胚移植)ですが、GIFT(配偶子卵管内移植)、顕微受精(ICSI;卵細胞質内精子注入法、ほか)あるいは凍結胚移植なども含めて体外受精と呼称されているようです。
    体外受精の適応については以下のようなケースが相当します。
    すなわち、卵管が閉塞している、乏精子症や精子無力症など精子に原因がある、免疫系に原因がある、AIHを何度も施行しても妊娠しない、子宮内膜症があって妊娠しない、原因不明である、などです。
    出典 :人工授精と体外受精はどう違うのでしょうか?
  • 人工授精との違い

  • 子宮に直接注入する受精、卵子と精子を体外に取り出して受精

     

    人工受精とは採取した精子をカテーテルを使って子宮に直接注入する治療法です。
    それに対し体外受精とは、卵子と精子を体外に取り出して受精させ、培養後に女性の体内に戻す治療法です。

  • 体外受精の歴史

  • 1978年、イギリスで世界初の体外受精による赤ちゃんが誕生しました。
    卵管の異常によって、9年間もの不妊に悩んでいた夫婦に対して、 卵子を体外に採り出して受精させた卵を子宮に戻すことで、卵管を使わずに妊娠を目指すという、 実に大胆な発想の治療を行ったのです。
    生理学者ロバート・G・エドワーズと産婦人科医のパトリック・ステップトーが、 12年の歳月をかけて行った研究が、見事に実を結んだ瞬間でした。
    エドワーズは、この業績が評価され2010年にノーベル生理学・医学賞を受賞しました。日本では、ルイーズ誕生から5年後の1983年、東北大学が国内初の体外受精に成功しています。
    出典 :体外受精は、こうして生まれた(歴史的背景) | 体外受精.info
  • こんな二人におすすめ

  • 日本産科婦人科学会では、体外受精や顕微授精の適応を「本法以外の治療によっては妊娠の可能性がないか極めて低いと判断される夫婦を対象にする」とだけ定めていて具体的な基準を決めていませんので、施設によって適応基準の内容が異なります。
    出典 :こんな二人におすすめします(適応) | 体外受精.info
  • 欧米のガイドラインを参考に一般的な基準をご紹介しておきましょう。
    出典 :こんな二人におすすめします(適応) | 体外受精.info
  • 卵管性不妊

     

    卵管がつまっている(卵管閉塞)、卵管の先端(卵管采)が癒着して液体がたまっている(卵管水腫)など卵管の通過性に問題のある方で、卵管形成術(手術療法)の成功が難しい場合。また、通過性は保たれていても卵管機能が失われている可能性のある方や、卵管手術後の方で、2年以上不妊期間がある場合に適応されます。

  • 長期間の不妊(原因不明不妊)

     

    一定期間の一般不妊治療(タイミング法を半年~1年、人工授精を6回程度)を行ったにもかかわらず妊娠にいたらなかった原因不明不妊。また、欧米では不妊治療未経験でも原因不明不妊で3年以上の不妊期間がある場合は、ARTの適応とする考え方もあります。さらに、奥さまが36歳以上で高齢の場合には、その不妊期間がもっと短くても適応になります。

  • 男性不妊

     

    精子の濃度がかなり低い、精子の運度率がかなり悪いなど、人工授精(AIH)などによる自然の受精が難しいと思われる男性不妊。施設によってARTの適応基準の数値は異なりますが、総運動精子数が100万~1000万個で不妊期間が2年以上ならば体外受精の適応とするところが多いようです。

  • 子宮内膜症

     

    軽度もしくは中度の子宮内膜症が疑われる場合は、原因不明不妊と同様に考えます。重度の子宮内膜症の場合には、卵管性不妊と同様に対応します。

  • 免疫性の不妊

     

    奥さまの抗精子抗体(女性が精子を異物と認識したために産生される抗体で、精子の機能を障害する可能性のある抗体)が陽性で、その抗体価が高く、不妊期間が2年以上ある方。奥さまが36歳以上で高齢の場合には、不妊期間が2年以下でも適応。

  • 体外受精の流れ