多発性骨髄腫の治療薬にはどんなものがある?多発性骨髄腫の新薬について

多発性骨髄腫の治療薬についてまとめています。我が国では患者数が少ない多発性骨髄腫ですが、全くゼロではありません。命を落とす方が多い多発性骨髄腫について理解を深めましょう。

view219

お気に入り お気に入り0

お気に入りに追加

  • 多発性骨髄腫とは

  • 多発性骨髄腫は白血病の類縁の病気です。
    出典 :多発性骨髄腫について
  • 血液の悪性腫瘍の一つ。悪性リンパ腫と同じく血液悪性腫瘍の中でも比較的多く見られる。
    出典 :多発性骨髄腫 - Wikipedia
  • 多発性骨髄腫はアフリカ系米国人に多い病気

  • 多発性骨髄腫はアフリカ系米国人(黒人)には多く発症し、その頻度は10万人あたり約9人です。
    出典 :多発性骨髄腫について
  • わが国を含むアジア諸国の発症は、人口10万人あたり2人程度と低いのです
    出典 :多発性骨髄腫について
  • 日本では少ない病気です

     

    多発性骨髄腫は日本では少ない病気です。発症する年齢は65~70歳がピークで、女性よりも男性に多く約60%を占めています。

  • 多発性骨髄腫の症状

  • 主要症状は、貧血、全身倦怠、脱力、体重減少、腰痛などです。
    出典 :多発性骨髄腫について
  • 多尿・多飲、食欲不振、疲労、意識レベルの低下、悪心・嘔吐などがあらわれます。
    出典 :多発性骨髄腫について
  • 免疫力が低下します

     

    多発性骨髄腫を発症すると免疫力が低下し、様々な感染症にかかりやすくなります。

  • 多発性骨髄腫の治療法

  • 化学療法が主な治療法になりますが、抗がん剤を多剤併用して治療を行います。
    出典 :多発性骨髄腫について
  • 通常化学療法には、標準療法とされるメルファラン/プレドニゾロン(MP)療法と、抗がん剤を3種類以上併用して全体の治療内容を強くした多剤併用療法があります。
    出典 :多発性骨髄腫の治療:[がん情報サービス]
  • 化学療法がメイン

     

    抗がん剤を数種併用したり、骨髄移植や放射線治療などが有効な場合があります。

  • 新薬が登場し優れた結果が!

  • 多発性骨髄腫は、2006年の時点では治癒が困難とされているがんであり、病気が進行してしまうと、通常の抗がん剤治療だけでは病勢のコントロールが難しくなってきます。
    出典 :多発性骨髄腫の新しい薬:[がん情報サービス]
  • しかしここ数年、抗がん剤やステロイドを使った従来の治療とは全く違う治療薬(=新規薬剤)が登場し、難治例や再発例に対して優れた治療効果が報告されています。
    出典 :多発性骨髄腫の新しい薬:[がん情報サービス]
  • 新薬のおかげで優れた効果が

     

    少し前までは治療が難しいとされていた多発性骨髄腫も、新薬の登場で優れた効果が報告されています。治療方針は1人1人異なるため必ずしも新薬を用いるわけではありませんが、多発性骨髄腫に有効とされる治療薬をご紹介します。

  • 多発性骨髄腫の新しい治療薬

  • ・サリドマイド

  • 催奇形性の薬剤として知られ、日本でも一時承認取り消しになった経緯があるも、有効性が提唱され、再承認された。
    出典 :多発性骨髄腫 - Wikipedia
  • 難治・再発に対する有効性の報告が、国内外から数多く発表されています。
    出典 :多発性骨髄腫の新しい薬:[がん情報サービス]
  • サリドマイド単剤が無効であっても、デキサメタゾンや化学療法と併用することによって相乗効果が期待され、50%近い患者さんに部分寛解が得られると報告されています。
    出典 :多発性骨髄腫の新しい薬:[がん情報サービス]
  • 従来の抗がん剤より副作用が少ないとされる薬

     

    従来の抗がん剤より副作用が少ないとされるサリドマイドですが、眠気、便秘、口渇は頻度が高く現れます。また服用期間が長くなる程深刻な副作用が現れます。そのため慎重に投薬が判断されます。

  • ・レナリドマイド

  • サリドマイドからの誘導体として開発され、催奇形性が少ないと言われている。
    出典 :多発性骨髄腫 - Wikipedia
  • サリドマイドの抗骨髄腫作用を増強し、かつ催奇形性(さいきけいせい:妊娠中に服用すると、胎児の器官形成に影響し、奇形が生じる危険性があること)や副作用を軽減することを目的に、誘導体の開発が進められてきました。
    出典 :多発性骨髄腫の新しい薬:[がん情報サービス]
  • 重篤な血球減少症を来すことがある点も明らかになったため、定期的に末梢血検査をする必要があります。
    出典 :多発性骨髄腫の新しい薬:[がん情報サービス]
  • サリドマイドの副作用を軽減

     

    サリドマイドの服用で起こる副作用を軽減することが明らかになっている一方で、重篤な血球減少症を来すことも明らかになっています。

  • ・ボルテゾミブ

  • プロテアソーム阻害剤で分子標的治療薬。海外では未治療の症例に対しても施行されている。
    出典 :多発性骨髄腫 - Wikipedia
  • 近年、難治性骨髄腫に対するボルテゾミブの有効性に関する報告が数多く発表されています。
    出典 :多発性骨髄腫の新しい薬:[がん情報サービス]
  • 再発までの期間や生存率に優れた結果が

     

    他の治療では効果が得られずボルテゾミブを選択する際には、重篤な呼吸器障害を招く可能性があるため注意が必要です。

  • おわりに

  •  

    治療が困難とされていた多発性骨髄腫も、新薬の登場により優れた結果が報告されています。我々の勝手な判断で治療薬を決めることはできませんが、一つの参考になれば幸いです。