口唇口蓋裂の鼻形成手術を受けるのはいつ頃か?1回の手術ですむのか?

口唇口蓋裂の鼻形成手術をするタイミングはいつごろになるのでしょうか?また、1回受ければ、繰り返して受ける必要はないのでしょうか?その他、口唇口蓋裂の鼻形成手術に関することをまとめてみました。

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  • 口唇口蓋裂とそれに伴う鼻の変形

  • 生まれつき唇(くちびる)が割れているものを唇裂、上あご(口蓋)が割れているものを口蓋裂といい、両者を合わせて口唇口蓋裂(または口唇裂口蓋裂)と呼ばれることもあります。口唇口蓋裂にはいろいろな型があります。
    出典 :口唇口蓋裂とは
  • 唇裂:唇だけが割れています。唇の一部が割れているものを不全唇裂といいます。 唇顎裂:唇から歯ぐきまで割れています。 両側唇裂:唇が2ヶ所で割れています。 唇顎口蓋裂:唇から歯ぐきを通って口蓋まで割れています。 口蓋裂:唇は割れていなくて、口蓋だけが割れています。
    出典 :口唇口蓋裂とは
  • 口唇裂および口蓋裂

     

    図からもわかるように、口蓋裂のみの場合を除いて、全ての場合に鼻の変形が伴っています。

  • 口唇裂は口輪筋と呼ばれる、口の周りを丸く囲む筋肉の裂を伴い、このため鼻の変形もほぼ必ず伴います。
    出典 :口唇口蓋裂チーム|からだの専門診療部 形成外科| 診療科のご紹介|東京都立小児総合医療センター|子どもの病気全般(救急救命・先天性疾患・小児がん・外傷など)
  • 口唇口蓋裂と鼻形成手術とは?

  • 口唇口蓋裂の治療は、「10の法則」と言って、生後10週目に体重10ポンド(約4.6キロ)以上、血色素10%以上など3つの条件を満たしてから治療するのをお勧めします。
    出典 :口唇口蓋裂手術 | シンデレラ 整形
  • 口唇裂の手術
    手術時期:できるだけ早期の手術を提唱する施設もありますが,形態や機能の回復のために,より正確な手術を行うには,やはりお子さまの成長を待ってから行うのが良いと考えています。当科では生後3ヶ月以後,体重5kgを目安に手術を行っています。入院期間は10日前後になります。
    出典 :口唇裂・口蓋裂の治療について - 県立広島病院
  • 口輪筋をなるべく正常に近い形に再建し、正常な口腔機能の獲得を助け、また外見を整えることで患児の社会生活の質を高め、家族の精神的安静を得るために当院では生後2カ月前後で、鼻の形も同時に手術する方法をとって手術を行っています。
    出典 :口唇口蓋裂チーム|からだの専門診療部 形成外科| 診療科のご紹介|東京都立小児総合医療センター|子どもの病気全般(救急救命・先天性疾患・小児がん・外傷など)
  • 口唇口蓋裂の鼻形成手術は、医療機関によって開始時期が違ってきます。しかし、ほとんどの医療機関では生後3か月~6カ月の頃にするようです。早い時期に手術を行うところでは、術前の矯正を行うのがほとんどです。

  • NAMプレート

  • NAMプレートを用いた術前外鼻矯正

  • 口唇裂術後の外鼻変形を予防するためにナム(Nasoalveolar molding plate:鼻歯槽矯正プレート)を用いて、扁平となった鼻の形態を整え、比較的良好な口唇裂手術後の外鼻形態が得られるようになりました。
    出典 :鹿児島大学口腔顎顔面外科(旧第2口腔外科)
  • 口唇口蓋裂の鼻形成手術は1度ですむか?

  • 初回の口唇裂の形成手術後,口唇や鼻の変形が残ったり,瘢痕が目立ったりした時には,小学校就学前(幼稚園の年長時)に修正手術をします。
    出典 :口唇裂・口蓋裂の治療について - 県立広島病院
  • 外鼻修正術前

     

    鼻の形が変形してきています。

  • 外鼻修正術後

     

    綺麗に修正されましたね。

  • 鼻の修正は変形した鼻軟骨を露出して,正常な位置に修正,縫合することを行いますが,大がかりな修正術は,鼻軟骨の発育がほぼ終了する高校生頃に行うことになります
    出典 :口唇裂・口蓋裂の治療について - 県立広島病院
  • やはり1度の手術ですむのは稀な例となるんですね。
    個人個人の病状と成長に合わせて、何度か手術を繰り返す必要があるということです。

  • 鼻の形の変形さは夫々の差異があるため、手術の方法も様々である。一番ベーシックな過程は鼻柱の形を直して、その鼻柱を基準に両側の小鼻のバランスを取って形を整えること。
    出典 :口唇口蓋裂手術 | シンデレラ 整形
  • 口唇口蓋裂の鼻形成手術例 経過1

     

    17才~18才以降に、最終的に審美目的とも合わせて手術します。
    曲がっている鼻中隔と鼻柱を真っ直ぐに伸ばし、バランスを取ります。

  • 口唇口蓋裂の鼻形成手術例 経過2

     

    鼻の幅寄せ術(骨切り術)及び鼻翼形成術。そして、プロテーゼ使用の鼻筋整形を行います。

  • 口唇口蓋裂の鼻形成手術例 経過3

     

    上顎骨が整形不全である時には、鼻翼基部を形成術で高さ調節します。

  • 術前、術後

     

    これだけ治せるなら、本当に分からなくなりますね。

  • このように、口唇口蓋裂の鼻形成手術は、初めての手術の時に同時に行うことがわかりました。そして、1度限りではなく、成長に合わせて何度かしなければならないことも。最終的には、ほぼ美容整形といっていいくらいの手術を17歳くらいで行い、それが最後の手術となるのがほとんどのようです。