月経不順、過多月経の方は要注意!!不妊にも繋がる多嚢胞性卵巣症候群とは?

近年、多嚢胞性卵巣症候群に悩む女性が増加しています。芸能人が告白したことで話題にもなりました。多嚢胞性卵巣症候群はどんな症候群で、どのような症状の時に注意すべきでしょうか?原因、治療法は?

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  • 多嚢胞性卵巣症候群とは

  • 多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん、英: Polycystic ovary syndrome:PCOS)とは、女性の排卵が阻害されて卵巣内に多数の卵胞がたまり、月経異常や不妊を生じた病態。
    出典 :多嚢胞性卵巣症候群 - Wikipedia
     

    何だか難しい言葉が出てきました。

  • この病気の特徴は、まず、超音波検査をすると、卵巣の表面にネックレスのように小さな嚢胞が多数並んでいる(ネックレスサイン)のが確認できます。
     病理学的には、嚢胞が多数存在するとともに、白膜肥厚(はくまくひこう)がみられます。つまり、卵巣の表面がかたくなってしまい、破れにくく、排卵しにくくなっているのです。
    出典 :多嚢胞性卵巣症候群 とは - コトバンク
  • polycystic ovary by Je Hyuk Lee

     

    ネックレスサインの超音波診断画像です。
    黒いネックレスのように写っているのが卵胞です。

  • 典型的なpolystic ovary by あみウイメンズクリニック

  • 卵巣にはたくさんの卵細胞があり、平均して月にひとつずつ成熟し、排卵します。卵細胞は卵胞という袋に包まれていて、発育するにつれてこの袋が大きくなっ ていき、およそ2cmくらいの大きさになると破裂して、卵胞の中の液体とともに卵細胞が排卵されます。

    多嚢胞性卵巣症候群とは卵胞が卵巣の中にたくさんでき、ある程度の大きさにはなるのですが、排卵がおこりにくくなる病態です。

    多嚢胞性卵巣症候群というのは長い名前のために、「polycystic ovary syndrome」という英語の病名の頭文字をとって、PCOSまたはPCOと呼ばれます。

    出典 :PCO(多嚢胞性卵巣症候群)の基礎知識 【みむろウィメンズクリニック】不妊治療相談 問診票 子宮卵管造影 通気通水法 超音波検査:町田駅ターミナル口 厚木駅
  • 多嚢胞性卵巣症候群は、「月経不順(生理がきちんとこない)「血液中のLH(黄体化ホルモン)の値がFSH(卵胞刺激ホルモン)よりも高くなる」「超音波で左右卵巣に多くの小さな卵胞がたくさん認められる(首飾りのように見えるネックレスサイン)」の3つがそろった場合を言います。
    出典 :ABC不妊治療Q&A百科事典 分類別Q&A過去ログ
  • 日本産科婦人科学会(日産婦)は2007年、PCOSをより確実に診断できるよう診断基準を作った。欧米では多毛や肥満がPCOSの典型的な症状とされるが、日本では排卵障害が主な症状で、違いがあるためだ。

     基準では、〈1〉月経異常がある〈2〉卵巣に多数の小さな卵胞が確認できる〈3〉血液中の男性ホルモンが高い、または「黄体形成ホルモン」の値が高くて「卵胞刺激ホルモン」が正常――を挙げ、〈1〉~〈3〉の全てを満たす場合にPCOSと診断する。
    出典 :多嚢胞性卵巣症候群…治療で妊娠・出産の機会
  • 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の症状

  • 多嚢胞性卵巣症候群にみられる最も多い症状は、月経の異常です。異常の程度はさまざまで、続発性無月経、無排卵月経、単に月経周期が長いなどがみられます。
    出典 :一般不妊治療|三重県津市 西山産婦人科不妊治療センター[不妊一般治療・体外受精・顕微授精]
  • 50%の方には卵巣に異常はありません。あくまでも卵巣の異常は多くの症状の一つにすぎないと言われています。

    卵巣の異常が様々な症状を引き起こしているわけではなく、インスリン抵抗性が原因で引き起こされています。
    出典 :インスリン抵抗性・多嚢胞性卵巣症候群(PCOS) | 渋谷セントラルクリニック ダイエット・アンチエイジング・ナチュラルホルモン補充治療
     

    月経異常の方は多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の事も頭に入れておきましょう。

  • 月経不順(希発月経)と肥満、日本人ではあまり多くはありませんが、多毛がみられる場合もあります。肥満ではない方にも、この疾患はみられます。肥満のある方は高インシュリン血症、耐糖能異常があり、糖尿病を合併していたりします。肥満のない方には高インシュリン血症はありません。
    高プロラクチン血症が合併していた場合は、乳汁漏出があります。
    出典 :多嚢胞性卵巣症候群 - リプロダクションセンター
     

    肥満は多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)によく見られる症状ですが、肥満でない方もいらっしゃるようです。

  • 1)生理が時々抜けたり、周期が長い(35日以上)。しばらく来ないときもある。
    2)しばらく来なかった生理が来ると、出血量が多い。
    3)ニキビが多い、または思春期に他の人よりニキビが多かった。
    (顔のほか、背中や胸にもニキビがある、またはできた。)
    4)顔や手足の指、背中などの毛が濃い。姉妹、両親の毛が濃い。
    5)家族に糖尿病の人が多い。
    6)疲れやすく、いぼができやすい。(脇、首回り、股間や性器)
    7)脂性肌。体重増加。痩せにくく、特にお腹周りに脂肪が多い。
    8)フケが多く、抜け毛が多い。脱毛している部分がある。
    出典 :不妊の原因として急増中。多嚢胞性卵巣症候群 | ラルーン
     

    多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)かなと思う方へのチェック項目です。あてはまるものはありましたか?

  • 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の原因

  • PCOSの原因には諸説もあり、未だにはっきりとは解明はされていません。しかし現在のところは内分泌異常、卵巣の形態的変化、副腎の問題、遺伝子説、あるいは糖代謝の異常などが考えられています。
    出典 :多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の原因
     

    原因の解明はなされていません。「これではないか?」と言う説はいくつか出てきているようです。

  • 近年、PCOS 多嚢胞性卵巣症候群の発症率が高くなっているのは、たんなる肥満だけでなく、過激なダイエットとリバウンドの繰り返しによる体重の急激な変化なども影響をしているのではないかとも考えられています。

    出典 :PCOS 多嚢胞性卵巣症候群の症状:病気の症状辞典
     

    多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)に限らず、ダイエットの繰り返しは身体への負担が大きいものです。美容だけではなく、健康面にも気を配りたいものですね。

  • 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の治療

  • 残念ながら、根本的な治療法は今のところ確立されていません。
    ただし、PCOSの病態が耐糖能異常(糖尿病など)と深い関係があることがわかってきているため、経口血糖降下剤の内服が有効な場合もあります。この治療法はPCOSの患者さんの中で、肥満や耐糖能異常がある場合はかなり効果が期待できます。

    PCOSに対する対処法は、患者さんのバックグラウンド、つまり年齢、結婚しているかどうか、妊娠の希望あるかどうかにより異なります。
    出典 :多嚢胞性卵巣症候群(PCOS) | あみウイメンズクリニック
     

    根本的な治療は確立していませんので、妊娠の希望があるかどうかで対処療法が分かれるそうです。

  • さしあたり妊娠の希望がない場合は、月経を周期的におこすような 治療 を行います。これには、カウフマン療法とよばれるホルモン療法や、低用量ピルなどのホルモン剤を使います。
    出典 :多嚢胞性卵巣症候群なあに(2) [不妊症] All About
     

    妊娠の希望がない場合は月経異常や肥満、多毛などの症状を改善する処置が取られます。

  • 妊娠を望む女性には,不妊治療を施す
    出典 :多嚢胞性卵巣症候群: 月経異常: メルクマニュアル18版 日本語版
  •  PCOSの治療には、排卵誘発剤の使用が有効ですが、多胎妊娠(たたいにんしん)(「多胎妊娠とは」)や卵巣過剰刺激症候群(らんそうかじょうしげきしょうこうぐん)がおこる頻度が高くなります。
    出典 :多嚢胞性卵巣症候群 とは - コトバンク
     

    妊娠の希望がある場合には排卵誘発剤での治療が行われます。

  • 多嚢胞性卵巣症候群でクロミッドやセキソビットを使った療法やHMG-HCG 療法を施しても、排卵が起きにくい時には腹腔鏡手術が行われるときがあります。

    腹腔鏡手術とは、体の数カ所(主にへその下と両脇腹)に数センチの穴を開けてそこからカメラや鉗子を入れて手術を行うことです。POCSの場合は、卵巣の表面に20~30カ所の穴を開ける、もしくは表面を焼灼する手術を行います。
    出典 :多嚢胞性卵巣症候群と腹腔鏡手術
     

    ホルモン療法でも排卵しにくい場合は腹腔鏡手術も適応になります。

  • 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)のメリット

  • 一生、生理不順とつきあっていかなければならないのかと憂鬱になる方もいるかもしれませんが、良い点もあります。
     通常は、卵子は、加齢とともに徐々に減少し、35歳ころより急激に減少し、40歳以上で枯渇してしまいます。卵子の枯渇は不妊に直結します。
     ところが、多嚢胞性卵巣症候群の方は、うまれつき、卵巣内の卵子数が非常に多く、卵子の減少スピードも遅いことがわかっています。
     したがって、比較的高齢になったときに卵巣年齢が若く、体外受精などの治療を行った場合も採卵数が多く、高齢でもある程度の妊娠率が期待できるという点が良い点です。

     通常の体質では40歳以上の妊娠はなかなかむずかしいのが現状ですが、多嚢胞性卵巣症候群の方は40歳以上でも妊娠する可能性があるといえます。
    出典 :医療法人社団いちご会美加レディースクリニック
     

    辛い多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)ですが、実はこんなメリットもあるそうです!!よい点もあるのだとわかれば、諦めずに付き合っていく勇気も涌きますね。