冬になるとうつになる!?「季節性感情障害」とは

毎年冬になると、気持ちが落ち込んだり、やけに眠たくなったり、食欲が増したり…。そんな症状に心当たりはありませんか? 実はこれ、うつの一種なんです。今回は、特定の時期にだけ現れる、ココロの乱れ=季節性感情障害について解説します。

  • mix 更新日:2013/12/17

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  • ただの食べ過ぎ? それとも...

  • 「このごろ食べ過ぎかも...。まあ"食欲の秋"だし」
    「最近、寝ても寝ても眠い。疲れてるのかな?」

    こんな症状に心当たりのある人は要注意。もしかしたら、ココロのSOSサインかもしれません。

    もちろん、食欲の秋といわれるくらいですから、秋から冬にかけて食欲が増すことはあります。また、気温もグッと下がるため、外に出るのがおっくうになる、気分が沈むという方は多いと思います。そうした症状が見られるからといって、即「ココロの病かも?」と思う必要はありません。

    ただし、

    ● チョコレートなどの甘いもの、菓子パンや甘いお菓子などの炭水化物食品に対する食欲が強くなった
    ● 朝起きるのがとてもつらくなり、1日に10時間以上寝ても眠気がとれなかったり、日中にも眠気を感じるようになった

    などという場合は、「季節性感情障害」の可能性が考えられます。
    出典 :冬になるとうつになる!?「季節性感情障害」
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    チョコやケーキ、菓子パンなどへの食欲が急に強くなったなら、要注意かもしれません。

  • 「うつ」の症状にも、いろいろあるんですね。



  • 「冬季うつ」って何?

  • うつ病は「気分障害」の1つなのですが、気分障害は大きく分類すると、
    ● 抑うつ症状だけが現れる「大うつ病」(いわゆる、うつ病)
    ● 抑うつ症状と躁(そう)状態の両方が現れる「双極性障害」(躁うつ病)

    の2つがあります。

    このうち「大うつ病」の症状※が冬場(10月から12月)に現れて、翌年の春(3月頃)にはなくなってしまう場合を、「冬季うつ病」と呼びます。

    原因と考えられているのは、「日照時間」です。
    私たちが日中に太陽の光を浴びると、目から脳にそれが伝わり、夜の間にメラトニンというホルモンが分泌されます。しかし、冬場になり太陽の光を浴びる量が減ってしまうと、このメラトニンが十分に分泌されなくなってしまいます。

    メラトニンには、睡眠を調整したり、体内時計や自律神経を整える働きがあるため、分泌量が減るとそれらが乱れて、睡眠と覚醒のリズムが乱れたり、疲れやすくなったり、食欲がコントロールできなくなったりすると考えられているのです。
    出典 :冬になるとうつになる!?「季節性感情障害」
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    冬季うつの原因は、日光に当たる時間が少なくなることだと考えられています。

  • 太陽の光が関係しているなんて、驚きです。



  • 「冬季うつ」と通常のうつ病はどこが違う?

  • 通常のうつ病は季節に関係なく発症しますが、「冬季うつ」が出現するのは毎年一定の期間だけで、それ以外の時期は元気なことが多いです。これが、冬季うつと通常のうつ病の最大の違いです。

    また、発病のきっかけも異なります。
    通常のうつ病は、真面目で責任感が強く、完ぺき主義の人がなりやすく、親しい人の死や別れ、失恋や失業などのつらい出来事、結婚や引っ越しといった大きな変化が主なきっかけになることが知られています。

    一方、「冬季うつ」は、前述のように日照時間が大きく影響しているため、赤道から離れた緯度の高いところへ転居することになったり、仕事がかわって日中太陽を浴びる機会が減って生活リズムが乱れたりすることなどが、発病のきっかけとなる場合があります。

    また、通常のうつ病も、男性よりも女性の方がかかりやすいのですが、「冬季うつ」では特にその傾向が顕著だといわれています。欧米では、女性は男性の3倍~4倍もかかりやすく、女性の中でも特に20代が多いそうです(ただ、日本では男性の方が多いというデータもあるようです)。
    性格的には、ストレスを多く抱えていたり、穏やかで感情豊かな性格の人が発病しやすいといわれています。
    出典 :冬になるとうつになる!?「季節性感情障害」
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    うつ病は女性の発症率が高く、冬季うつもその傾向にあります。

  • 女性は男性の3~4倍の発症率‥。ストレスを溜めやすいのでしょうね。



  • 自分でできる「冬季うつ」対策

  • 「冬季うつ」は、日照時間の不足と、それにともなう体内時計や自律神経の乱れが原因と考えられます。以下4つの対策で、体内時計をしっかりと働かせ、自律神経を整えることがポイントです。

    ● 光を浴びる
    朝起きたら、まず朝の太陽の光を浴びましょう。日中も、太陽を浴びる機会を意識的に作ることが大切です。また、部屋の照明 を明るくしたり、南の島など日照時間の長いところへ休養旅行したりするのもよいでしょう。

    ● 生活リズムを整える
    なるべく同じ時間に起きるようにする。規則正しい食生活を心がける。眠り過ぎないように睡眠を制限するなど、生活リズムを 整えましょう。

    ● 運動する
    外でウォーキングするなど、体を動かす習慣をつけましょう。時間が取れず難しい場合は、部屋の片付けや家事で積極的に体を 動かすなど、できることからはじめましょう。

    ● 食べ物を工夫する
    セロトニンの材料となるトリプトファンを多く含む食材(肉、魚、大豆などのタンパク質)や、トリプトファンの吸収を助ける 食材(炭水化物、バナナ、さつまいも、レバーなど)を摂取しましょう。また、温かい飲み物を飲むのもよいでしょう。
    出典 :冬になるとうつになる!?「季節性感情障害」
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    朝起きたらカーテンを開け、太陽の光を浴びましょう。

  • 上手に季節と付き合っていくことが大切なんですね。