口唇裂の手術は、生まれてすぐにはしないほうが良いようです

口唇裂の手術とは生まれてきた赤ちゃんが胎児の状態の時に顔面の形成の段階でなんらかの原因で、口の形成が不完全な状態で生まれくる病気です。
手術で治療は可能ですが、生まれてすぐに手術はしないようがいいようです。

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  • 口唇裂とはどんな病気?

  • 口唇裂(こうしんれつ)は「みつくち」、すこし前では兎唇(としん)とも呼ばれていました。 しかし、このような呼び名は差別表現ということから、最近では学術用語の口唇裂(こうしんれつ) や唇裂(しんれつ)が用いられています。生まれつき上口唇(うわくちびる)の皮膚と筋肉に 裂け目が生じたものです。
    出典 :口唇裂とは?
  • 赤ちゃんの口や鼻などは、いろいろな突起(発生学でいうところの)が癒合して形つくられます。 妊娠して4週になると赤ちゃん(胎児)の顔面がつくられます。
    出典 :口唇裂とは?
     

    胎児は4週頃から顔面が形成されます

  • 最初は前頭突起の下方部に口の元ができます。ついで左右の側方から上顎突起と外側鼻突起が顔面中央部に集まり、頬と上唇と鼻の側方部がつくられます。
    出典 :口唇裂とは?
  • 7週ごろになりますと顔面中央の内側鼻突起という突起が、左右にある外側鼻突起や上顎突起と癒合しながら顔面中央部の鼻と上唇そして将来的に切歯(前歯)が生える部分の顎をつくります。
    出典 :口唇裂とは?
     

    7週ごろから花の突起が形成されます

  • 口裂症には片側は裂けるのと両側が裂ける場合があります

     

    画像は両側が裂けている両側完全唇裂です

  • 原因は遺伝的因子(家族や親戚に多いなど)や環境因子(母親の出産年齢や内服薬、感染症、妊娠中のトラブルなど)が複雑に関係して発現するといわれていますが、患者さんひとりひとりの原因をはっきり特定することは困難です。
    出典 :【形成外科】 口唇裂・口蓋裂・顎裂の治療・手術 順天堂大学医学部附属順天堂医院
  • 口唇口蓋裂の手術

  • 手術までは手術のための前療法を行います。
    裂がそれ以上拡がらないように、また両側唇裂の場合は中間顎(割れ目と割れ目の間)が前の方に出てこないようにテーピングをして、おうちでも交換できるよう指導します。
    出典 :【形成外科】 口唇裂・口蓋裂・顎裂の治療・手術 順天堂大学医学部附属順天堂医院
     

    手術をする前にはいくつかの全準備が必要です

  • 口蓋裂を合併している場合は当院の歯科口腔外科へ受診してもらい、口蓋床(ホッツ床)と呼ばれる装具の型取りをします。
    出典 :【形成外科】 口唇裂・口蓋裂・顎裂の治療・手術 順天堂大学医学部附属順天堂医院
  • これは哺乳の補助と良好な歯槽の形態を誘導する効果があるものです。出来上がりまで約1週間かかり、作成後はほぼ24時間装着したまま過ごしてもらいます。
    出典 :【形成外科】 口唇裂・口蓋裂・顎裂の治療・手術 順天堂大学医学部附属順天堂医院
  • 口唇裂形成手術

  • 口唇裂手術は所要2時間ほどです。
    手術日の夕方より母乳やミルクを経口で飲んでもらっています。経管チューブなどは使いませんので、術後早期に普段に近い日常生活を過ごすことができます。
    出典 :【形成外科】 口唇裂・口蓋裂・顎裂の治療・手術 順天堂大学医学部附属順天堂医院
     

    手術する病院によってはチューブ無しでするので、その場合は術後はほぼ普通の日常生活が可能です

  • 口裂症の手術の直後から2か月後の画像

     

    手術後のヌイ上りと比べて2か月後は縫合の糸も取れて手術の後はほぼ消えてますね

  • 口唇裂の初回手術は通常生後3ヵ月頃に行われます。その理由として、3ヵ月までには体重も6kgを超え、患児の体力がついてくることと、1ヵ月健診も終えて出生時には診断されなかった合併症もある程度診断されることが挙げられます。
    出典 :口唇口蓋裂|東京大学医学部附属病院 顎口腔外科・歯科矯正歯科
  • 手術するからには赤ちゃん体力もある程度つけておかないといけません。
    生まれたからすぐ手術するのではなく、体力がついてくる3か月以降が良いのですね