不妊治療薬・ルトラールで生理の周期や無月経も改善される?

ルトラールで生理の周期の改善を行う方は多いのではないかと思います。一方、ルトラールは不妊治療薬としてもよく知られていますね。それでは、どのような場合にルトラールが処方されるのか、ルトラールでの不妊治療とはどのようなものなのか、詳しく見て行くことにしましょう。

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  • ルトラールってどういう薬?

  • ルトラールは、経口黄体ホルモン剤であり、ピルとしての効果、そして黄体ホルモン維持の効果を持っています。妊娠中には黄体ホルモンが増え、子宮内膜が厚くなりますが、黄体ホルモンの維持ができなくなってしまったり、子宮内膜が厚くならなかったりした場合には、せっかく妊娠したとしても、流産してしまう可能性が高くなります。このようなときには切迫流産を防止する意味で、ルトラールを服用することがあります。また、連続服用を継続した場合には、排卵の阻止、生理の阻止というピルとしての役割も果たします。

  • ルトラールが処方される症状とは?

  • ・無月経症
    文字通り、生理(月経)がストップしてしまう状態を指します。これが起こる原因は、卵巣、子宮と、視床下部、下垂体との連携の崩れによるものです。
    ・月経周期異常
    通常の生理の周期は28日30日前後です。この周期が40日以上となっていたり(稀発月経)、反対にしょっちゅう生理のような出血が起こったりする(頻発月経)状態を指します。
    ・月経量異常
    目安としては、ナプキンをとり変えても1時間以内に再度取り換えなければならないレベルの経血を指します。また、塊になったドロッとした経血が頻繁に見られることもあります。反対に、生理時にナプキンの交換がほとんど必要なく、1日か2日程度で終了してしまう生理も場合も月経量異常とみなされます。
    ・子宮内膜症
    子宮の内部には、子宮内膜が存在しています。子宮内膜は本来、子宮の子宮以外の部分に存在することはありませんが、なんらかの原因により、子宮内膜が子宮以外の部分で増殖し、増殖と剥離を繰り返す状態を指します。
    ・黄体ホルモン機能の異常による不妊症
    黄体ホルモン機能の低下により、黄体ホルモンがうまく分泌されないことが原因となっている不妊症を指します。

  • ルトラールで生理の量が多くなる?

  • ルトラールは黄体ホルモン機能の調節を行う薬であり、服用することにより、子宮内膜が厚くなり、生理が遅れてくることがあります。その際の経血量はかなり大量になることもあり、ビックリしてしまう方も多いのではないかと思います。ですが、これは薬の作用によるものですので、慌てる必要はありません。もしも心配なのであれば、かかりつけの産婦人科で相談してみましょう。

  • ルトラールで妊娠するしくみとは?

  • 前述の通り、ルトラールはピルの役割を果たしますが、黄体ホルモンの分泌を促し、それを子宮内に留めて妊娠しやすくする、あるいは妊娠した状態を安定させるために用いられる薬です。たとえば、ルトラールを服用しているのにも関わらず、妊娠判定日になって出血を起こし、そこで諦めて服用を中止してしまった場合には、実際に妊娠していた胎児を流産してしまう可能性も出てきます。ルトラールの服用は、必ず医師の指示に従うことが重要であり、自己判断で量の調節を行ったり服用を中止してしまったりすることは避けましょう。

  • ルトラールの副作用について

  • どのような薬であっても同様ですが、副作用を起こしやすい薬というものがあります。ルトラールもその中のひとつ。ルトラールの副作用には、以下のような症状があります。
    ・不正出血
    ・吐き気や嘔吐
    ・乳腺の張り(痛みを伴うことが多い)
    ・下腹部痛
    ・手足のしびれ
    ・視力の低下
    このような症状は、服用を開始してから3カ月以内に現れることが多いといわれています。特に注意を払いたい症状は不正出血です。不正出血が起こった場合には速やかに産婦人科で受診し、子宮内部の状態について調べてもらいましょう。どのような場合であっても、自己判断は非常に危険です。