乳腺などの病気、乳がん。 ところで乳腺って?

「乳腺って聞いたことがあるけれどどんなもの?」「乳腺にはどんな病気があるの?」
乳腺には乳がん以外にもいろいろな病気があります。ご自身の体のためにも乳腺について少しでも知っておいた方がいいと思いませんか?

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  • ◎乳腺とは?

  • 乳腺(英: Mammary gland、羅: Glandula mammaria)は、乳汁を産生する外分泌組織。一般に左右対をなし、霊長類では胸部、有蹄類の大部分は鼠径部、食肉類、豚、齧歯類では腋窩から鼠径部にかけて存在する。

    乳腺は小さな乳腺葉の塊である。

    乳腺は乳汁を分泌できる。男性では乳腺は一般に機能退化となっていることが多い。しかし、男性でも病的な場合、エストロゲンレベルが高まる場合などによって生じてくることがある(女性化乳房)。

    一般に乳腺はエストロゲンの作用によって増殖し、プロゲステロンの作用によって発達する。思春期以降による女性の第二次性徴によって、卵巣が発達し、女性ホルモンとも言われるエストロゲン、プロゲステロンの分泌増加が起こり、乳腺が発達する。主にエストロゲンは乳管の発達、プロゲステロンはエストロゲンと共に乳腺葉の発達に作用する。

    またプロラクチンとオキシトシンは乳汁分泌刺激を生じる。
    出典 :乳腺 - Wikipedia
  • 女性の乳房

  • 大人の女性の乳房は、乳頭を中心に乳腺が放射状に15~20個並んでいます。それぞれの乳腺は小葉に分かれ、小葉は乳管という管(くだ)でつながっています。乳がんの約90%はこの乳管から発生し、乳管がんと呼ばれます。小葉から発生する乳がんが約5~10%あり、小葉がんと呼ばれます。乳管がん、小葉がんは、乳がん組織を顕微鏡で検査(病理学的検査)すると区別できます。この他に特殊な型の乳がんがありますが、あまり多いものではありません。
    出典 :乳がん:[がん情報サービス]
  • 乳腺の病気は乳がんだけじゃないんです。

  • ◎乳腺の病気

  • ◆しこりの触れるもの

  • ①良性疾患

  • ・線維腺腫

  • 20歳代の若い女性に多い。表面は滑らかでくりくりとしており、よく動く。線維腺腫とは異なるが、急速に増大してくる葉状腫瘍というものがあり、この中には悪性成分を含むものもある。しこりが急激に増大してくるものは要注意です。
    出典 :QandA|OBCC
  • ・嚢胞症

  • 中年以降の女性に多い。中に水がたまった状態。超音波で容易に診断可能。経過観察のポイントは数の増減、大きさの変化といった内容の観察です。特に中にし こりが出来た場合、良性(嚢胞内乳頭腫)、悪性(嚢胞内乳癌)の確率が半々です。嚢胞内乳癌は悪性ですが、乳管内にとどまる癌ですので、早期乳癌に含まれ ます。

    出典 :QandA|OBCC
  • ②悪性疾患

  • ・乳がん

  • みなさんご存知の疾患です。触診上いかにも硬い感じがします。進行してくると皮膚のひきつれ・変形、膨瘤などを伴ってくることがあります。2cm以下を早 期乳がんといいますので、自己検診をマスターし、早期発見に努めることが大切です。しかし、しこりが触れるものの中でも本当の乳癌は約5%といわれています ので、しこりを気にしすぎてがんノイローゼにならないように気をつけましょう。
    出典 :QandA|OBCC
  • ・肉腫

  • 肉腫は乳腺を取り囲む間質(かんしつ)といわれる部分から発生する悪性腫瘍です。間質を構成するあらゆる部分が肉腫になりえますが、頻度は非常に低い傾向にあります。悪性化した由来の細胞により、線維肉腫(せんいにくしゅ)、脂肪肉腫(しぼうにくしゅ)、血管肉腫、リンパ管肉腫、悪性葉状(ようじょう)腫瘍などに分けられます。分類不能のものは、間質肉腫として一括されます。
    多くは急速に増大する乳腺腫瘤を症状とします。線維肉腫や脂肪肉腫は時に緩慢な発育をすることがあります。肉腫は主として血液を介して肺や肝臓に転移しますが、リンパ節に転移することはほとんどありません。来院時にはすでに多数の肺転移があることもあり、急速な経過をたどります。
    出典 :乳腺の肉腫 - goo ヘルスケア
  • ③乳腺症

  • 乳腺にしこりを触れるものの内約半数はこの乳腺症といわれています。乳房のハリや疼痛を伴うことがあります。好発年齢は40歳前後で女性ホルモンの不均衡 により生じるといわれています。しかし、これは生理のある女性のホルモン状態の変化により生じる現象であり、乳腺疾患として取り扱わないのが現状です。
    出典 :QandA|OBCC
  • ④炎症性疾患

  • ・うっ滞性乳腺炎

  • 分娩後早期の初産婦に多い。乳管内に母乳がうつ帯することにより、乳房の腫脹・疼痛・発赤・熱感を伴います。
    出典 :QandA|OBCC
  • うっ滞性乳腺炎は乳児への授乳が十分でない場合や、乳首の発達が悪くて乳汁が分泌されにくい場合に起きます。
    出典 :乳腺炎 家庭の医学 - Yahoo!ヘルスケア
  • ・乳輪下膿瘍

  • 乳輪直下の膨隆・疼痛・発赤を生じ、中に膿がたまる状態。症状改善のために切開排膿しますが、自然に自壊する場合もあります。乳管の閉塞によるものが原因であり、陥没乳頭を伴っている人に多く見られます。
    出典 :QandA|OBCC
  • ◆ しこりの触れないもの

  • ①血乳頭分泌

  • 乳管は片方の乳房でおおむね15~20個存在しますがそのうちの1ヶ所から血清分泌を伴う場合、乳管の中にしこり(乳管内増殖性病変)ができている場合が あります。乳管内に造影剤を注入する乳管造影や乳管内視鏡にて診断します。乳管内増殖性病変には良性(乳管内乳頭腫)と悪性(乳管内乳癌)があり、その確 立は約半々といわれています。仮に悪性の場合はしこりの触れないいわゆる非触知乳癌であり早期の状態です。非触知乳癌はマンモグラフィーで乳管内にとどま る癌を石灰化で発見する場合と、この血性乳頭分泌で発見される場合があります。

    出典 :QandA|OBCC
  • ②パジェットがん

  • 乳首が急激にただれてきます。頻度は少ないですが乳首にもがんが発生することを覚えておいてください。
    出典 :QandA|OBCC
  • 乳房パジェット(ページェット)病は、乳頭(にゅうとう)・乳輪(にゅうりん)にびらん(ただれ)をともなう湿疹(しっしん)ができる乳がんの特殊な型で、乳がん全体の1~2%というまれな病気です。
     発病年齢は乳がんよりやや高く、50歳代にもっとも多くみられ、ついで60歳代、40歳代と続きます。
     初期症状は多くの場合、乳頭やその周囲に、境界が比較的はっきりした軽い紅色や紅褐色の湿疹のようなものができることで始まることが多く、そのほとんどに軽いかゆみをともないます。ときには、かゆみだけで、皮膚の変化がみつからないこともありますので、注意が必要です。
     進行すると、乳頭はしだいに変形し、乳輪も不明瞭になります。さらに進行拡大すると、乳房全体が紅色の湿疹や、ジメジメしたただれなどでおおわれるまでになります。
     初めは、乳頭・乳輪の急性湿疹やたむし(頑癬(がんせん)(「股部白癬(頑癬/いんきんたむし)」))などとまちがえられやすいので、長期間治療しても症状の改善がみられないときや、かさぶたなどができるようなことがあったら、皮膚科の医師や、乳腺(にゅうせん)専門の医師にみてもらいましょう。
     
    出典 :乳房パジェット病 とは - コトバンク
  • 診断は、顕微鏡による乳頭分泌物(にゅうとうぶんぴつぶつ)やかさぶたなどの皮膚の細胞診断が決め手となりますが、マンモグラフィーや超音波検査は、あまり有効ではありません。
     治療は、原則として手術による切除ですが、通常の乳がんに準じて行なわれます。
     手術以外の治療法としては、放射線療法、抗がん剤などの局所注射療法、レーザー光線による焼灼(しょうしゃく)療法、液体窒素(えきたいちっそ)を用いた凍結療法などがあります。また最近では、インターフェロン療法などの特殊な免疫療法も行なわれています。
    出典 :乳房パジェット病 とは - コトバンク
  • 乳房に異常を感じたら何科に行けばいいの?

  • ◎乳腺外来とは?

  • 乳腺外来

     

    乳房に異常を感じたらここで受診しましょう!

  • 乳腺外来とは、ひと言でいえば「乳腺に関する疾患すべてをあつかう科」ということになりますが、一般的にはまだあまり浸透していないようです。乳房に異常を感じた場合、何科を受診したらよいか迷う人も多いのではないでしょうか? 現時点では乳腺科の標榜がまだ認められていないので実際迷われる方が多いのだと思います。 

    そこで、乳房に異常を感じた場合、多くの方が婦人科と外科を受診しているようです。最近は、婦人科の先生方も乳癌学会や勉強会などに積極的に参加し、かなり診断技術も向上しているようです。乳癌に罹患した場合は手術慮法がメインとなりますので、乳腺疾患については外科で扱う病院がほとんどです。現在外科もかなり細分化しており、それぞれの外科医は自分の専門分野を持つようになってきています。

    また、2年前より日本乳癌学会では乳癌認定医・専門医制度をもうけ、乳癌認定医・専門医も年々増加し、学会に積極的に参加しては、日本・世界の動向を把握しつつ日常業務に日々研鑚しています。
     
    では、乳腺専門外来では日頃どのようなことを行っているのかを述べていきましょう。 乳房に異常を感じて来院された患者さんに対して、まず視触診を行います。加えてマンモグラフィー(乳房のレントゲン)と超音波の施行。マンモグラフィーは簡単に施行でき、その精度さえ満足なものであれば、どこの施設でも均等に撮影することができます。厚生省でも最近50歳以上の婦人はマンモグラフィーを施行することが望ましいとして、マンモグラフィー併用の乳癌検診が行われる傾向にあります。同時に指導者講習会を適時開催し、マンモグラフィー撮影専門の放射線技師、読影専門の医師の養成も行っています。超音波は乳腺内の細かい変化もリアルタイムで描出することが可能です。この時点で乳癌を疑った場合はCT,MRIなどの検査を追加し、確定診断を得るために細胞診(針を刺す)や組織診(局所麻酔施行後しこりを検査する)を行います。また乳首から分泌液(特に血性)を認めた場合該当乳管へ造影剤を注入する乳管造影、直接乳管に内視鏡(非常に細い内視鏡)を挿入する乳管内視鏡を行い、乳管内を観察、場合によっては組織の採取も行います。
     
    診察の結果、癌と診断された場合は手術療法が主体となりますが、最近では乳房を残すいわゆる乳房温存療法も増加しています。その場合は残った乳房に放射線を照射するのが現状です。その他化学療法(抗がん剤)、ホルモン療法、放射線療法などがありますが、そのなかから臨床データに基づいた根拠のある治療法を選択していきます。
     
    いずれにせよ乳癌は早期に対処するにこした事はありません。乳房自己検診を習熟するとともに少しでも異常を感じたならば遠慮なく乳腺専門外来の門をたたくことをおすすめします。実際、乳房にしこりを触れる人の中で本当の乳癌は約5%といわれています。しかし、その5%の乳癌を決して見逃さないことが我々に与えられた責務だと強く感じております。
    出典 :QandA|OBCC
  • 乳房に異常を感じたら乳腺外来へ!