もし脳梗塞になったら、一刻も早く病院へ! 心と身体のリハビリと後遺症

日本では患者数約150万人、毎年約50万人が発症するとされ、心筋梗塞や癌と並んで三大死因のひとつとされている脳梗塞。一命をとりとめても、高い確率で後遺症を残して要介護となるので、恐れられています。ここでは、脳梗塞の後遺症と、心と身体のリハビリについてまとめてみました。

  • LOL 更新日:2013/08/14

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  • もしかして、脳梗塞? どうしたらいいの?

  • いずれにしても本人や家族が何かおかしいと感じたら1分でも早く専門の医師のいる病院に行くことです。また、普段から脳卒中が起こったらここ、心臓発作らしかったらこの病院などと考えておくことが必要です。
    出典 :脳梗塞 - goo ヘルスケア
  • 脳梗塞・脳出血をまとめた脳卒中は、よほど処置が早かったという場合や、一過性虚血発作などでない場合、高い確率で後遺症が残ります。これは脳細胞は一旦破壊されてしまうと、再生が利かないということに起因しています。

    検査等で見つけて対処したのなら良いのですが、多くの場合は発作で倒れるなど、はっきりとした脳梗塞の症状が出てから搬送・入院して処置を受けることになります。そうなるとやはり高い確率で脳細胞は壊死が起こっており、同じく高い確率で何らかの後遺症が残ってしまいます。
    出典 :起こりやすい後遺症 | 脳梗塞ココが知りたい!
     

    後遺症を残さないためには、脳梗塞の早期発見が一番ですが、
    次に、主な脳梗塞の後遺症を挙げます。

  • 1.運動の障害

  • 脳梗塞の後遺症の中でも代表的な症状が片麻痺です。運動にかかわる神経が妨げられて片方の手足に麻痺が起こる状態です。障害を受けた脳とは左右逆側の手足に麻痺が出現します。麻痺の程度は、軽度のものから重度のものまで様々です。軽度であれば完全に麻痺が回復する場合や機能的に問題がなくなる場合もあります。しかし、様々の程度の麻痺を残す場合があり、下肢の麻痺について述べると、歩行につえや歩行器を要したり、筋力を補完するための装具を要したり、移動に車いすを要する場合などがあります。
    出典 :脳梗塞の後遺症 【MY介護の広場】
     

    日本神経学会専門医・村上秀友
    脳梗塞の後遺症より

  • 脳梗塞の後遺症として非常に多いのが、「片麻痺」「半身麻痺」と呼ばれる症状です。
    片麻痺とは、体の片側、右か左かどちらかの半身で麻痺が発生するという症状であり、脳梗塞で特に多くなる症状です。脳出血の場合でも発生はするのですが、どちらかという損傷範囲が限定される脳梗塞の方に多く見られる症状です。

    片麻痺への対応、リハビリとしては、マッサージや外部から動かすなどで症状の軽減を図ると共に、拘縮を避けるのが重要になります。特に、手足などが関節部分で折れ曲がった後動かせなくなる拘縮はその後の機能回復などにも大きな影響を及ぼすため、出来る限り早い段階からリハビリを始めるなどの対応をする必要が有ります。
    出典 :片マヒ・半身マヒ | 脳梗塞ココが知りたい!
     

    最も多い脳梗塞の後遺症麻痺は、早い段階からのリハビリが必要です。

  • 2. 発声や嚥下の障害

  • 声を出したり、物を飲み込んだりする時に動くのどの筋肉も影響を受けることがあります。脳梗塞により喉の筋肉の動きが悪くなると、発声や嚥下がうまくできなくなり、いろいろな対策が必要になります。嚥下がうまくできないと、口に入れた食べ物やつばが気管支や肺に入ってしまい、生命にかかわる肺炎を起こす危険性があります。そのため、のどを通らずに食べ物を胃に入れるための「胃ろう」というチューブを腹の表面から胃に通すこともあります。
    出典 :脳梗塞の後遺症 【MY介護の広場】
     

    嚥下(えんか)とは、飲み込む行為のことです。

  • 3. 言語の障害

  • 左脳に言語中枢があるため、左脳の脳梗塞により言語の理解や表出(話すこと、書くことなど)が不自由な失語症になることがあります。失語症の代表的なものを挙げると、他人が話すことは理解できるが自分が考えていることを流暢に話せない「ブローカー失語」や他人が話すことが理解できず自分が話す言葉が意味を成さない「ウエルニッケ失語」、言葉を理解することも話すことも出来ない「全失語」などがあります。

    これらの失語症は、リハビリテーションにより改善することも多いので、じっくりとリハビリテーションに取り込むことが必要です。
    出典 :脳梗塞の後遺症 【MY介護の広場】
  • 脳にある「ブローカ野」は、左脳前頭葉の端っこに存在している領域ですが、主に言語処理、特に「自分から発話する場合の言語処理」を担っている部位です。ここが損傷して起こる失語症は特に「ブローカー失語症」と呼ばれて区別されます。

    ブローカー失語症の具体的な症状の特徴としては、「言語が理解はできるが、発語するのに障害がある」という状態になることです。特に、発話のための運動機能に対しての障害が大きく、うまく話すことができなくなります。

    加えて、障害されるのは音声発話だけではなく、筆記などにおいても問題が見られるようです。この場合、文法的に入り組んだ複雑な文章を作ることができなくなり、内容的にストレートな表現をした簡素な文章のみ扱えるようになります。

    もう一つの失語症としてよく見られるのが、「ウェルニッケ失語症」です。これはブローカー失語症と同じように左脳に存在している「ウェルニッケ野」という部分が損傷することによって起こる症状で、主に「言語を聞き取れなくなる、理解できなくなる」という症状で表れます。

    また、流暢に話すことは出来るのですが、本人が言語理解を損傷していますので「聴きやすいけれど、全く意味のわからない言葉」をしゃべるというのも特徴です。
    出典 :失語症(ブローカー失語症・ウェルニッケ失語症) | 脳梗塞ココが知りたい!
     

    失語症では、脳梗塞で損傷を受けた脳の部位によって症状が違ってきます

  • 4. 失認、失行

  • 脳は、視覚や聴覚など様々な感覚により得られた周囲に関する情報を統合し、空間や状況を意識したり、状況を判断し自らの行動をうまく行うための調整をしたりする機能を持っています。そのため、それらが損なわれた場合、失認、失行といった症状が現れます。

    失認は大脳の一部が破壊されることで、感覚器は完全なのに、対象となる事物を認識できない状態で、失認でよくみられるのは、左半側空間失認です。自分からみた左側半分の空間が認識できず、左側にあるものを無視します。そのため、左にあるものにぶつかることや食事の際は食器の右半分のものだけを食べることがあります。失認がみられる場合、家族は患者さんが左側を認識できないということを念頭に入れて接することが大切です。

    失行とは、手足などの筋肉が麻痺しているわけではないのに、ある行為がうまく行えなくなる症状です。例えば洋服を着られなくなる、コインをつまんで取り上げられなくなることなどがあります。
    出典 :脳梗塞の後遺症 【MY介護の広場】
  • 脳機能の仕組みを考える上でも興味深いのが、「半側空間無視」という症状です。
    これは脳梗塞などで脳の片側半球がダメージを受けるとそれに対応した側からの情報・感覚を認識できなくなってしまうという症状です。主に右脳損傷による左側空間無視がよく見られます。

    半側空間無視が、外の環境に対しての無視であるなら、半側身体失認は自分の体に対する無視です。こちらも同じく、脳の半球がダメージを受けることで起きてくる症状です。左右どちらでも有り得ますが、失語症との絡みで症状を訴えられることが多いのは左側身体失認となります。

    半側身体失認の症状が出ている人は、自分の体のどちらか半分の存在を認識できない、認識し難くなっています。

    これは、「存在しているのをわかっていても感じられない、動かせない」という片麻痺とは異なり、「問題なく動かせるし、感覚も有るのに、意識から半身の存在が抜け落ちる」というものです。
    出典 :半側空間無視 | 脳梗塞ココが知りたい!
     

    半側空間無視
    http://www.gotocss3.com/09/post_53.html

    半側身体失認
    http://www.gotocss3.com/09/post_54.html

  • 意図した動作が行えない、指示された動作が行えない、そもそも「体をどう動かしたら良いのかが全く理解出来ない」状態になる症状のことを失行症といいます。この失行症は軽度のものから重度のものまで様々な形で現れます。

    軽いものであれば動作が全般にギクシャクする、複雑な手順の動作を行えなくなるといったところですが、重くなっていくと目の前で行われた動作を反復できない、動作自体が思い浮かば無いといった状態になり、甚だしければ自発的に意味ある動作がほとんどとれなくなります。

    日常の中での具体的な例としては、「お茶っ葉を入れてから急須にお湯を注いで、少し待ってから湯のみに注ぐ」という連携動作が取れずに「空の急須にお湯を注いでしまう」という例や、「歯ブラシと歯磨き粉が有っても、歯ブラシをどう使って良いかが想起できず、歯磨き粉をそのまま口に持っていく」などというパターン、そして「服の上下左右などがうまく認識できず、裏表や上下が逆の状態で着てしまう。手はちゃんと動くのにボタンを閉める動作が取れない」などの行動障害が出てきます。
    出典 :失行症 | 脳梗塞ココが知りたい!
  • 脳の運動機能に関係する部分が壊死してしまえば、マヒが残ることが予想されます。
    ・・・
    脳の知的中枢ならば、痴呆などを引き起こす場合もあります。
    さらに感覚障害、言語障害(思ったことを話せない、相手が言っている意味が分からなくなるなど)、
    失読(字が読めなくなる)失書(マヒではないのに、字が書けなくなる)妄想や気分・感情の異常、記憶障害などの精神症状、尿失禁(尿意が分からなくなり、失禁してしまう)といった障害があらわれます。
    出典 :脳梗塞の種類や症状,後遺症と治療法についてご説明いたします
  • 5. 人格や精神面の変化

  • 脳梗塞により脳の前頭葉(前の方)や側頭葉(側面の下部)などがおかされると、注意力や集中力の低下、やる気がなくなる、感情や行動の抑制がきかなくなる(突然泣いたり怒ったりする)などの行動や精神面の症状が現れ、良好な対人関係を築き、良好な社会生活を送ることが困難になる場合があります。

    これらの後遺症に対して適切なリハビリテーションを含めた治療や周囲の人からの働きかけや介護がないと、脳梗塞の後遺症に加えて全身状態や精神状態の悪化ももたらされます。すなわち、後遺症による不自由さから自分から活動せず、他人との接触を避けるようになると、廃用症候群が悪化して寝たきりになることや、楽しみを感じることも減り、うつや認知症の悪化を招くことがあります。
    出典 :脳梗塞の後遺症 【MY介護の広場】
  • 後遺症に対して適切なリハビリテーションを含めた治療や周囲の人からの働きかけや介護がないと、脳梗塞の後遺症に加えて全身状態や精神状態の悪化ももたらされます。すなわち、後遺症による不自由さから自分から活動せず、他人との接触を避けるようになると、廃用症候群が悪化して寝たきりになることや、楽しみを感じることも減り、うつや認知症の悪化を招くことがあります。
    出典 :脳梗塞の後遺症 【MY介護の広場】
     

    日本神経学会専門医・村上秀友
    脳梗塞の後遺症より

  • リハビリや周囲の人の働きかけで、心と体の状態を保つ

  • 患者・家族・医療チームの連携

     

    患者
    医療チーム
    家族
    友人
    仕事
    同病者
    グループカウンセリング
    体験記
    闘病記

  • 脳梗塞など脳卒中全般の治療において、欠くことのできない役割を果たすのがリハビリです。
    脳梗塞はその性質上、一旦発作が起きて脳細胞が破壊されてしまえば、その破壊された脳細胞を復活させる手立ては有りません。それは取りも直さず、通常の医療手段で失われた機能の復活が難しいことも意味します。

    しかし、同時に人間の脳にはある程度の柔軟性・冗長性が有るため、ある場所が破損してそれに対応した機能が障害を起こしたとしても、別の箇所で機能の肩代わりをさせることがある程度可能であったりします。このような機能の再構築を促すのに重要な役割を果たすのがリハビリです。
    出典 :リハビリの目的 | 脳梗塞ココが知りたい!
  • 脳卒中・リハビリ革命 1 - YouTube

  • 脳梗塞・後遺症・リハビリの体験記

  • 脳梗塞を予防するには

  • 脳卒中の危険因子のところで書いたように、脳梗塞が起きやすいのは高齢者です。また男性に多いのですが、他の危険因子である高血圧、糖尿病、脂質異常症、心臓病、ストレス、喫煙、大量飲酒、脱水、肥満などは、いずれもいわゆる生活習慣に関係したものです。
    脳梗塞の予防はまず生活習慣を正し、かかりつけ医の指導に従って、治療すべき生活習慣病を早めに治すように努力することが必要です。
    出典 :脳梗塞 - goo ヘルスケア