膠原病と蕁麻疹の関係

膠原病をご存知ですか?原因不明の蕁麻疹に悩んでいる。以前から特定の場所に蕁麻疹ができやすい。という方、もしかしたらその蕁麻疹は、膠原病が関係しているかもしれません。

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  • 膠原病とは

  • 膠原病とは、ひとつの病気の名前ではなく、「感染症」や「腎臓病」と同じように、いくつかの病気が集まったグループを表す言葉です。皮膚や内臓の結合組織(いろいろな組織の間にある膠原線維などからなる部分)や血管に炎症・変性を起こし、さまざまな臓器に炎症を起こす病気の総称です。
    出典 :膠原病(膠原病) Q1 - 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会)
  • 人間の身体にはいろいろな細胞があり、その細胞同士を結びつけている結合組織が炎症することによって起こる、全身の病気を総称して膠原病と呼ばれています。なぜ総称してという表現になるかというと、結合組織は皮膚、関節、筋肉、血管など全身にあるので炎症の場所によってそれぞれ病名があるからです。
    出典 :膠原病の初期症状
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    膠原病とは病名ではなく総称なんですね。そして、膠原病にはこんなにも多くの病気があるのです。知っていましたか?

  • 蕁麻疹とは

  • じんましんは比較的よくある病気で、15~20%の人は一生のうちに一度は経験するといわれています。その原因は複雑で分かりづらく、よく知られるような食べ物や薬に対するアレルギー反応で起こるものだけでなく、暑さ、寒さといった刺激、日光、感染、運動などによっても発症する事があります。
    出典 :じんましん: 皮膚病情報センター
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    身近に良く起こる蕁麻疹もこんなに種類がたくさんあるのですね。

  • 膠原病と蕁麻疹の関係

  • 病変が膠原病の皮膚症状である場合は、蕁麻疹様血管炎と呼ばれ、単純な蕁麻疹とは異なります。血管炎をみるためには、直接、皮膚の一部を手術的に採取(検体)して、顕微鏡や免疫手法を用いて、皮膚の変化を検査します。
    出典 :慢性蕁麻疹(まんせいじんましん)/千葉県
     

    見た目は同じでも、単純な蕁麻疹とは異なる蕁麻疹があるのですね。

  • 通常の蕁麻疹では病変部の皮膚組織を一部切除して標本を作製し顕微鏡で観察すると、皮膚の異常はほぼ浮腫(水ぶくれ)のみです。しかし、長時間持続する蕁麻疹では浮腫とともに血管が傷害され、白血球が集まっているという「血管炎」の像がみられます。また、血液検査で免疫反応にかかわる補体というタンパク質が低下することが多くみられます。
    出典 :日本アレルギー学会:一般の皆様へ/アレルギーの病気についてQ&A:蕁麻疹Q21
  • 蕁麻疹様血管炎とは

  • 蕁麻疹様血管炎では、24時間以内に自然消退することが少なく、かゆみより痛みを伴い、紫斑や出血班が残るなど、通常の蕁麻疹とは異なる症状があります。さらに、発熱、全身倦怠、関節炎などの全身症状を伴う時は、蕁麻疹も、膠原病に伴う症状である可能性が出てきます。
    出典 :慢性蕁麻疹(まんせいじんましん)/千葉県
     

    なかなか消退しない蕁麻疹がある場合、それは蕁麻疹ではなく、蕁麻疹様血管炎かもしれません。そして、その背景には膠原病があるかもしれません。心配な蕁麻疹が出た場合は、病院にて検査してもらいたいですね。

  • 蕁麻疹様血管炎の治療

  • 蕁麻疹様血管炎に掛かってしまった場合、まずは原因を特定するための基礎疾患が無いかどうかなどの検査が行われます。基礎疾患が見つかれば、それに適した治療が行われますが、まず蕁麻疹様血管炎の痒みが辛い場合などは抗ヒスタミンなどの薬が処方されます。
    出典 :蕁麻疹様血管炎について
     

    基礎疾患の治療が一番なので、早く病院受診し、原因を判明してもらうことが大切です。

  • 蕁麻疹様血管炎の治療は、通常の慢性蕁麻疹の治療とは異なり、抗ヒスタミン薬だけでは効果が不十分であるため、ステロイドの内服が必要になります。
    出典 :蕁麻疹様血管炎 | 住吉皮膚科ブログ