下肢静脈瘤で悩む女性たちへ 最新の「静脈内レーザー治療」が保険適応に!

心臓から送り出された血液は動脈を通って足先まで流れ、静脈を通って心臓に戻ります。ところが、下肢静脈瘤になると足の付け根や膝の裏などの太い静脈血管の合流部にある、血液の逆流を防ぐための弁がで壊れて逆流し、足の下の方に血液が溜まり、静脈がこぶのように膨らみます。

  • LOL 更新日:2013/12/04

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  • 下肢静脈瘤のタイプ

  •  

    ①伏在静脈瘤
    足の静脈の本幹やその分枝にできる、瘤(こぶ)のような状態になる静脈瘤で、下肢静脈瘤の中では最も多いタイプ
    ②側枝状静脈瘤
    伏在静脈よりやや細かい静脈瘤で、伏在静脈より末端部分にできる静脈瘤
    ③網目状静脈瘤
    細い皮下静脈が網目状に広がっている静脈瘤で、直径が径2~3mmほど
    ④くものす状静脈瘤
    直径1mm以内の細かい静脈瘤で、青色や赤色の細かい静脈瘤が皮膚の内側にクモの巣のような状態で広がって見える

  • 下肢静脈瘤の主な症状と合併症

  • ☆足の血管が浮き出てみえる
    ☆足がむくむ、痛む、だるい、重い、疲れやすい
    ☆足に熱感があったり、しばしば足がつる(こむらがえり)
    ☆足がかゆい、治りにくい湿疹がでたり皮膚が黒ずんでみえる
    ☆足に潰瘍ができている(皮膚が破れて出血がある)
    出典 :下肢静脈瘤広報センター:下肢静脈瘤とは
  • ・むくむ  
    ・静脈が張って痛い   
    ・足がつる   
    ・足がだるい 
    ・足の湿疹が直らない        
    ・色素沈着や潰瘍ができる  
    出典 :下肢静脈瘤とは  静脈瘤の症状・原因・病態・分類
  • ◦血管が浮き出て気持ちが悪い、スカートがはけないなどの外見上の問題があります。
    ◦静脈瘤は、うっ血による静脈圧の上昇によって発生し、このうっ血(血液がよどんでたまること)により、足がだるい・重い・疲れる・ほてる、といった症状があらわれます。
    ◦血液のうったいが進み、だるさ・重さがさらに進むと痛みとして感じられることがあります。
    ◦血液循環が悪くなるために、歩行時もしくは就寝中に、こむら返り(足がつる)を起こすことがあります。
    ◦足の静脈圧が高くなるため、血管内から水分が外へ染み出ることにより、足がむくみます。
    ◦足がかゆくなることがあります。
    ◦皮膚や皮下組織の栄養障害が進むために、皮下組織が繊維性変化を起こして硬くなり、皮膚炎や湿疹ができることがあります。足首の周囲や静脈瘤の周囲に起こりやすくなります。
    ◦静脈瘤になると、皮膚が弱くなり、静脈が拡張していることから、皮膚、皮下に出血が起こりやすくなります。これによって、皮膚に色素沈着が起こったり、少ない刺激でも、潰瘍ができたりします。できてしまった潰瘍は、皮膚の血液循環が悪くなっているために治りにくく、放置すると徐々に増大していきます。
    出典 :下肢静脈瘤|ドクターが推薦する専門医療機関
  • 下肢静脈瘤が発生しやすいのは・・・

  • ◦女性に多い
    ◦加齢と共に静脈瘤発生の頻度は増加
    ◦親族が静脈瘤をもつ場合発生頻度が高い
    ◦教師、美容師、調理師、看護婦、スチュワーデスなどの、長時間立つ仕事に従事されている方に多くみられる
    ◦妊娠出産をきっかけに下肢静脈瘤が発生しやすい
    出典 :下肢静脈瘤|ドクターが推薦する専門医療機関
     

    そのほか、肥満、高血圧、糖尿病のかたなども注意が必要だそうです。

  • 下肢静脈瘤の原因

  • 足の静脈には血液は、弁があるので立った状態でも重力に逆らって上の方向にだけ一方通行で流れます。

    妊娠・出産、立ち仕事などによりあしの静脈の弁に負担がかかると静脈の弁が壊れてしまいます。
    弁が壊れると立った状態では静脈は逆流してしまいます。そのため下流の静脈には圧がかかり、静脈は太くなり蛇行するようになり静脈瘤ができてしまいます。

    出典 :下肢静脈瘤とは  静脈瘤の症状・原因・病態・分類
     

    原因がとても分かりやすく絵で説明してありますので、ぜひご覧ください。
    動画も見る事が出来ます。

  • 下肢静脈瘤の治療方法

  • 下肢静脈瘤はただちに生命にかかわったり、あしが壊死したりする深刻な病気ではありません。そのため静脈瘤があったら必ず手術をしなければいけないわけではありません。しかし、一方で飲み薬で治ったり、自然に治ったりする病気でもありません。
    手術の適応となるのは、
    ・むくむ、だるい、痛いなどの症状がひどい
    ・外見を良くしてスカートがはけるようになりたい
    ・うっ血性皮膚炎、潰瘍を起こしてしまっている
    などの場合です。
    出典 :下肢静脈瘤の治療方法
  • ①医療用の弾性ストッキングや弾性包帯による保存・圧迫療法

     

    軽症の場合や手術を希望しない場合に使われる両方です。

    下肢に適度な圧力を与えることで下肢に余分な血液がたまることを予防し、下肢の深部にある静脈(深部静脈という下肢静脈の本幹)への流れを助けます。

    静脈瘤の進行の防止および現状維持、または治療後の補助療法としての使用であり、下肢静脈瘤そのものを治せるものではありません。

  • ②ストリッピング術

     

    弁の壊れた静脈を引き抜いてしまう手術法です。

    足の付け根と足首の2箇所から、悪くなった血管の中にある静脈瘤を、手術用ワイヤーを使って取り去る方法です。

    伏在静脈が比較的経度で、日帰りでの治療を希望される場合には局所麻酔で、伏在静脈 を抜去します。

    麻酔は効果持続時間が長いので、手術後も痛みはあまりないので、日常生活に差し支えはあまりありません。最近ではこの治療を日帰りで行う医療機関も増えてきました。

  • ③高位ケッサツ術

     

    比較的軽症の静脈瘤の場合

    足の付けね、膝周辺の 2~3箇所を約1cmほど皮膚を切り、そこから静脈を縛ることにより血液の逆流を止めてしまう治療法です。

    下記の他の方法に比べてやや再発率が高くなります。

    高位結紮術は、局所麻酔のみで行うことができるので、日帰り治療が可能です。

    静脈瘤の種類によっては、同時に硬化療法を行うこともあります。

  • ③硬化療法

     

    比較的軽症の静脈瘤の場合

    静脈瘤を起こしている血管の中に硬化剤を注射して、血管の内側の壁をくっつけたり、血管の内側を血栓で詰めてしまう方法です。固まった血管は、次第に萎縮して消えてゆきます。

    硬化療法は、手術の傷残がなく、体への負担が少ないことがメリットですが、大きな静脈瘤にはあまり有効ではなく、再発する可能性が大きいといったデメリットもあります。

    注射をした場所にしこりや痛み、色素沈着が起こる可能性が多いので、熟練と技術を要する専門医にかかる必要があります。 

  • ④静脈内レーザー治療術

     

    径の細いレーザーファイバーを血管の内腔に挿入して静脈瘤を閉塞させたり、多様な波長の光を静脈瘤のある部分に照射したりすることで、肌を傷めずに異常血管のみを消失させるという、下肢静脈瘤の新しい治療方法です。

    高位結紮より再発率は低く、ストリッピング手術に近い効果が得られるとされています。

    2011年度からは、使用レーザーは限られますが、血管内レーザー治療が保険適応になり、レーザー治療は一層普及すると思われます。

    しかも、必要なレーザー機器をすべて配備することが困難であるなどの病院側の理由から、完全な形での施術を提供している医療機関は、未だ極めて少ないといえます。